『小倉2歳Sの穴馬探し予想PART1』シベリアン

 

「小倉2歳S」の
穴馬探しをお届けします。

夏のローカル競馬は
早くも次週末で最終週を
迎えます。

小倉2歳Sは
9月2日(日)に
小倉の芝1200mで
行われるG3重賞です。

早速、小倉2歳Sの
ポイントをお伝えしましょう。

【ポイント1】
「激流ラップ戦で
前へ行って連対した」
実績に注目したい

→当レース最大のキモ。
小倉2歳Sでは
「レースラップが
テン34.0秒以下の
テン激流レースで
4角3番手以内の
逃げ先行策で連対した
実績を持つ馬」が、
毎年よく好走します。

2012年~2017年の
好走18頭中12頭が
下記のように
「レースラップが
テン34.0秒以下」の
テン激流レースで
前々へ行って連対した
経験がある馬でした。

12年1着馬 前走テン33.6秒のレースで逃げて1着
12年2着馬 前走テン34.0秒のレースで2番手から2着
12年3着馬 前走テン33.6秒のレースで3番手から1着
13年1着馬 前走テン34.0秒のレースで逃げて1着
13年2着馬 前走テン33.7秒のレースで逃げて1着
13年3着馬
14年1着馬
14年2着馬 前走テン33.8秒のレースで3番手から1着 
14年3着馬
14年1着馬
15年2着馬 前走テン33.5秒のレースで逃げて1着  
15年3着馬 前走テン33.8秒のレースで逃げて1着
16年1着馬 前走テン33.6秒のレースで3番手から1着
16年2着馬
16年3着馬 前々走テン32.8秒のレースで逃げて2着
17年1着馬 前走テン33.6秒のレースで逃げて1着
17年2着馬
17年3着馬 前走テン33.5秒のレースで逃げて1着 

序盤から速く流れ、
あとはゴールへ向けて
失速する厳しいラップに
なる事が多い小倉2歳S。

ゆえに、近似ラップの
「テン激流レース」で
前々へ行って連対できた
経験があるタフな馬が
よく好走できる、という
ことなのでしょう。

【ポイント2】
前走からのレース間隔を
多めにとってきた馬が
よく走る

→タイトルどおり。
まだ脆弱な2歳馬で、
しかも酷暑期ですから
前走からのレース間隔が
たっぷり取られた馬の
ほうが有利というコト。

近10年の「前走からの
レース間隔別成績」は
下記のとおり。前走から
中4週以上の馬の強さが
目につきます。

中4週以上 複勝率28% 5.3.4.31
中3週   複勝率23% 2.2.2.20
中2週   複勝率14% 3.5.4.75

【ポイント3】
ミスプロ持ちの馬が
よく好走する

→小倉2歳Sでは毎年、
「ミスプロ持ち」の馬が
非常に多く好走します。

2012年以降の当レースの
好走馬18頭の血統を
診てください。

12年1着馬  父ミスプロ系
12年2着馬 母父ミスプロ系
12年3着馬  父ミスプロ系
13年1着馬
13年2着馬
13年3着馬 母父ミスプロ系
14年1着馬
14年2着馬 母父ミスプロ系
14年3着馬  父ミスプロ系
15年1着馬 母父ミスプロ系
15年2着馬  
15年3着馬 母父ミスプロ系
16年1着馬
16年2着馬
16年3着馬 母父ミスプロ系
17年1着馬
17年2着馬  父ミスプロ系
17年3着馬

このように18頭中、
半数超の10頭が「父か
母父がミスプロ系」。
かなりの高確率です。

前項で前述したような、
まるでダート短距離戦の
ような前傾ラップで流れる
ことが多い当レース。ゆえに
そんな耐久色の強いレースに
めっぽう強いミスプロの血を
持つ馬が数多く好走している、
ということなのでしょう。

【ポイント4】
「キャリア3走以上」の
馬は、あまり来ない

→近10年の当レース出走馬の
キャリア別・成績を診て
ください。3走以上を走って
いた馬よりも、2走以下しか
走っていなかった馬のほうが
アベレージが断然上。

3走以上を走っていた馬=
3走以上かかって、やっと
未勝利を脱出した馬という
ことですから、実力的に
劣っている証となっている
ワケです。

1走   複勝率21%  4.4.6.52
2走   複勝率26%  5.4.3.35
3走以上 複勝率 9%  1.2.1.39

以上3点を鑑みた上で
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。

PART2・穴馬結論編に続きます。

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。