『アンタレスSの穴馬探し予想PART1』シベリアン

「アンタレスS」の
穴馬探しをお届けします。

アンタレスSは
4月15日(日)に阪神で
行われるG3ダート重賞。

昨年までは土曜施行でしたが
今年からは、皐月賞と同日の
日曜開催に変わりました。

さっそく、アンタレスSの
ポイントをお伝えします。

【ポイント1】
鞍上起用の動向に
要注意

→昨年までは土曜施行だった
当レース。しかも同日の
中山は障害G1がメーンゆえ、
平地の主力騎手はみんな
阪神に集い、アンタレスSで
お手馬や強い馬にこぞって
騎乗していました。

しかし今年は違います。
皐月賞の「ウラ開催」と
なった事で、主力騎手が
乗れなくなってしまいました。

当レースは、この後の
帝王賞などを目指す馬が
集う、ダート戦線にとって
大切なレースです。これを
ウラ開催扱いとしたのは
ちょっと納得できませんが、
これまで乗っていた騎手が
乗れなくなり、乗替りが
多発することでしょう。

それぞれの馬の乗替りが
どういう意味を持っているか。
その馬に合う騎手起用なのか。
今年の当レースは「騎手が
予想に占める割合」が多い
一戦になったと診ています。

【ポイント2】
外枠が不振

→当レースが阪神施行に
なった近6年の枠別成績を
診てください。

1・2枠 複勝率25%  0.3.3.18
3・4枠 複勝率13%  0.1.2.21
5・6枠 複勝率29%  5.1.1.17
7・8枠 複勝率 8%  1.1.0.22

このように、7・8枠の
不振が際立っています。
小回りの阪神ダート、
しかもスタートしてすぐに
コーナーを迎える1800m。
外々を回される外枠馬は
トラック構造的にそもそも
辛いということでしょう。

【ポイント3】
「前走マーチS」出走組が
大不振

→阪神に開催場が移った
2011年以降の当レースの
前走別成績を診てください。

フェブラリーS  複勝率20% 0.1.0.4
名古屋グランプリ 複勝率57% 3.1.0.3
仁川S      複勝率25% 2.0.0.6
マーチS     複勝率 8% 0.2.1.35
ダイオライト記念 複勝率29% 0.1.1.5
オープン特別   複勝率18% 2.0.1.14
準オープン    複勝率 0% 0.0.0.9

とにかく「マーチS組」の
ヒドさが際立っています。
近6年で38頭も出走して
いながら、何と未勝利。
複勝率もわずか8%です。

マーチSといえば、
フェブラリーSなどを
走らなかった、いわば
一流半の馬たちによる
ハンデ戦。毎年メンバーは
かなり低レベルです。

一方、このアンタレスSは
この後の地方G1を目指す
一流馬も出走してくる
別定戦。一応のレベルは
保たれている一戦です。

ゆえに同じ中央G3重賞でも
アンタレスSはマーチSより
出走馬のレベルが高め。
このメンバーレベルの違いが、
毎年マーチS経由組が苦戦して
いる主要因と診ます。

【ポイント4】
「ミスプロ持ち」の馬を
要マーク

→阪神に開催場が移った
2011年以降の当レースで
好走した18頭のうち「父or
母父ミスプロ系」の馬が、
下記のように12頭を占めて
います。

12年1着 ゴルトブ(1) 母父ミスプロ系
12年2着 アイフ (11)  父ミスプロ系
12年3着 シルクシ(3)  父ミスプロ系
13年1着 ホッコ-(1)  父ミスプロ系
13年2着 ニホンピ(2)
13年3着 ハートビ(3)
14年1着 ナムラビ(2) 母父ミスプロ系
14年2着 トウショ(5)  父ミスプロ系
14年3着 ニホンピ(1)
15年1着 クリノス(6) 母父ミスプロ系
15年2着 アジアエ(1)
15年3着 ナムラビ(2) 母父ミスプロ系
16年1着 アウォー(1)
16年2着 アスカノ(3)  父ミスプロ系
16年3着 サージェ(5) 母父ミスプロ系
17年1着 モルトベ(3) 母父ミスプロ系
17年2着 ロンドン(6)
17年3着 ロワジャ(8)  父ミスプロ系

(カッコ数字)は人気順

昨年も該当馬が1着3着。
18頭中12頭が該当ですから
毎年馬券に絡む3頭のうち
2頭はミスプロ持ちという
計算になります。いくら
そもそもミスプロが強い
ダート戦でも、これは
かなりのハイアベレージ。

テンから淀みなく流れがちな
レースゆえ、ミスプロが持つ
スピード持続力が活きやすいと
いうことなのでしょう。

以上4点を鑑みた上で、
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。

PART2・穴馬結論編に続きます。

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。