『フェブラリーSの穴馬探し予想PART1』シベリアン

「フェブラリーS」の
穴馬探しをお届けします。

フェブラリーSは
2月18日(日)に東京で
行われるダートG1です。

さっそく、当レースの
「知られざるキモ」から
こっそりお伝えしましょう。

【ポイント1】
「芝スタートのダート戦」で
好走した実績がない馬は危ない

→当欄で毎年お伝えし、
しかも毎年、実際にそれに
沿った結果が出ている
要注目の現象です。

ともあれ下記を診てください。

13年11着 ガルボ    0.0.0.0
13年15着 カレンブラッ 0.0.0.0
14年 8着 ニホンピロア 0.0.0.0
14年 9着 ドリームバレ 0.0.0.0
14年10着 ゴールスキー 0.0.0.0
14年16着 エーシントッ 0.0.0.0
15年 2着 インカンテー 0.0.0.1
15年 5着 ローマンレジ 0.0.0.0
15年 7着 サンビスタ  0.0.0.0
15年 8着 カゼノコ   0.0.0.0
16年 5着 ロワジャルダ 0.0.0.0
16年 9着 ローマンレジ 0.0.0.1
16年16着 パッションダ 0.0.0.0
17年16着 デニムアンド 0.0.0.0

これはフェブラリーSの
近5年出走馬90頭のうち、
フェブラリーSまでに
「芝スタートのダート戦」で
3着以内に好走したことが
一度も無かった全14頭の
フェブラリーSでの成績です。
(地方馬は除く)

各馬のいちばん右に記した
着度数が、フェブラリーSを
迎えるまでの「芝スタートの
ダート戦」での成績。

このように、上記14頭の
フェブラリーSでの成績は
なんと(0.1.0.13)と散々!

しかも、この14頭のうち
8頭が「6番人気以内」の
上位人気馬でした。

なんともヒドい有様ですが
これほどフェブラリーSでは
「芝スタートのダート戦で
いちども好走したことが
無かった馬」がダメなのです。

つまり裏返せば、毎年の
フェブラリーSで馬券圏に
好走しているのは「以前に
芝スタートのダート戦で
好走した事がある馬」ばかり、
ということ。

実際に、近5年の当レースで
馬券圏内に好走した15頭の
フェブラリーS以前の
「芝スタートのダート戦」
での成績を診てください。

13年1着 グレープブラ 0.1.1.0
13年2着 エスポワール 2.0.0.3
13年3着 ワンダーアキ 4.0.1.0
14年1着 コパノリッキ 0.0.1.0
14年2着 ホッコータル 1.0.0.1
14年3着 ベルシャザー 1.0.0.0
15年1着 コパノリッキ 1.0.1.0
15年2着 インカンテー 0.0.0.1 ※4着
15年3着 ベストウォ- 5.2.1.2
16年1着 モ-ニン   4.0.1.0
16年2着 ノンコノユメ 4.0.1.0
16年3着 アスカノロマ 0.1.0.0
17年1着 ゴールドドリ 2.1.0.0
17年2着 ベストウォ- 6.2.2.3
17年3着 カフジテイク 3.2.3.7

このように15頭中14頭が、
フェブラリーSの前までに
最低1度は「芝スタートの
ダート戦」で3着以内に
好走した実積がありました。

唯一「非該当馬」だった
15年インカンテーションも
芝スタートのダートで4着の
実積があった馬。ほとんど
「好走実積があった馬」の
ようなものです。

ともあれ、フェブラリーSで
好走するために当項目が
本当に大切なことがよく
分かります。

「芝スタートのダート戦」=
ダート馬にとって特殊性が
非常に高く、厄介なもの。

何せ、芝適性が低いために
ダートに転じてきた馬が、
何の因果か、また芝の上を
走らされるのです。

しかも、フェブラリーS=
そんな「芝スタートの
ダート戦」のいわば最高峰戦。

ですので、芝への「耐性」を
備えているか否かが、他の
レース以上に問われる…と
いうことなのでしょう。

そして。今年は人気確実の
テイエムジンソクが、この
「ジンクス」に挑みます。
果たしてどうなりますか。

なお芝スタートのダート戦=
東京1600m・中山1200m・
京都1400m・阪神1400m・
阪神2000m・中京1400m・
新潟1200m・福島1150mです。

その他の当レースの傾向は、
PART2で記していきます。

PART2に続きます。

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。