『福島牝馬Sの穴馬探し予想PART1』シベリアン
「福島牝馬S」の
穴馬探しをお届けします。
春の福島開催は、早くも
次週に最終週を迎えます。
福島牝馬Sは
4月21日(土)に福島で
行われる牝馬重賞です。
土曜施行のレースですので
さっそく、当レースの
ポイントをご紹介します。
【ポイント1】
4歳馬の成績が今ひとつ
→タイトルどおり。
近10年(新潟開催の2011年は
除く/2007年~)の当レースの
馬齢別・成績を診てください。
4歳 複勝率13%(3.4.2.59)
5歳 複勝率24%(4.6.4.44)
6歳 複勝率19%(1.0.3.17)
7歳上 複勝率25%(2.0.1.9)
このように4歳馬だけが不調。
4歳馬軽視が、予想の
スタートラインとなる
レースと言えます。
一昨年も、1番人気だった
シャルールが勝ちきれず。
昨年も、2番人気だった
クロスコミアが7着に敗退。
当レース出走の4歳馬に
ついていつも感じるのが、
4歳馬がどうも過剰気味に
人気になるなぁ、という点。
ローカルの牝馬G3かつ、
G2阪神牝馬Sが行われた
ばかりの日程もかんがみると
当レースはどうしても全体の
メンバーが手薄になりがち。
そのためフレッシュな感じの
4歳馬が過剰人気に推される
ケースが多いのですが、しかし、
その高い人気ほどには走れて
いない…ということなのです。
逆に当レースで好調なのは
5歳馬です。
「5歳牝馬」の春といえば
繁殖入りする馬もいますが、
そんな時期でも現役続行して
福島牝馬Sに出走してくる
5歳牝馬=重賞レースでも
まだ好走できると判断されて
現役を続行することにした
馬ですから、当レース出走の
5歳牝馬=好走できる可能性が
高いのかもしれません。
【ポイント2】
父が「非サンデー系」の馬 vs
「重いサンデー系」の馬
→タイトルどうり。
近5年の好走馬15頭の
「父」を診てください。
(カッコ数字)は人気順
13年1着馬(1) ●ロベルト系
13年2着馬(3) ●グレイソヴリン系
13年3着馬(10) ●ブランドフォード系
14年1着馬(5) ●ミスプロ系
14年2着馬(2)
14年3着馬(16) ●グレイソヴリン系
15年1着馬(3)
15年2着馬(9)
15年3着馬(13) ●ミスプロ系
16年1着馬(15) ●ミスプロ系
16年2着馬(1)
16年3着馬(13)
17年1着馬(3)
17年2着馬(4) ●ノーザンダンサー系
17年3着馬(1)
このように15頭のうち
非サンデー馬(●印)が
半数超の8頭を占めます。
芝の中距離重賞では、
やや珍しい傾向。
他7頭の父サンデー系の
馬にしても、オンファイアや
ゼンノロブロイといった
「キレと瞬発力に、あまり
特化していない種牡馬の仔」
の好走が目につきます。
そもそもパワーコースで
行われる重賞ですし、
道中スロー気味で流れても
小回りでペースが上がる
地点も早めですから、牝馬に
とっては展開や馬場状況に
関係なく「地力と馬力」が
相応に求められるレース。
ゆえに、馬力の含有量に
長けた馬が非常に多い
非サンデー系の馬や、
サンデーはサンデーでも
キレと瞬発力に特化して
いない種牡馬の産駒の
好走が多いのでしょう。
【ポイント3】
前走から「距離延長」の馬が
サッパリ走れない
→タイトルどうり。
近10年(新潟開催の
2011年は除く/2007年~)の
当レースの前走距離別・成績を
診てください。
1600m以下 複勝率6% 0.0.3.44
1800m 複勝率23% 8.8.5.69
2000m以上 複勝率27% 2.2.2.16
このとおり、前走で
マイル以下の距離を使っていた
馬が、極端なほど好走できて
いません。
福島芝1800mは見た目以上に
タフなコースですし、しかも
ココは一応それなりの面子が
揃う重賞レース。
ゆえに相応のスタミナも
必要とされますので、前走で
マイル以下を使っていたような
「スタミナ寄りに全く振れて
いない馬」ではそもそも厳しい、
ということなのでしょう。
【ポイント4】
6枠より外の枠は
好走率がダウン
→近10年(新潟開催の2011年は
除く/2007年~)の当レースの
枠別・成績を診てください。
5枠より内枠と、6枠より
外枠では成績がハッキリ
違います。小回り場での
スピード戦ですから外を
回されると、厳しい面が
多分にあるのでしょう。
1枠 複勝率21%(1.2.1.15)
2枠 複勝率10%(1.0.1.18)
3枠 複勝率25%(3.0.2.15)
4枠 複勝率30%(4.2.0.14)
5枠 複勝率20%(0.1.3.16)
6枠 複勝率15%(0.3.0.17)
7枠 複勝率15%(1.0.2.17)
8枠 複勝率15%(0.2.1.17)
しかも毎年、この週から
福島は「Bコース」施行に
変わりますから、なおさら
馬場の内々~中側を通って
こられる「内中枠の馬」の
成績が良いのでしょう。
以上の4点を鑑みたうえで、
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。
PART2・穴馬結論編に続きます。
投稿者プロフィール
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高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。
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