『京王杯SCの穴馬探し予想PART1』シベリアン

「京王杯SC」の
穴馬探しをお届けします。

京王杯SCは
5月12日(土)に東京で
行われる芝1400mの重賞。
安田記念へのステップ戦です。

土曜施行のレースですので
さっそく、京王杯SCの
ポイントをお伝えしましょう。

【ポイント1】
このレースも
ついに「スロー」に
なりました

→ひと昔前は激しい速力戦が
多かった東京芝1400m戦。

しかし今は、道中スローで
流れる「ヌルいペース」の
レースが増えました。

以前は今ほど番組の路線が
確立しておらず、1200mを
得意とする純スプリンターが
芝1400m戦に多数出走して
いたため、芝1400m戦は
総じて「純スプリンターが
テンからムダにトバして
ペースをあげる」激しい
前傾ラップ戦と化すことが
多々見られました。

しかし今は番組が整備され、
純スプリンターが1400mに
出てくることが減りました。
それに伴い、芝1400m戦は
総じて流れがおとなしくなり
この東京芝1400m戦も、
最近は道中スローのヌルい
レースが増えているのです。

それでも「G2」の看板を
掲げる当レースは何とか
道中もソコソコの速さで
流れていたのですが…
ついに2015年以降は、
当レースも「スローで
流れる」ことが定着して
しまいました。

近5年のレースラップは
下記のとおり。2015年から
いきなりテンがゆるみだし、
【後傾】ラップのスロー戦と
なってしまいました。
(テン600m-ラスト600m)

13年 33.9-34.9  【前傾1.0】 
14年 33.7-35.0  【前傾1.3】
—————————
15年 36.0-33.7  【後傾2.3】
16年 34.6-33.5  【後傾0.9】
17年 36.4-34.2  【後傾2.2】

スローで流れると
必然的に求められるのは
「速い上がり」です。

ということで、実際に
近3年の好走馬9頭は
総じて「速い上がり」で
上がっています。下記の
ように、9頭中6頭が
最速or準最速で上がって
きた馬です。

15年1着馬 上がり33.3(出走馬中2位)
15年2着馬 上がり32.7(出走馬中1位)
15年3着馬 上がり33.8(出走馬中12位)
16年1着馬 上がり32.4(出走馬中1位)
16年2着馬 上がり32.4(出走馬中1位)
16年3着馬 上がり33.1(出走馬中5位)
17年1着馬 上がり33.7(出走馬中1位)
17年2着馬 上がり34.1(出走馬中6位)
17年3着馬 上がり33.8(出走馬中2位)

よって、近況で速い上がりを
使っていたか否かを見分ける
作業が、当レース好走馬の
発見に直結すると言えます。

【ポイント2】
スロー化に伴い
近年は「サンデー天国」に

→レースが激しく流れていた
頃はバクシンオー産駒など
「前向きな血統」の馬の
好走が多かったのですが
スロー化に伴い、ガラッと
様変わり。

「スローの道中で溜めて
伸びる」サンデー系の馬の
好走が下記のように近年、
急増しています。

◆2008年~2012年の京王杯SCで
 馬券圏に好走した15頭のうち
 「父サンデー系」の頭数… 6頭

◆2013年~2017年の京王杯SCで
 馬券圏に好走した15頭のうち
 「父サンデー系」の頭数… 13頭

【ポイント3】
外枠はかなり不利

→1400mのワンターンを
スピード豊かなオープン馬が
一気に駆けていく一戦。
ゆえに、外枠の馬が内へ
潜り込むのは至難のワザです。

しかも今週からBコース。
内目の馬場が蘇ります。
そんな内へ潜り込めない
外枠馬はいっそう不利…と
いうことで、当レースでは
下記のように「16番枠から
外枠の馬」が、近10年で
なんと1頭も馬券に絡めて
いません。

【近10年の馬番別成績】
1~5番枠   複勝率16%  1.3.4.42
6~10番枠  複勝率20%  3.3.4.40
11~15番枠 複勝率26%  6.4.2.35
16~18番枠 複勝率 0%  0.0.0.17

以上3点を鑑みた上で、
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。

PART2・穴馬結論編に続きます。

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。