『阪神大賞典(GⅡ)2020ユーキャンスマイル血統考察』YRA

血統調査員のYRAです。

「血統表は競走馬の設計図!」ということで。

 

今週は3月22日に開催された天皇賞(春)の前哨戦、阪神大賞典(G2)を勝ったユーキャンスマイルを取り上げます。

 


8枠10番ユーキャンスマイルは、五分のスタートを切ると控えて中団の後ろから。

1周目、正面スタンドでは内に入れて後方2番手の位置で待機。

向正面でも動かず、3コーナーから徐々に進出を開始。

4コーナーで上がっていくと、直線は前から4番手の位置で迎える。

インを突きながら残り200mを切るところで先頭へ。

そのまま力強く抜け出すと、最後は2着馬に1.3/4馬身差をつけて完勝。

本馬はこれで6勝目。

重賞はダイヤモンドステークス(G3)、新潟記念(G3)に続く3勝目となった。

 

 

ユーキャンスマイルの父キングカメハメハは現役時代、日本で8戦7勝。

2004年のダービーを制して、同年の秋初戦・神戸新聞杯(G2)を制した後、屈腱炎を発症しそのまま現役を引退した。

主な勝ち鞍はNHKマイルカップと日本ダービー。

2019年の種牡馬ランクは第6位。

2011・12年には種牡馬ランク1位に輝いたこともある。

 

母ムードインディゴの現役時の主な勝ち鞍は、府中牝馬ステークス(G3)。

G1でも2着に入った実績を持つ(秋華賞)。

血統背景は、父ダンスインザダーク(サンデーサイレンス系)×母父Sharpo(ネイティヴダンサー系)の組み合わせ。

サンデーサイレンス系なので交配相手は非サンデーサイレンス系となる。

これまで、キングカメハメハ→キングカメハメハ→クロフネ→キングカメハメハ(本馬)→キングカメハメハと交配しており、デビュー済み産駒5頭に対して4頭が勝ち上がっている。

この4頭の中から重賞を勝った本馬を輩出しているので繁殖力は高い。

 

父キングカメハメハは、非サンデーサイレンス系としてサンデーサイレンス系肌馬との交配でここまでの種牡馬としての地位を築いた。

成功配合パターンのほとんどが母父サンデーサイレンス系との組み合わせである。

本馬の「父キングカメハメハ×母父ダンスインザダーク」という組み合わせは、

天皇賞(秋)と宝塚記念を制したラブリーデイが同じ。

また、朝日チャレンジカップ(G3)等、重賞3勝を上げたショウリュウムーンも同じ組み合わせである。

 

 


本レースはハーツクライ産駒の成績が良く、過去4年連続で連対。

戦前のnetkeibaコラムでは同産駒のタイセイトレイルとレノヴァ―ルを取り上げました。

結果は6着・9着で、ハーツクライ産駒が連対するという法則は崩れることに。

それにキングカメハメハ系は相性が悪いレースだったんですよね~。

来年は悩むことになりそうです・・・。

 

投稿者プロフィール

YRA
YRA
血統の設計図から好走率を占う予想家
趣味の一口馬主が高じて牧場通いをするも「馬関係者でも走る馬はわからない」という結論に至る。そこから少しでも走る馬を見極めるために血統に没頭。血統から展開されるレース回顧は好評を得ている。

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