『ジャパンCの穴馬探しPART2』シベリアン
引き続き「ジャパンC」の
穴馬探しです。
前回のPART1記事では
ジャパンCの考察にあたって、
もっとも大切なポイントを
記しました。
今回は、その他のポイントを
記していきましょう。
【ポイント2】
ディープ vs トニービン
→近5年の好走馬15頭の
「血統」を診てください。
11年1着 ブエナビス(2)
11年2着 トーセンジ(6) ◆
11年3着 ジャガー (14) ◆
12年1着 ジェンティ(3) ☆
12年2着 オルフェ-(1)
12年3着 ル-ラ-シ(2) ◆
13年1着 ジェンティ(1) ☆
13年2着 デニムアン(7) ☆
13年3着 トーセン (11) ◆
14年1着 エピファネ(4)
14年2着 ジャスタウ(3) ◆
14年3着 スピルバー(6) ☆
15年1着 ショウナン(4) ☆
15年2着 ラストイン(7) ☆
15年3着 ラブリーデ(1) ◆
(カッコ数字)は人気順
◆=トニービン持ちの馬、
☆=ディープ産駒。
大半の馬にどちらかの印が
付きました。
特に注目して頂きたいのは、
6番人気以下で馬券に絡んだ
「穴馬」6頭。すべての馬に
◆☆どちらかの印が付いて
いるのです。
つまり当レースで馬券妙味を
追求するなら、どちらかの
「血統条件」を満たす馬に
注目すべき…ということ。
実力でそもそも劣っていたり
近況成績が不振だったりして
人気を下げている馬でも、
(近年のジャパンCで多く
発生している)スローからの
瞬発力戦に強いディープの血、
または東京での末脚比べに
伝統的に強いトニービンの血を
備えていれば互角以上に戦える、
ということなのでしょう。
単純な話ではありますが、
きわめて重要なポイントと
私的には思っています。
【ポイント3】
勝つのは4歳馬?
→近10年の馬齢別成績は
下記のとおり。複勝率は
3・4・5歳が互角ですが
勝ち切るのは4歳馬です。
3連覇中で近10年でも6勝。
3歳 勝率 6% 複勝率22% 2.3.2.24
4歳 勝率12% 複勝率23% 6.3.2.36
5歳 勝率 4% 複勝率20% 2.3.4.36
6歳 勝率 0% 複勝率 4% 0.1.0.22
7歳 勝率 0% 複勝率 9% 0.0.2.20
【ポイント4】
すごく牝馬が強い
→近10年の当レースの
牡牝別成績は下記のとおり。
とにかく、牝馬が走ります。
牝 勝率20% 複勝率40% 5.2.3.15
牡セン 勝率 3% 複勝率14% 5.8.7.123
強豪牡馬が揃うガチンコの
2400mのG1なのに、なぜ
これほど牝馬が走れるの?と
不思議に思われる方も多いと
思いますが、特に近年は
道中スローで流れて直線での
末脚比べになるケースが多い
ため、パワーや地力が要らず
むしろ牝馬ならではのキレや
瞬発力が活きるケースの方が
多いこと、また2週間前の
エリザベス女王杯には目も
くれずにこのジャパンCに
出てくる牝馬=そもそも
「脈あり」の馬が多いこと
などが、牝馬善戦の大きな
要因と診ています。
以上の4点を鑑みたうえで、
今年の推奨馬をPART3で
会員様にお伝えします。
PART3・穴馬結論編に続きます。
投稿者プロフィール
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高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。
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