『チューリップ賞の穴馬探しPART1』シベリアン

「チューリップ賞」の
穴馬探しをお届けします。

チューリップ賞は1日(土)に
阪神のマイルで行われる
桜花賞トライアルです。

 昨年は、10番人気3着の
 ラベンダーヴァレイを
推奨馬としてお伝えしました。

 昨年に一応の「結果」を
出せたレースですので、
 昨年の予想時に用いた
 ファクターも再度使いつつ
展望を進めていきます。

 土曜施行のレースですので
 さっそく、当レースの
 ポイントをご紹介しましょう。

 【ポイント1】
 収得賞金900万円以下の馬が
必ず1頭は馬券に絡む

→当レースの「キモ」です。
 昨年も収得賞金400万円の
 ラベンダーヴァレイが好走、
 好配当を提供しました。

このチューリップ賞が
「新しい阪神コース」で
行なわれるようになった
近10年で「収得賞金が
900万円以下の馬」が
馬券に絡まなかった年は、
じつは一度もありません。

 今年は、収得賞金がすでに
1000万を超えている馬が
3頭(ソウルスターリング・
 リスグラシュ-・アロンザモナ)
 出走予定ですが、当傾向に
当てはめますとこの3頭での
 ワンツースリーは無い、と
 いうことになります。

 「収得賞金900万円以下」=
 現時点で(チューリップ賞で
権利を取らないと、賞金的に)
 桜花賞出走が厳しい馬ですが、
そんな馬の「今回3着以内に
入って何とか桜花賞出走権を
獲りたい」モチベーションが
見逃せないレース、という
 ことなのでしょう。

ソウルスターリング・
 リスグラシュ-・アロンザモナ。
この3頭の中でどの馬が崩れ、
その代わりに食い込んでくる
馬は何か? それが当レースの
予想のポイントと診ています。

その3頭のワンツースリーで
 もし決まれば、あきらめます。

とはいえソウルスターリングが
馬券圏外へ消えるシーンは
 さすがに想定しませんが…。

 【ポイント2】
 「サンデー×ノーザンダンサー」
 王道配合馬に注目

→近5年の好走馬15頭のうち
 なんと9頭が「父サンデー系×
母父ノーザンダンサー系」の
王道配合馬です。

12年1着馬
12年2着馬
12年3着馬 父サンデー×母父ノーザンダンサー
13年1着馬
13年2着馬
13年3着馬 父サンデー×母父ノーザンダンサー
14年1着馬 父サンデー×母父ノーザンダンサー
14年2着馬 父サンデー×母父ノーザンダンサー
14年3着馬 父サンデー×母父ノーザンダンサー
15年1着馬 父サンデー×母父ノーザンダンサー
15年2着馬 父サンデー×母父ノーザンダンサー
15年3着馬
16年1着馬 父サンデー×母父ノーザンダンサー
16年2着馬
16年3着馬 父サンデー×母父ノーザンダンサー

最初の1000mはスローで
各馬が様子見。ラスト600mで
急加速して上がり勝負になる
極端な瞬発力レースですから、
やはり父サンデー系の馬が
本領を発揮してきます。

また、ダート的な持続力や
短距離的なパワーは特に
要らないため、配合相手の
母系もノーザンダンサー系の
 ベーシックな組成を持つ馬が
多く好走している…という
 ことなのでしょう。

 【ポイント3】
デピュティミニスター系にも
要注意

→上記で「父サンデー系×
母父ノーザンダンサー系の
王道配合馬が強いレースで、
ダート的な持続力や
短距離的なパワーは特に
要らない」と記しましたが
 デピュティミニスター系を
父or母父に持つ馬は、この
 レースでよく好走します。

 近5年で下記3頭が快走。
 下記以前の2011年も
6番人気馬が3着に快走。
 出走頭数の少なさを鑑みると
要注目の事象と言えましょう。

13年1着馬 3番人気 父クロフネ
15年2着馬 7番人気 母父シルヴァーデピュティ
16年3着馬 10番人気 母父フレンチデピュティ

【ポイント4】
 前走「マイル」出走馬に
要注目

→タイトルどおり。近10年の
当レースの「前走の距離」別の
成績を診てください。

1200m以下 0.0.0.12 複勝率  0%
1400m   3.1.0.34 複勝率11%
1600m   7.9.9.52 複勝率32%
1700m以上 0.0.1.20 複勝率  5%

 今回と同じ「マイル」の
 レースを使ってきた馬が
断然優勢。3歳春までの
 マイルのレース=レベルの
高いレースが多いためこの
好成績に繋がっている面も
 あるのでしょうが、経験の
浅い牝馬のレースゆえ直近の
距離経験が大切になっている
面もあるのかもしれません。

ともあれ、これほど極端な
傾向が現れていますので、
 今年も当欄は「前走で
 マイルを使っていた馬」から
推奨馬をチョイスしたいと
考えています。

 以上4点を鑑みたうえで、
 今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。

PART2・穴馬結論編に続きます。

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。