『セントウルステークス2019の穴馬探し予想PART1』シベリアン

「セントウルS」の
穴馬探しをお届けします。

セントウルSは
9月8日(日)に
阪神芝1200mで行われる
開幕週恒例のG3重賞。
スプリンターズSへの
前哨戦です。

さっそく、当レースの
ポイントをお伝えします。

【ポイント1】
サマースプリントシリーズの
転戦馬か?
休み明けの実力馬か?

→セントウルSは
G1スプリンターズSの
前哨戦ですが、一方で
サマースプリントシリーズの
最終戦でもあります。

夏競馬を転戦してきた馬。
G1を目指す休明けの実力馬。
どちらが強いのか?
どちらを狙うべきか?

下記を診てください。

07年1着馬(11)  ●
07年2着馬(7)  ●
07年3着馬(1)  ○
08年1着馬(3)  ●
08年2着馬(11)  ●
08年3着馬(9)  ○
09年1着馬(5)  ●
09年2着馬(1)  ○
09年3着馬(11)  ●
10年1着馬(4)  ●
10年3着馬(5)  ●
11年1着馬(2)  ●
11年3着馬(1)  ○
12年1着馬(6)  ●
12年2着馬(1)  ○
12年3着馬(12) 
13年1着馬(2)  ●
13年2着馬(1)  ○
13年3着馬(3)  ○
14年1着馬(4)  ●
14年2着馬(1)  ○
14年3着馬(2)  ●
15年1着馬(10)  ○
15年2着馬(1)  ●
15年3着馬(5)  ●
16年1着馬(1)  ○
16年2着馬(2)  ●
16年3着馬(9)  ●
17年1着馬(1)  ●
17年2着馬(6)  ●
17年3着馬(4)  ○
18年1着馬(1)  ○
18年2着馬(2)  ●
18年3着馬(7)  ●

上記は
サマースプリントシリーズが
創設された2006年以降の
セントウルSで、馬券圏に
好走した34頭(海外馬は
除く)の履歴を印で示した
ものです。

●印=前走で「夏競馬の
短距離重賞」を使われて
いた馬。低人気馬も多く
好走しています。

○印=今回が中10週超の
休明けだった馬。

34頭のうち
●印=21頭、○印=12頭。

つまりセントウルS=
「夏の短距離重賞」を
転戦してきた馬(●印)が
休明けの実力馬(○印)を
上回ることが多いレース、
なのです。

別掲「京成杯AH」では
サマーマイルシリーズの
関屋記念からの転戦馬が
今イチ信用しづらいと
お伝えしましたが、この
セントウルSは逆の現象。

特に、ここ5年は全て
●印の馬が2頭ずつ
馬券に絡んでいます。

短距離路線と
マイル路線では
G1が行われる日程も
ステップ戦のローテも
レースごとの疲労度も
違うため、セントウルSと
関屋記念で「逆」の現象が
起きているのでしょう。

またセントウルSでは
休明けの実力上位馬が
(G1が間近なためか)
当レースでかなり人気に
なります。

しかしそれらの馬が
人気ほど走れず、逆に
人気がちょっと低めの
夏競馬転戦組が好走して
妙味もつれてくる…
これが、セントウルSの
「パターン」です。

ともあれセントウルS=
サマースプリントシリーズの
最終戦としての性格が非常に
色濃いレースと言えます。

【ポイント2】
前走「オープン特別」組は
非常に買いづらい

→上記【ポイント1】に
関連した内容ですが、
近10年の当レース出走馬の
前走別成績を診てください。

■アイビスSD 複勝率40% 2.2.0.6
 高松宮記念  複勝率43% 1.2.0.4
■CBC賞   複勝率20% 0.1.1.8
■北九州記念  複勝率20% 5.1.6.49
■函館SS   複勝率50% 0.1.1.2
 オープン特別 複勝率 4% 0.0.1.25
 準オープン  複勝率 0% 0.0.0.3

■=サマースプリントシリーズ

このように、前走で
サマースプリントシリーズを
使ってきた馬が堅調なのに
対して「オープン特別」を
使ってきた馬は大不振。

オープン特別組の不振=
別掲「京成杯AH」と
共通した傾向ですが、
その京成杯AH原稿でも
触れたように夏ローカルの
オープン特別を使ってきた
ような馬=現状が頭打ちの
馬が多く、オモテ開催に
変わったココではツラい
結果が出ることが多めです。

【ポイント3】
夏競馬の続きだから?
牝馬強し

→基本的にセントウルSは
牝馬が強いレースです。
近10年の牡牝別成績は
下記のとおり。

牡セン 複勝率18% 6.7.4.79
牝   複勝率26% 4.3.6.38

前述したとおり
まさに「夏競馬の続き」の
性格を持つレースゆえの
当傾向なのでしょう。

【ポイント4】
逃げ残りがあるレースだが
「穴」の逃げ残りは少ない

→別掲「京成杯AH」は
逃げ馬が残れないのが
特徴のレースですが
このセントウルSは逆。
近10年で下記のように
4頭の「逃げた馬」が
馬券に絡んでいます。

09年 ローレルゲレイロ  14着 4番人気
10年 ケイティラブ    14着 13番人気
11年 テイエムオオタカ   5着 7番人気
12年 マジンプロスパー  11着 2番人気
13年 ハクサンムーン    1着 2番人気
14年 アンバルブライベン 12着 10番人気
15年 アクティブミノル   1着 10番人気
16年 ビッグアーサー    1着 1番人気
17年 フィドゥーシア    9着 2番人気
18年 ラブカンプ-     2着 2番人気

ただ「結果的に逃げた馬=
高人気に推されていた」
ケースが多いのも、この
レースの特徴。実力馬が
自ら先手を取り押し切りを
はかろうとするケースが
多いのです。

よって「逃げて好走した
穴馬」は少なく、15年の
アクティブミノルのみと
なっています。

以上4点を鑑みた上で
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。

PART2・穴馬結論編に続きます。

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。

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