『小倉2歳ステークス2019の穴馬探し予想PART1』シベリアン

「小倉2歳S」の
穴馬探しをお届けします。

小倉2歳Sは
9月1日(日)に
小倉芝1200mで行われる
2歳の短距離重賞です。

さっそく、当レースの
ポイントをお伝えします。

【ポイント1】
ミスプロ天国

→小倉2歳Sは
「ミスプロ持ち」の馬の
好走が多いレースです。

2012年以降の当レースの
好走馬21頭の血統を
診てください。

12年1着馬  父ミスプロ系
12年2着馬 母父ミスプロ系
12年3着馬  父ミスプロ系
13年1着馬
13年2着馬
13年3着馬 母父ミスプロ系
14年1着馬
14年2着馬 母父ミスプロ系
14年3着馬  父ミスプロ系
15年1着馬 母父ミスプロ系
15年2着馬  
15年3着馬 母父ミスプロ系
16年1着馬
16年2着馬
16年3着馬 母父ミスプロ系
17年1着馬
17年2着馬  父ミスプロ系
17年3着馬
18年1着馬  父ミスプロ系
18年2着馬 
18年3着馬  父ミスプロ系

このように
21頭中、半数を超える
12頭が「父か母父が
ミスプロ系」の馬。
かなりの高確率と
言えましょう。

テンからかなり速く流れ、
あとはゴールへ向けて
失速するタフなラップに
なる事が多い小倉2歳S。

それは、まるで
ダート短距離戦のような
「前傾ラップ」ですが、
ゆえにダート短距離戦に
非常に強いミスプロの血を
持つ馬が多く好走する、と
いうことなのでしょう。
とても分かりやすい
ハナシではあります。

【ポイント2】
「最内枠」が圧倒的に不利

→近10年の「枠別」の
成績を診てください。
1枠馬だけ成績が極端に
悪くなっています。
最終週で芝コースの内が
悪くなっていることが
影響しているのでしょう。

1枠 複勝率 7% 0.0.1.13
2枠 複勝率24% 1.1.2.13
3枠 複勝率26% 3.1.1.14
4枠 複勝率21% 3.0.1.15
5枠 複勝率15% 0.0.3.17
6枠 複勝率 5% 0.1.0.19
7枠 複勝率33% 2.4.1.14
8枠 複勝率21% 1.3.1.19

【ポイント3】
タフな逃げ先行策での
好走実績に要注目

→コレが当レースの
「最大のキモ」なのかも
しれません。

小倉2歳Sでは「テンが
34.0秒より速かった
いわゆるテン激流戦で、
4角を3番手より前で
通過したうえで連対した
実績をすでに持つ馬」が
毎年、よく好走します。

2012年以降の
好走馬21頭のうち
およそ3分の2にあたる
13頭が、下記のように
「テンが34.1秒よりも
速かったテン激流戦」で
前々へ行って、連対した
経験がある馬でした。

12年1着馬 前走テン33.6秒レースで逃げて1着
12年2着馬 前走テン34.0秒レースで2番手から2着
12年3着馬 前走テン33.6秒レースで3番手から1着
13年1着馬 前走テン34.0秒レースで逃げて1着
13年2着馬 前走テン33.7秒レースで逃げて1着
13年3着馬
14年1着馬
14年2着馬 前走テン33.8秒レースで3番手から1着 
14年3着馬
15年1着馬
15年2着馬 前走テン33.5秒レースで逃げて1着  
15年3着馬 前走テン33.8秒レースで逃げて1着
16年1着馬 前走テン33.6秒レースで3番手から1着
16年2着馬
16年3着馬 前々走テン32.8秒レースで逃げて2着
17年1着馬 前走テン33.6秒レースで逃げて1着
17年2着馬
17年3着馬 前走テン33.5秒レースで逃げて1着 
18年1着馬
18年2着馬
18年3着馬 前走テン34.1秒レースで2番手から1着

前述したとおり
タフな前傾ラップになる
ケースが多い小倉2歳S。
ゆえに既にテン激流戦で
前々へ行って連対できた
経験がある「タフな馬」が
よく好走できている、と
いうことなのでしょう。

タフな逃げ先行策での
好走実績に要注目、と
いうワケです。

【ポイント4】
「キャリア3走以上」の
馬は不振

→近10年の出走馬の
キャリア別成績を診て
ください。3走以上を
走っていた馬よりも、
2走以下しか走っていない
馬のほうがアベレージが
断然上です。

1走   複勝率25%  5.5.7.51
2走   複勝率23%  4.4.2.33
3走以上 複勝率 7%  1.1.1.40

小倉2歳Sを迎えるまでに
すでに3走以上を走って
いた馬=3走以上要して
やっと未勝利を脱せた馬、
ということ。つまり力が
劣っている証なのです。

【ポイント5】
前走「小倉のオープン」
出走組が不振

→タイトルどおり。
近10年の前走別成績は
下記のとおりで、前走で
「小倉のオープン」の
フェニックス賞や
ひまわり賞(九州産)を
使ってきた馬が不振です。
前走でやっと未勝利戦を
勝ち上がってきた馬よりも
アベレージが低いほど。

直前にフェニックス賞や
をひまわり賞(九州産)を
使ったような馬=その
レースが「本線」であり
小倉2歳Sの勝負気配は
高くないのでしょう。

新馬戦     複勝率25% 5.5.7.51
未勝利戦    複勝率14% 3.2.1.37
フェニックス賞 複勝率13% 1.3.1.33
ひまわり賞   複勝率13% 0.0.1.7

以上5点を鑑みた上で
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。

PART2・穴馬結論編に続きます。

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。

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