『韋駄天Sの穴馬探し予想PART1』シベリアン

「韋駄天S」の
穴馬探しをお届けします。

韋駄天Sは日曜に
新潟の芝直線1000mで
行われる、ハンデの
オープン特別です。

普段から週末に行われる
平地3重賞の展望を
お届けしている当欄ですが、
平地3重賞が施行されない週は
さらに別レースも取り上げて
展望をお届けしています。

次週末に行われる平地重賞は
平安S、オークスのみ。

そこで、今週は
日曜新潟メーン・韋駄天Sの
展望もお伝えします。

さっそく、当レースの
ポイントをご紹介しましょう。

なお、韋駄天Sは
2014年から行われている
レースです。

(2013年以前は、春の
新潟での千直レースは
オープン特別ではなく、
準オープン戦が行われて
いました)

ですので、下記の
「過去データ」はすべて
その全4年の結果から
お伝えしています。

【ポイント1】
ハンデ52キロ以下の馬が
全滅中

→千直レースですから
「斤量の軽さ=有利」と
考えがちですが、じつは
当レースで、その傾向は
まったく現れていません。

当レースのハンデ別・
成績を診てください。
かなり極端な結果が出て
います。

52キロ以下 複勝率00%  0.0.0.23
53キロ   複勝率25%  2.0.0.7
54キロ   複勝率17%  1.0.1.6
55キロ   複勝率33%  1.3.1.7
56キロ以上 複勝率33%  0.1.2.7

※55キロには「55.5キロ」含む

このように52キロ以下の
馬は、馬券圏好走ナシ。
なんと(0.0.0.23)です。

ハンデ戦ですからJRAが
強いと判定した馬に重い
ハンデが課せられますが、
そんな「実績馬」が順当に
走っており、ハンデが軽い
「実績下位馬」が斤量の
恩恵をまったく活かせて
いない、というコト。

特に当レースの場合、
ハンデの軽い実績下位馬=
「極端な格下馬」が千直の
条件のみが魅力で無理やり
出てくる場合が多いのに
対し、千直実績じゅうぶんの
「強いスペシャリスト」は
千直を走れる貴重な機会と
いうことで、オープン特別で
あっても決して手を抜かず
しっかり勝負態勢で臨んで
くることが?の極端な
傾向に現れているのだと
診ています。

【ポイント2】
「テンから逃げた馬」が
意外に粘りきれていない

→新潟の千直=前へ行く馬、
できれば逃げそうな馬を
狙うべし、といつも記して
いますが当レースは例外。
「テンから逃げた馬」が
4年連続で馬券圏に粘れて
いません。

テンのスピードがさらに
速くなるオープン特別で、
しかも荒廃した馬場の
春の新潟の「最終週」に
施行される一戦ですから、
他の新潟千直戦と比べて
逃げ馬が「もたない」面が
あるのかもしれません。

【ポイント3】
「1枠」馬が全滅中

→全4年の当レースの
枠別・成績は下記の
とおりです。

1枠 0.0.0.7
2枠 1.0.0.7
3枠 1.0.0.6
4枠 1.0.1.6
5枠 0.0.1.7
6枠 0.1.0.7
7枠 0.2.1.4
8枠 1.0.1.6

よく「千直では不利」と
いわれる1枠の成績が
やはり振るいません。
これは、新潟千直戦の
「セオリーどうり」の
傾向です。

【ポイント4】
ノ-ザンダンサー系天国

→当レースの最も顕著な
傾向はコレかもしれません。
全4年の当レース好走馬の
「父系」は下記のとおり。

14年1着馬 ★父クロフネ
14年2着馬 ★父ファルブラヴ
14年3着馬 ★父クロフネ
15年1着馬 ★父キングヘイロー 
15年2着馬 ★父ヨハネスブルグ 
15年3着馬 ★父クロフネ
16年1着馬  父アドマイヤムーン
16年2着馬 ★父ヨハネスブルグ
16年3着馬  父フジキセキ
17年1着馬  父メイショウボーラー
17年2着馬 ★父メタグリアド-ロ
17年3着馬  父ダイワメジャー

★=ノ-ザンダンサー系

ノ-ザンダンサー系の馬が
12頭中8頭を占めるという
かなり極端な傾向。

もともと馬力勝負の面が
強い新潟の千直戦ですが、
荒れ馬場の春の最終週施行、
しかもスピード持続力が
さらに必要なオープンの
レースということで、
父方にノ-ザンダンサーが
「太く」配されている馬が
踏ん張れている、という
ことなのかもしれません。

以上4点を鑑みたうえで、
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。

PART2・穴馬結論編に続きます。

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。