『皐月賞の穴馬探し予想PART1』シベリアン

「皐月賞」の穴馬探しを
お届けします。

皐月賞は4月15日(日)に
中山芝2000mで行われる
牡馬クラシックの初戦です。

無敗のダノンプレミアムが
ケガで回避。ダービーには
間に合うようですが、
今回の皐月賞は一転混戦の
ムードが漂ってきました。

ただ、私的には
下記【ポイント1】の点から
ダノンプレミアムが無事に
今回出走してきたとしても
本命は打たず、他の馬に
本命を託す予定でした。

ですので、その馬が
「美味しい穴」で
なくなったのが残念ですが…
こればかりは仕方ありません。

さっそく、皐月賞の
ポイントをお伝えします。

【ポイント1】
「スローの弥生賞」は
皐月賞に直結しない!

→皐月賞と全く同舞台で
行われるうえに、メンバーも
揃うことが多いのが弥生賞。

ゆえに「弥生賞上位組」は
皐月賞で常に人気を集めますが、
弥生賞=道中スローからの
上がり勝負になる事が多め。

いっぽう、皐月賞は速めの
タフな流れになる事が多め。

この「流れの違い」から、
スローの弥生賞で好走した
馬が、皐月賞で好走できない
ケースが意外に多いのです。

前半1000mで61秒5以上を
要し、後半1000mはそれより
2秒以上も速かった、いわゆる
「スローの上がり勝負」に
なった弥生賞は、近10年で
下記4度ありましたが、その
4年で3着以内に好走した12頭の
皐月賞の成績を診てください。

11年弥生賞 前半61.7-後半59.3 後傾2.4秒
1着馬→ 皐月賞で2着
2着馬→ 皐月賞で9着
3着馬→ 皐月賞で4着

12年弥生賞 前半63.1-後半60.8 後傾2.3秒
1着馬→ 皐月賞で4着
2着馬→ 皐月賞で7着
3着馬→ 皐月賞で11着

13年弥生賞 前半61.6-後半59.4 後傾2.2秒
1着馬→ 皐月賞で4着
2着馬→ 皐月賞で16着
3着馬→ 皐月賞で3着

17年弥生賞 前半63.2-後半60.0 後傾3.2秒
1着馬→ 皐月賞で9着
2着馬→ 皐月賞で16着
3着馬→ 皐月賞で3着

18年弥生賞 前半61.5-後半59.5 後傾2.0秒
1着馬→ 皐月賞回避
2着馬→ 皐月賞で?
3着馬→ 皐月賞で?

このように勝ち馬ゼロ。
12頭の成績は(0.1.2.9)と
パッとしません。

逆に前半からソコソコ流れた
2010年や2016年の弥生賞で
勝ったヴィクトワ-ルピサや
マカヒキらは、続く皐月賞も
きっちり連対しました。

今年は「後傾の幅」が2.0秒と
小さめですので、皐月賞でも
弥生賞上位組がソコソコには
頑張るかも…とも思いますが
ワグネリアンはダービーでこそ
本領のタイプにも思えますし、
ジャンダルムはタフな流れに
なってスタミナが問われると
血統的に不安が募ります。

ですので、私は、今年は
弥生賞以外のレースを経由して
きた馬から推奨馬を選びます。

その他の当レースの傾向は、
PART2で記していきます。

PART2に続きます。

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。