『中京記念の穴馬探し予想PART1』シベリアン

「中京記念」の
穴馬探しをお届けします。

夏の中京・福島・函館は
次週末で早くも閉幕。

開催の掉尾を飾る中京記念。
7月22日(日)に中京の
芝1600mで行われます。

さっそく、当レースの
ポイントをお伝えします。

なお、中京記念の舞台が
「夏の中京マイル」に
移って、今年が7年目。

したがって下記で紹介する
過去の中京記念のデータは
すべて、近6年の結果から
抽出しています。

【ポイント1】
「荒れ予想」前提でOK?

→近6年で1~4番人気馬が
(0.1.4.18)と勝利ナシ&
たった1連対。 これほど
上位人気馬が走っていない
重賞はなかなかありません。

それに対して5・6番人気は
(4.2.1.5)複勝率58%と
絶好調。

また「7番人気以下」も
(2.3.1.54)と、6年で
6頭馬券に絡んでいます。

何かの根拠が見つかれば
思い切った穴狙い敢行も
妙策となりやすいレース、
とはいえそうです。

【ポイント2】
大型パワーホースが
有利なレース?

→近6年の「馬体重別」の
成績を診てください。
大型馬が断然優勢。

479キロ以下 0.1.1.32 複勝率 6%
480キロ以上 6.5.5.45 複勝率26%

もともとタフな中京コース。
しかも梅雨開催の最終週で
馬場が荒れ気味な事もあり
当レースで好走するためには
パワーが求められますが、
それだけに、パワーを多く
含有する大型馬の好走が
多くなっているのでしょう。

【ポイント3】
直近でGIに出走していた馬が
大苦戦

→直近2走のどちらかで
GIに出走していた馬が
当レースで苦戦しています。
(1.1.0.15)複勝率12%。

直近でGIに出走していた馬=
「格上」の馬のハズですが
非常に低調な成績です。
昨年も、該当馬3頭が
オール着外に沈みました。

(4着アスカビレン、
9着サンライズメジャー、
10着ワンアンドオンリー)

ローカルG3の当レースに、
直前でG1に出走したほどの
格上馬が出ていると思わず
買いたくなりますが、直前の
春GIで目イチに仕上げられ、
それからあまり日が経って
いない馬がこの中京記念に
続戦してきても「余力」に
乏しい事が多く、苦戦する
ケースが多いのです。

なお前述(1.1.0.12)の
うち勝った馬は4年前の
サダムパテックでしたが、
サダムパテックの場合、
前走の安田記念=休み明け。
つまり、G1安田記念が
目イチの仕上げではなく
実質叩き台だったワケです。
ですので前走G1出走でも
お釣りがあり好走できた、
ということでなのしょう。

ともあれ直近のGI出走馬を
「格上だから」と安易に
信用するのは危険な一戦。
今年も該当馬がいますが
押さえ扱いまでに留めて、
推奨しない予定です。

【ポイント4】
逃げ馬は全滅中

→全6年の「逃げた馬」は
下記のとおり全滅中。

12年 レッツゴーキリシマ  16着 
13年 フレールジャック   中止 
14年 クロフネサプライズ  14着 
15年 カレンブラックヒル  7着  
16年 カオスモス      13着 
17年 トウショウピスト   11着 

このように「逃げ」は
なかなかハマりません。
昨年のウインガニオンも
番手抜け出しでの勝利。
近6年の好走馬18頭中、
12頭が4角9番手より後ろに
構えていた差し馬でした。

【ポイント5】
ハンデが非常に軽い
「そもそもの地力で
劣る馬」ではダメ

→近6年の中京記念の
ハンデ別・成績を診て
ください。54キロ以下の
馬が「全滅」状態です。

54キロ以下 複勝率 9% 0.2.0.24
55キロ   複勝率15% 1.0.1.13
56キロ   複勝率17% 0.3.2.22
57キロ   複勝率30% 4.1.2.14 (57.5キロ含む)
58キロ   複勝率40% 1.0.1.4

また、54キロ以下で
連対した2頭はともに
「牝馬」でした。

つまり「54キロ以下の
牡馬」は、馬券に全く
絡めていないのです。

夏のローカルハンデ重賞=
軽ハンデの馬を買いたく
なるところですが、この
中京記念は、ソコソコの
ハンデを背負った馬=
ソコソコの実力があると
JRAに認められている馬の
ほうが好走している、と
いうこと。

コース的も、馬場の
荒れ具合的にも、地力・
馬力が程々には必要な
レースですから、極端に
ハンデが軽すぎるような
「地力がハッキリ劣って
いる馬」では、いくら
軽めのハンデを貰っても
キツいのかもしれません。

以上5点を鑑みた上で
今年の推奨馬をPART3で
会員様にお伝えします。

PART2・穴馬結論編に続きます。

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。