「招福S」の
穴馬探しをお届けします。

2020年の中央競馬は
1月5日（日）6日（月）の
2日間開催で幕開け。

招福Sは1月5日（日）に
中山ダート1800mで
行われる3勝クラス戦です。

普段から週末に行われる
平地3重賞の展望を
お届けしている当欄ですが、
平地3重賞が施行されない週は
さらに別レースも取り上げて
展望をお届けしています。

1月5日（日）6日（月）の
平地重賞は、中山金杯と
京都金杯の2クラのみ。

そこで今週は5日（日）の
中山9R「招福S」の展望も
お伝えします。

今回は、直前の12月の
中山ダート1800m戦で
現れた「顕著な傾向」を
3つご紹介する事にします。

なお当記事内でご紹介する
「今冬のデータ」＝
11月30日～12月29日の
中山ダート1800m戦での
ものです。

【ポイント1】
今冬の中山ダ1800m戦は
「1・2枠」が苦戦

→今冬に行われた全ての
中山ダート1800m戦に
おける枠別の成績を
診てください。

1・2枠　複勝率13％　7.3.2.84
3・4枠　複勝率21％　5.9.8.83
5・6枠　複勝率19％　9.7.4.88　
7・8枠　複勝率25％　6.8.13.81

明らかに「おかしい」点が
見受けられます。本来は
コースロスが無く有利な
ハズの1枠＆2枠の成績が
断トツワーストなのです。

中山ダート1800m＝
もともと1・2枠絶対有利の
舞台とは言えませんが、
今冬の1枠＆2枠の不振は
ちょっと極端な印象。

内枠の成績が悪いダート＝
内の砂が深く走りづらい
状態になっていること、
外差し馬場になっている
ことは時折あります。地方の
ダートじゃあるまいし…と
思われるかもしれませんが
週中の雨の有無や砂の入替、
洗浄の案配などでダートでも
「バイアス」があらわれる
ことはあるのです。

ともあれ、ここまで
ハッキリ現象として現れて
いますので、年明けからも
引き続き注視したいと思って
います。

ちなみに
2019年「トータル」の
枠別成績はこんな感じでした。
2019年のトータルで診ても
このように1・2枠の成績は
さほど良くありません。

1・2枠　複勝率16％　28.21.18.342
3・4枠　複勝率18％　25.34.26.375
5・6枠　複勝率22％　40.30.38.394
7・8枠　複勝率26％　38.47.48.383

【ポイント2】
今冬の中山ダ1800m戦は
前走「差し」馬が大健闘

→今冬に行われた全ての
中山ダート1800m戦に
おける、前走脚質別の
成績を診てください。

前走逃げ　複勝率16％　3.0.1.21
前走先行　複勝率23％　8.7.6.69
前走差し　複勝率24％　9.15.14.118
前走追込　複勝率 7％　3.1.2.78

前走「追込」の極端な馬の
不振は当然として、今冬は
前走「差し」だった馬の
健闘が光ります。

ちなみに
2019年「トータル」の
成績は下記のとおりでした。
前走「逃げ」「先行」馬が
大優勢。中山ダ1800m＝
本来は前走で前へ行っていた
馬が非常に強い舞台なのです。

前走逃げ　複勝率33％　13.14.10.76
前走先行　複勝率30％　58.45.50.351
前走差し　複勝率20％　39.51.50.576
前走追込　複勝率 7％　7.7.7.297

しかし、今冬の
中山ダ1800m戦は実際に、
中位付近からの差しが
結構届いています。よって
前走で差しに構えていた馬の
差し脚に要注目となっている
というワケです。

【ポイント3】
今冬の中山ダ1800m戦は
「距離延長」組が苦戦

→今冬に行われた全ての
中山ダート1800m戦に
おける「前走からの
距離短縮／延長」別の
成績を診てください。

前走から距離延長　複勝率17％　12.9.9.149
前走から距離短縮　複勝率23％　4.2.5.36
前走と同距離　　　複勝率21％　7.12.9.106

前走から距離延長＝
つまり前走で1700m以下の
「短めの距離」を使っていた
馬の成績が今ひとつです。

じつはコレ、この冬に
限った傾向ではありません。
中山ダート1800m戦では
いつも「距離延長組」の
成績が今ひとつなのです。
2019年「トータル」の
成績はこんな感じ。

前走から距離延長　複勝率17％　34.35.34.488
前走から距離短縮　複勝率20％　17.15.12.172
前走と同距離　　　複勝率24％　67.69.71.667

今冬の中山ダートも
いつもどおり「距離ぶん、
もしくはそれ以上の距離を
走れるようなスタミナ」が
活きやすいタフな馬場に
なっている＝ゆえに前走で
短めの距離を使っていた
馬が苦戦気味なのでしょう。
今冬のダ1800mは時計も
やや掛かっています。

以上3点を鑑みたうえで
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。

PART2・穴馬結論編に続きます。

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