『ルメール+○○○+乗り替わりで回収率160%』田中洋平

 

今年の2冠牝馬、

アーモンドアイとのコンビですっかり定着しましたが、

シルクレーシングの勝負騎手はルメール騎手です。

 

そして全体のセカンド勝負騎手で、

関東ならファースト勝負騎手なのが戸崎騎手。

 

これはアーモンドアイにルメール騎手が乗り、

次に期待されていたプリモシーンに

戸崎騎手が騎乗しているので分かりやすいですよね。

 

勝ち負けになりそうなら、

このどちらかの騎手に乗り替わるのが、

最近のシルクレーシングのお約束です。

 

そしてフィナリザールという馬も、

お約束通り、勝負のルメール騎手に乗り替わります。

 

1/21 新馬・芝(富田暁) 11番人気9着

2/25 未勝利・芝(富田暁) 9番人気8着

5/13 未勝利・ダ(森裕太朗) 7番人気3着

6/3 未勝利・ダ(ルメール) ???

 

あからさまですね。

 

血統的にダート色が強い馬なのですが、

デビューから2戦は芝を使って、これと言った見せ場なし。

 

そして3戦目は満を持してのダートで、

上がり最速の脚を使って0.1秒差の3着に好走、

4戦目はいよいよ期待!という流れです。

 

2年目→2年目→3年目→そして突然リーディング1位

 

「若手のチャンス無視で外国人を起用」の典型のようで、

なんだか、かわいそうな気もします。

 

もう一戦くらい森裕太朗騎手を乗せてあげても良さそうですが、

未勝利戦には期限があるので、

とりあえず1勝させることを目的にした騎手起用もあるのでしょう。

 

そして肝心の結果は?

 

1番人気で2着でした。

 

今回は勝ち切ることができなかったようですが、

このようにシルクレーシングの勝負どころでは、

必ずルメール騎手か戸崎騎手を配してきます。

 

ということで、

ルメール騎手×シルクレーシングは、

乗り替わりのタイミングを狙います。

 

勝率36% 連対率51% 複勝率59%

単勝回収率133% 複勝回収率107%

 

2016~2018年で上記のような成績になります。

 

さらに芝にだけ絞ると、もっと伸びます。

 

勝率43% 連対率60% 複勝率68%

単勝回収率160% 複勝回収率108%

 

シルクレーシングの母体はノーザンファームで、

ノーザンファームと言えば、芝の瞬発力タイプが多いですからね。

 

納得の回収率アップだと思います。

 

次にシルクレーシングの

セカンド勝負騎手、戸崎騎手の場合、

 

勝率31% 連対率46% 複勝率59%

単勝回収率90% 複勝回収率86%

 

2016~2018年で上記のような成績になります。

 

さらに芝プラス、

東開催(福島、新潟、東京、中山)にだけ絞ると、

 

勝率31% 連対率49% 複勝率61%

単勝回収率98% 複勝回収率90%

 

このように少し回収率がアップします。

 

100%超えには少し足りないですが、

戸崎騎手は下級条件を得意としているので、

未勝利~1000万を狙うと、いい感じの回収率になります。

 

この辺は独自に探ってみてください。

 

条件をまとめると、

 

◆ルメールバージョン

馬主がシルクレーシング

今回芝のレース

前走から乗り替わり

 

◆戸崎バージョン

馬主がシルクレーシング

今回芝のレース

今回東開催

前走から乗り替わり

 

となります。

 

他にも、

 

デムーロ騎手 → サンデーレーシング

川田騎手 → キャロットファーム

 

なんとなくですが、

私はこんなイメージがあります。

 

このようにクラブ御用達の騎手がいると思うので、

他のパターンを探ってみるのも面白そうですね。

 

ぜひ参考にしてください。

 

投稿者プロフィール

田中洋平
田中洋平
田中洋平(日刊スポーツ公認のコンピ指数研究家)
かつてはダイニングバーの経営者だったが、現在は競馬研究ひと筋。「競馬最強の法則」の馬券ブラックジャーナルコーナーにおいて、2009年に逃げ穴馬馬券術を紹介。2010年には同誌にて「コンピアナライズを追え」で巻頭でデビューを果たし、2012年にKKベストセラーズより「新コンピアナライズ・ゾーンレベル」を出版。現在は日刊スポーツ公認のコンピ指数研究家として日刊公式ウェブサイト「極ウマ・プレミアム」にてコラム、テクニカル6を連載中。また重賞特集号として日刊スポーツが発行しているタブロイド紙のコンピ予想も担当している。