『アレキサンドライトSの穴馬探し予想PART1』シベリアン

「アレキサンドライトS」の
穴馬探しをお届けします。

アレキサンドライトSは
土曜に中山のメーンとして
行われる準オープン戦です。

普段から週末に行われる
平地3重賞の展望を
お届けしている当欄ですが、
平地3重賞が施行されない週は
さらに別レースも取り上げて
展望をお届けしています。

次週末に行われる平地重賞は
AJCC、東海Sの2クラのみ。

そこで今週は土曜中山11R・
アレキサンドライトSの
展望もお伝えします。

さて、このレースは
「中山ダート1800m」で
行われますが、今年の
中山のダート1800m戦では
ある特徴的な傾向が
出ています。

というのも、いつもなら
この厳冬期にはあまり多く
発生しない「差し決着」が
けっこう発生しているのです。

今年に行われた
中山のダート1800m戦で
それぞれ1・2・3着に
好走した馬の脚質を診て
ください。各レースの
左から順に1・2・3着馬の
脚質を印で示しています。

1/06 02R ★ ★ ★
1/06 03R ☆ ★ ☆
1/06 06R ★ ☆ ★
1/06 08R ☆ ☆ ☆
1/06 09R ★ ☆ ☆
1/07 02R ★ ☆ ★
1/07 03R ☆ ★ ★
1/07 08R ★ ★ ☆
1/07 10R ★ ☆ ★
1/08 02R ☆ ★ ★
1/08 04R ★ ★ ★
1/08 06R ☆ ☆ ★
1/13 02R ★ ☆ ★
1/13 03R ☆ ☆ ★
1/13 07R ★ ★ ☆
1/14 02R ☆ ☆ ★
1/14 03R ☆ ★ ★
1/14 08R ★ ☆ ☆

★=差し追込マクリ、
☆=逃げ先行で好走した
馬ですが、★が30頭に
対して☆は24頭。

いつもの冬なら☆が★を
上回るのが通例ですが
今季は「逆転現象」が
起きているのです。
ズブズブの差し決着も
頻発しています。逆に
「行った行った」の
決着が非常に少ない感。

この原因は、ワリと
ハッキリしています。
今の中山のダートは
乾燥が進んでいますが
凍結防止剤は、たしか
昨年に一度しか播いて
いません。今年はまだ
播いていないハズ。
つまり「乾いているけど
走りやすい馬場」です。

そのため、逃げ先行勢が
スピードが落ちないまま
軽快にレースを引っ張る
ことが多く、なかなか
各レースともスローに
落ちません。

とはいえもともとタフで
最後に急坂も待つのが
中山ダートですから、
軽快に先行してしまった
馬は、最後の直線の坂で
どうしてもスタミナが
切れて脚がパッタリと
止まります。その結果、
後続勢の漁夫の利差しが
届くことが多いのです。

雨が降って馬場が湿れば
この傾向はまた変わると
思いますが、当面の間は
特に前へ行く馬が揃った
中山ダート1800m戦では
シンプルに差し勢を狙う
策が効果的かもしれません。

以上の点も鑑みたうえで
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。

PART2・穴馬結論編に続きます。

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。