『ハードな連闘を経験した馬の次走成績は?』田中洋平

 

今回はグリーンチャンネルのパドック中継を見ていて、

気になったことを調べてみました。

 

それは連闘した馬の次走成績。

 

まず連闘についてですが、

2018年の安田記念をモズアスコットが勝利したケースが有名。

 

5月27日の安土城ステークスに出走して2着後、

 

6月3日の安田記念に出走するというハードスケジュールですね。

 

先週も日曜日に出走していたのに、

もう今週の日曜日に出走するの?と心配になりますが、

モズアスコットを管理する矢作芳人調教師は、

連闘が最も得意とするローテーションと自信があったようです。

 

では連闘というハードスケジュールで挑んできた馬は買いなのか?

 

◆連闘

勝率5% 連対率10% 複勝率15%

単勝回収率55% 複勝回収率59%

 

◆それ以外

勝率7% 連対率14% 複勝率21%

単勝回収率73% 複勝回収率73%

 

詳細はこちら↓

 

このように連闘は成績も回収率も壊滅的。

 

モズアスコットの成功例を鵜呑みにすると、

痛い目にあう典型例です。

 

では次に、

その連闘というハードスケジュールを経験した馬の

次走成績はどうなのか?

 

これを見てみましょう。

 

◆3連闘

勝率1% 連対率4% 複勝率7%

単勝回収率4% 複勝回収率20%

 

◆それ以外

勝率5% 連対率10% 複勝率16%

単勝回収率90% 複勝回収率77%

 

詳細はこちら↓

 

今回調べてみて分かったのですが、

3連闘という鬼ローテーションをさせる、

調教師&馬主がいるのですね。

 

成績はご覧のとおり終わっていて、

逆に3頭が該当する1%の勝率があることもビックリ。

 

反対に連闘後に少し休んだ馬、

または長期休養を挟んだ馬の次走成績は、

それほど悪くないですね。

 

単勝の回収率も90%ありますし。

 

そこで「それ以外」のデータを見ていて気になったのが、

牡・セン馬と牝馬の成績の違い。

 

   

 

う~ん、人間と同じで女性の方がタフなのか?

 

それとも切り替えが早いのか?

 

また牝馬はパワーの必要なダートより、

キレを求められる芝の方が得意なので見てみましょう。

 

 

このように芝のレースは回収率が160%をマーク。

 

ただなぜ?

牝馬はハードスケジュールに強いのか?

 

この部分がナゾですね。

 

このようになぜ?が解決されていないパターンは、

信ぴょう性が低いと思うので注意です。

 

連闘後は、しっかり休めばとくに影響なし。

 

3連闘させるのは鬼。

 

ということだけ、覚えておきましょう。

 

投稿者プロフィール

田中洋平
田中洋平
田中洋平(日刊スポーツ公認のコンピ指数研究家)
かつてはダイニングバーの経営者だったが、現在は競馬研究ひと筋。「競馬最強の法則」の馬券ブラックジャーナルコーナーにおいて、2009年に逃げ穴馬馬券術を紹介。2010年には同誌にて「コンピアナライズを追え」で巻頭でデビューを果たし、2012年にKKベストセラーズより「新コンピアナライズ・ゾーンレベル」を出版。現在は日刊スポーツ公認のコンピ指数研究家として日刊公式ウェブサイト「極ウマ・プレミアム」にてコラム、テクニカル6を連載中。また重賞特集号として日刊スポーツが発行しているタブロイド紙のコンピ予想も担当している。

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