『あの重賞男のシーズン到来!2018年秋も要注意!』田中洋平
9月に入って菊花賞&秋華賞のトライアルが行われ、
いよいよ秋のG1が迫ってきましたね。
そしてG1が迫ってきたということは、
この男のシーズンが到来したということ。
それは、重賞男ミルコ・デムーロ騎手です。
巷ではやる気の有る無しがアカラサマとも言われていて、
賞金の高いレースでの活躍が目立ちます。
2017年~2018年8月末までのデータで、
勝率25% 連対率36% 複勝率49%
単勝回収率126% 複勝回収率96%
重賞だけに限定すると、
ベタ買いで単勝回収率が100%を超えます。
そして勝率25%ということは、
JRAの重賞で4回に1回はデムーロ騎手が勝っているという計算。
重賞で馬に乗れる乗れないがありますが、
騎手が100人ほどいる中で、4回に1回も勝利しているのは、
かなりスゴイことですよね。
ただ2018年シーズンは、
アーモンドアイ+ルメール騎手がかなり目立っているので、
今年のデムーロ騎手はショボくないか?
と思っている人も多いでしょう。
では先ほどの重賞成績を年単位に分解してみますね。
・2017年
勝率28% 連対率38% 複勝率52%
単勝回収率140% 複勝回収率100%
・2018年
勝率21% 連対率33% 複勝率44%
単勝回収率106% 複勝回収率90%
いかがですか?
確かに2017年シーズンより成績は落ちますが、
回収率は相変わらず100%超え。
2017年は重賞18勝でしたが、
2018年は8月末時点で、重賞9勝と約半分です。
やや昨年より落ちるかな、という程度。
まだ9月~12月の秋のG1戦線で、
勝ち星を量産する可能性だってあります。
また勝利に貪欲なことで有名で、
重賞で1番人気に推された場合の成績もキョウレツ。
勝率40% 連対率50% 複勝率77%
単勝回収率111% 複勝回収率113%
きっちり仕事をやってのけます。
とりあえず逆らわない方が良い成績ですね。
あとはデムーロ騎手と言えば、
どんな勝負服を思い出しますか?
私がパッと思い浮かぶのは、
ドゥラメンテのサンデーレーシングに、
サトノアラジンのサトミホースカンパニーでしょうかね。
ということで、馬主別の成績を見てみると、
・サトミホースカンパニー
勝率36% 連対率55% 複勝率64%
単勝回収率178% 複勝回収率131%
・サンデーレーシング
勝率57% 連対率57% 複勝率71%
単勝回収率282% 複勝回収率120%
・G1レーシング
勝率30% 連対率40% 複勝率50%
単勝回収率130% 複勝回収率97%
トップ3がこのメンツ。
確かにG1レーシングは、
ペルシアンナイトなどがいましたね。
そしてこのトップ3馬主を合体させると、
勝率40% 連対率50% 複勝率61%
単勝回収率187% 複勝回収率116%
と、こちらもキョウレツな成績。
今回の重賞+デムーロ騎手を調べて分かったことは、
とにかく重賞ではデムーロ騎手を買い目に入れないとマズい。
とくに1番人気だと外せない。
さらにサトミホースカンパニー、
サンデーレーシング、G1レーシングといった、
おなじみの勝負服を着ているレースでは、
ほぼ馬券に絡んでくると考えておいた方が良い。
ということですね。
今年はルメール騎手に目が行きがちですが、
大レースでのデムーロ騎手には注意しておきましょう。
投稿者プロフィール
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田中洋平(日刊スポーツ公認のコンピ指数研究家)
かつてはダイニングバーの経営者だったが、現在は競馬研究ひと筋。「競馬最強の法則」の馬券ブラックジャーナルコーナーにおいて、2009年に逃げ穴馬馬券術を紹介。2010年には同誌にて「コンピアナライズを追え」で巻頭でデビューを果たし、2012年にKKベストセラーズより「新コンピアナライズ・ゾーンレベル」を出版。現在は日刊スポーツ公認のコンピ指数研究家として日刊公式ウェブサイト「極ウマ・プレミアム」にてコラム、テクニカル6を連載中。また重賞特集号として日刊スポーツが発行しているタブロイド紙のコンピ予想も担当している。
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