『弥生賞2019の穴馬探し予想PART1』シベリアン

「弥生賞」の穴馬探しを
お届けします。

弥生賞は3月3日(日)に
中山芝2000mで行われる
皐月賞トライアルです。

さっそく、弥生賞の
ポイントをお伝えします。

【ポイント1】
今春の中山芝に
「異変」あり?

→先週開幕した中山ですが、
芝の中距離戦で、ちょっと
した異変が起きていました。

下記を診てください。

2月23日(土)
05R 1800m 1着 ディープインパクト
06R 2000m 1着 ディープインパクト
09R 2200m 1着 ディーププリランテ
10R 1800m 1着 ディープインパクト

2月24日(日)
05R 2200m 1着 ディープインパクト
06R 1800m 1着 ヴィクトワールピサ
11R 1800m 1着 ステイゴールド

これは、先週土・日に
中山で行われた、芝の
中距離(1800~2200m)で
勝った馬の「父」です。

7クラ中、父ディープ系が
5勝をマーク。さらに
7頭すべて父サンデー系。

これが、毎年の春の中山の
(やや時計が掛かる馬場の)
開幕週ですとディープ系は
もう少し苦しみますし、逆に
非サンデー系の馬がもう少し
台頭します。

しかし今年は違いました。
馬場が例年より少し速い
影響でしょうか。中距離で
ディープ系のスピードが
活きる状況になっている
模様。逆に、速力不足の
非サンデー系の馬が
苦しんだのです。

ちなみに春の中山開幕週の
芝中距離で、非サンデー系の
馬が1勝もできなかったのは
ここ5年で初。

レースを上がってきた
ジョッキーからは馬場が
堅かったというハナシも
伝わってきています。

ただ、先週の中山は
雨予報を見越して散水を
あえて取り止めた結果、
雨が降らず、馬場が
予測より硬化してしまった
とも聞きます。

中間の天候、散水情報、
そして土曜の馬場傾向を
チェックしたうえで
狙い馬を定めていくのが
良策と言えるでしょうか。

【ポイント2】
前走「500万経由馬が
ほとんど通用しない

→近10年の前走の
「レース格」別成績を
診てください。

オープン   9.7.9.40 複勝率38%
500万    1.2.1.32 複勝率11%
新馬未勝利戦 0.1.0.12 複勝率 8%

このように、前走で
「500万」を使ってきた
馬が通用していません。

昨年などは象徴的。
前走で500万を勝ってきた
3番人気馬が7着に沈み、
逆に上位3頭を占めたのは
すべて前走でオープンを
使ってきた格上馬でした。

最近の3歳馬は早熟化&
早期完成化が進んでいます。
近年の弥生賞も(将来性が
豊かな馬というよりも)
そんな「もう既に完成して
いる馬」が多く集う傾向。

ですので、500万を勝って
きたばかりの履歴の薄い馬、
今の完成度で一枚劣る馬が
通じづらくなっている面が
あるのでしょう。

【ポイント3】
ユルい流れで先行馬が
残りやすいレース

→じつはコレが弥生賞の
大きなポイントです。

激しい流れになりがちな
本番の皐月賞とは違い、
トライアルらしくスローで
流れたうえで、各馬の
動き出しも遅くなる事が
多いのがこの弥生賞。

そのため、好位で運んだ
馬が(スロー+後続勢の
仕掛けがけっこう遅いため)
勝負所をすぎても余力が
残っており、余力十分に
直線で加速して後続馬を
振り切る…そんな展開に
なる事が多く、前へ行った
先行馬が「残る」結果に
なりがちなのです。

実際に近5年好走馬15頭の
うち10頭が逃げた&好位で
先行していた馬でした。
一昨年のような超スローに
なり、前の馬が「穴」を
あけることが決して珍しく
ないレースです。

【ポイント4】
ユルい流れで速い上がりが
活きやすいレース

→前項【ポイント3】の
とおの、弥生賞はユルく
流れますから、ラストは
「上がり勝負」が必定。

結果的に、ラストで速い
上がり脚を使った馬が
好走する傾向が出ています。
近10年の勝ち馬10頭中、
8頭が上がり最速または
準・最速をマークした
馬でした。

近走の内容や血統から
「速い上がりを使えそうな
馬か否か」を見極めておく
ことが大切です。

以上4点を鑑みたうえで
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。

PART2・穴馬結論編に続きます。

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。