『愛知杯2019の穴馬探し予想PART1』シベリアン

「愛知杯」の
穴馬探しをお届けします。

愛知杯は1月26日(土)に
中京芝2000mで行われる
牝馬限定のG3重賞です。

土曜施行のレースですので
早速、愛知杯のポイントを
お伝えしましょう。

なお、愛知杯が現行の
1月開催に移行したのは
2016年から。

よって当欄でご紹介する
各データは、2016年~
2018年のレース結果を
集計したものとなります。

【ポイント1】
年が明けて中京芝コースの
傾向が激変?

→先週から始まった中京開催。
芝の全レースで馬券圏内に
好走した24頭の脚質を診て
ください。

土曜07R 1着馬 先行
土曜07R 2着馬 差し
土曜07R 3着馬 逃げ
————
土曜10R 1着馬 逃げ
土曜10R 2着馬 先行
土曜10R 3着馬 先行
————
土曜11R 1着馬 先行
土曜11R 2着馬 先行
土曜11R 3着馬 差し
————
土曜12R 1着馬 先行
土曜12R 2着馬 逃げ
土曜12R 3着馬 差し
————
日曜05R 1着馬 先行
日曜05R 2着馬 先行
日曜05R 3着馬 差し
————
日曜07R 1着馬 先行
日曜07R 2着馬 先行
日曜07R 3着馬 逃げ
————
日曜09R 1着馬 先行
日曜09R 2着馬 差し
日曜09R 3着馬 差し
————
日曜10R 1着馬 差し
日曜10R 2着馬 差し
日曜10R 3着馬 先行

昨年12月の中京開催は
異常なほど、差し追込みが
バンバン決まっていました。

しかし、それから1ケ月の
インターバルを置き、かつ
Bコースに替わった先週の
中京芝は「傾向」が一変。
前の馬が残るようになって
います。上記のように
好走した馬の半数以上が
「前」にいた馬でした。

もともと、中京の2000m=
いつもお伝えしているように
「ソコソコ前目の位置から
ソコソコ速めの上がり脚で
上がった馬」が強い舞台。
今の馬場状況ならなおさら
その点は意識して然るべき、
と感じます。

【ポイント2】
明け4歳馬に
妙味なし?

→今後、当レース最大の
キモとなるかもしれない
ポイントです。

現行の1月開催に移行した
近3年の当レースでの
馬齢別成績を診てください。

4歳  複勝率13% 0.0.1.7  
5歳  複勝率33% 3.2.1.12
6歳上 複勝率 8% 0.1.1.23

5歳馬が好調。
4歳・6歳上は低調です。

成長の「ピーク」が
来るのが早く、消長も
激しいのが牝馬ですから
6歳上のベテラン牝馬が
低調なのは納得ですが、
このケースでは4歳馬も
不調。

しかも、4歳馬の場合は
「けっこうな高人気に
推されるに走らない」
傾向が顕著です。実際に
近3年出走の4歳馬8頭の
人気順は4・2・7・3・7・
3・5・14。8頭中5頭が
「5番人気以内」。

しかし、その8頭の着順は
3・4・11・7・15・4・
5・14。馬券に絡めませんし
「人気以下」の着順に負ける
馬が多いのも特徴です。

この時期の5歳牝馬は
繁殖入りを目前に控えた
馬も多く目イチ仕上げが
施されているケースも
少なくないですが、逆に
4歳馬は「先」を見据えた
仕上げの事が多いワリに
(明け4歳ならではの)
フレッシュ感が票を過剰に
集めがちなことから、
「けっこう人気になるのに
走らない」結果が現われて
いるのだと思います。

【ポイント3】
「ミスプロ×サンデー」が
強い

→近3年の好走馬9頭のうち
じつに4頭が「父ミスプロ×
母父サンデー」配合でした。

16年1着馬
16年2着馬
16年3着馬
17年1着馬 ミスプロ×サンデー
17年2着馬 ミスプロ×サンデー
17年3着馬
18年1着馬 ミスプロ×サンデー
18年2着馬
18年3着馬 ミスプロ×サンデー

中京芝2000m=重めの
芝コースで行われますが
道中スローがお約束。
瞬発力とパワーが共に
ソコソコ欲しい舞台です。
ゆえに、血統配合的にも
ミスプロ×サンデーの
組み合わせ馬が走りやすい、
という事なのでしょうか。

なお、16年1着馬の
バウンスシャッセは
父サンデー系×母父が
シャーペンアップ系。
ネイティブダンサーに
遡りますから、祖は
ミスプロ系と同じです。
よって16年1着馬を
含めると「5頭が同じ
配合型」とも言えます。

【ポイント4】
レース間隔が詰まっている
馬が狙い目?

→1月開催の開幕週に
移行して今年がまだ
4年目ですが、近3年の
当レースで3着以内に
好走した9頭のうち8頭が
「中4週以下」の間隔で
使っていた馬でした。

16年1着 バウン 7ケ月ぶり 
16年2着 リーサ 中4週
16年3着 アース 中2週
17年1着 マキシ 中2週
17年2着 サンソ 中3週
17年3着 クイン 中2週
18年1着 エテル 中3週
18年2着 レイホ 中3週
18年3着 マキシ 中4週

中3週以下が6頭を占め、
中4週以内が8頭。まだ
3年のサンプルとはいえ
これほど「前走からの
間隔が詰まっている馬」
ばかり好走している
重賞も、珍しい印象。

年末年始の変則調教を
挟む時期ですから、特に
繊細な牝馬は調整が
非常に難しい。結果的に
太め残りで出走してくる
馬も少なくありません。

ですので、前走からの
レース間隔が短かめの
馬のほうが(すでに
体がデキているため)
太目残りで出てくる
リスクが少なく、結果も
出せているのでしょう。

以上4点を鑑みたうえで
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。

PART2・穴馬結論編に続きます。

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。