『共同通信杯の穴馬探し予想PART2』シベリアン
引き続き「共同通信杯」の
穴馬探しです。
PART1では、当レースの
「枠」の傾向について
記しました。
今回は、他の共同通信杯の
ポイントを記していきます。
【ポイント2】
穴は「先行馬」から
→近5年好走馬15頭のうち
じつに10頭が、4角地点で
4番手より前に位置していた
馬でした。
しかも、その10頭のうち
下記のように半数の5頭が
「4番人気以下」。
先行した馬が妙味も連れて
きているワケです。
13年1着 4番人気 メイケイペガスター 4角2番手
13年3着 9番人気 マイネルストラーノ 4角2番手
15年3着 4番人気 アンビシャス 4角3番手
16年2着 5番人気 イモータル 4角2番手
17年2着 6番人気 エトルディーニュ 4角2番手
スローからの上がり勝負に
なりがちな当レースですが、
それでもクラシックを目指す
「素質上位馬」は先を見据えて
じっくり脚を溜めて勝負する
傾向が非常に強いため、
それと「逆ベクトル」の競馬=
先行して位置取りの利を
作った馬にアドバンテージが
もたらされやすいワケです。
また昨年のエトルディーニュが
まさに好例ですが、しかも
そういった「末脚が鋭くない
タイプの馬」は(将来性や
スケールを疑問視されて)
人気を落とすことが多いため
格好の狙いどころともなって
います。
【ポイント3】
「前走好走馬」が勝つレース
→近10年の当レースの
勝ち馬10頭の「前走着順」を
診ると、10頭すべてが
「3着以内」でした。
つまり、共同通信杯では
「前走で馬券に絡めて
いなかった馬が、一気に
今回挽回して勝つ」ことが
考えづらい、ということ。
単系の馬券を健闘する際は
頭に入れたいポイントです。
【ポイント4】
1600m以下の距離経験しか
ない馬では苦しい
→2010年以降の当レースの
出走全馬で「それまでに
1600m以下の距離しか
出走経験が無かった」14頭の、
共同通信杯での成績を診て
ください。
10年 カシマストロ 8着
10年 ガナール 9着
10年 ナシュワンヒ 10着
10年 ロジスプリン 11着
10年 リザルヴ 13着
11年 サトノオー 6着
11年 ニジブルーム 7着
12年 アーカイブ 9着
14年 ショウナンワ 8着
14年 シングンジョ 11着
15年 アンビシャス 3着
16年 ファイアクリ 5着
17年 タイセイスタ 4着
17年 サイバーエレ 11着
———————–
18年 フィニフティ ?着
このように、連対ナシの
(0.0.1.13)とサッパリ。
昨年もタイセイスターリーが
馬券圏に届きませんでした。
共同通信杯は道中スローで
流れるとはいえ、この時期の
3歳馬にとってコース自体は
タフで本格派向きの東京千八が
舞台。しかも今回が初の東京と
いう馬もいます。
ですから、これまであえて
マイル以下のレースばかり
選んで使ってきたような
「距離への裏付け・距離に
対する自信が無い馬」では、
そもそも厳しくなる面がある、
という事なのでしょう。
【ポイント5】
前走「未勝利戦勝ち」の馬は
好走できない
→近10年で(0.0.0.13)と
好走ナシ。ちなみに前走が
新馬戦勝ちの馬も(1.0.0.4)。
近年は特に素質馬が集う
傾向が強いレースですから、
たとえスローの流れとはいえ
その程度の軟弱な履歴の
馬では厳しいのでしょう。
前走のレース「格」別の
成績も見てください。前走が
「オープン出走」でなかった
馬の成績がハッキリ低調。
「格」が効くレースです。
新馬 複勝率20% 1.0.0.4
未勝利 複勝率 0% 0.0.0.13
500万下 複勝率17% 1.2.3.30
オープン特別 複勝率44% 3.3.2.10
重賞 複勝率33% 5.5.5.31
以上5点を鑑みた上で、
今年の推奨馬をPART3で
会員様にお伝えします。
PART2・穴馬結論編に続きます。
投稿者プロフィール
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高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。
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