『阪神大賞典の穴馬探し予想PART1』シベリアン

「阪神大賞典」の
穴馬探しをお届けします。

阪神大賞典は18日(日)に
阪神芝3000mで行われる
伝統の長距離重賞です。

さっそく、当レースの
ポイントをご紹介しましょう。

【ポイント1】
毎年ガチガチに堅い

→まずは、シンプルな
事からあえて記します。
阪神大賞典は、あまり
荒れません。

もちろん、それには
「理由」があります。
まず、競馬のレース=
基本的に距離が長いほど
荒れづらい。なぜなら、
短時間なら弱い馬でも
実力的なゴマカシが
利きますが、長い時間に
なると、それだけじっくり
地力を比べ合う事になり
ゴマカシが利かないから。

まして、当レースは
GIの根幹ステップですし、
長距離戦ですので(次に
反動が出ないようにするため)
どの馬もある程度しっかり
仕上げてきます。そのため、
前哨戦のワリに上位人気馬が
あまり取りこぼさないのです。

と、理屈を色々並べましたが
実際に近10年で8番人気以下の
馬が好走ゼロ。毎年7頭だての
ようなものです。勝っているのは
全て5番人気以内の馬。無茶な
穴狙いは禁物のレースです。

【ポイント2】
グレイソヴリン持ちの
馬を要チェック

→屈指のパワーコース阪神。
しかもタフな長距離レース。

ゆえに、阪神大賞典は
パワー&スタミナの権化・
トニービンなどに代表される
「グレイソヴリン」の血を
持つ馬の好走が非常に多く
なっています。

2012年以降の好走馬18頭の
血統を見てください。◆印=
組成内にグレイソヴリンを
含む馬ですが、18頭のうち
およそ半分の8頭を占めます。

12年1着 ギュスター(3)◆
12年2着 オルフェ-(1)
12年3着 ナムラクレ(5)◆
13年1着 ゴールドシ(1)
13年2着 デスぺラ-(3)◆
13年3着 フォゲッタ(5)◆
14年1着 ゴールドシ(1)
14年2着 アドマイヤ(5)◆
14年3着 バンデ  (3)
15年1着 ゴールドシ(1)
15年2着 デニムアン(7)
15年3着 ラストイン(2)
16年1着 シュヴァル(1)◆
16年2着 タンタアレ(4)
16年3着 アドマイヤ(3)◆
17年1着 サトノダイ(1)
17年2着 シュヴァル(2)◆
17年3着 トーセンバ(5)

(カッコ数字)は人気順

【ポイント3】
「4・5歳」と「6歳上」で
成績が全然違う

→近10年の馬齢別・成績を
診てください。4・5歳馬が
優秀。4歳馬は直近5年で
3勝しています。逆に6歳を
超えるとハッキリ成績下降。

4歳  複勝率42%  4.5.2.15
5歳  複勝率39%  3.3.4.16
6歳  複勝率14%  2.1.1.24
7歳上 複勝率15%  1.1.3.28。

【ポイント4】
「前走が2月重賞」の馬の
成績があまり良くない

→タイトルどおり。
当レースの近10年の前走別・
成績を診て下さい。

有馬記念   複勝率64%  3.4.2.5
日経新春杯  複勝率50%  3.1.2.6
京都記念   複勝率20%  1.1.1.12
ダイヤモンド 複勝率21%  2.2.2.23

前走で暮れの有馬記念や
年頭の日経新春杯を使った
うえで、一息入れてココに
出走してきた馬のアベレージが
秀逸です。

逆に前走で「2月の重賞」=
ダイヤモンドS・京都記念を
使っていた馬の成績が低調。

ダイヤモンドS・京都記念を
使ってさらに阪神大賞典と
いうローテが「スタミナ戦の
連戦」でそもそも厳しいのかも
しれませんし、2月の重賞に
出たうえでココにも出てくる
ことじたい「先々を見据えず
ただレース使っているだけ」で
ココへの本気度も高くない
事が多いのかもしれません。

以上4点を鑑みたうえで、
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。

PART2・穴馬結論編に続きます。

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。