『NHKマイルカップ(GⅠ)2020ラウダシオン血統考察』YRA

 

血統調査員のYRAです。

「血統表は競走馬の設計図!」ということで。

 

今週は3歳マイル王決定戦、NHKマイルカップを勝ったラウダシオンを取り上げます。

 


6枠11番ラウダシオンはやや出負けのスタートを切ると、押して前へ。

するとスイッチが入ってしまったのか行きたがる素振りを見せてしまい、先頭に並びかけるも鞍上がなんとかなだめて2番手の位置に落ち着いた。

3~4コーナーで手応え良く馬なりのまま直線を迎えると、しばらくは持ったまま我慢。

400mを切って追い出しを開始すると、残り200m地点で逃げ粘るレシステンシアをつかまえた。

そのまま力強く抜け出して優勝。見事3歳マイル王の座に輝いた。

鞍上ミルコ・デムーロは昨年のアドマイヤマーズに続いて連覇達成。

本馬はこれで4勝目。重賞初制覇が嬉しいG1初制覇となった。

 

 

ラウダシオンの父リアルインパクトは現役時、日本とオーストラリアで30戦5勝。

主な勝鞍はATCジョージライダーS(オーストラリアG1)と安田記念(G1)。

安田記念は史上初の3歳での制覇だった。

母トキオリアリティーは北米の傍流血統ながらリアルインパクトとネオリアリズム(クイーンエリザベスⅡ世カップ)を輩出した名繁殖。

父はディープインパクトで後継種牡馬として期待されている。

2017年産駒が初年度産駒で、2019年種牡馬ランクは第90位(初)。

 

母アンティフォナは現役時、6戦1勝(条件馬)。

繁殖としてデビュー済み産駒は本馬を含みこれまで4頭。

父ダノンシャンティ(1勝、現役)→父ローズキングダム(3勝、現役)→父キンシャサノキセキ(未勝利)→父リアルインパクト(本馬)

3頭が勝ち上がり、2頭が複数勝ち。その中で本馬(G1馬)を輩出。繫殖力はかなり高い。

血統背景は父Songandaprayer(Unbridled’s Song~Mr.Prospector~ネイティヴダンサー系)×母父Cat Thief(Storm Cat~ノーザンダンサー系)の組み合わせ。

 

父リアルインパクトの種牡馬としての産駒はこの世代が初年度。

その為、サンプル数が少なくまだ傾向の全容は見えていない。

牝系にあるパワー血統を活かすため、ノーザンダンサー型スピード血脈を取り入れることが良さそう。

その点において、本馬の母系にあるStorm Catは相性が良さそうでこの組み合わせからは本馬の他にも既に勝ち馬が出ている。

Storm Catはリアルインパクトの父ディープインパクトとのニックス配合で日本ダービーを制したキズナを始め、活躍馬を多数輩出した。

父リアルインパクトは先述したように、傍流血統の母にディープインパクトを配した形。

それゆえに父ディープインパクトの成功配合パターンはそのまま当てはまりそうで、今後もこの配合には注目しておきたい。

 

 


戦前のnetkeibaコラムで取り上げたレシステンシアはいつも通りスタートを決め、あっさりと先頭を奪ってスマートに自分の競馬に持ち込むことができました。

目標となった分、最後に交わされてしまいましたが牡馬相手でも充分戦えるところを見せてくれました。

ラウダシオンは全くのノーマーク。

自身の血統考察リストのどこにも記載が無い馬で、仮に何回このレースをやり直してもらったとしても推奨できることは無いでしょう(笑)

改めて、まだまだ勉強が必要だなと思い知らされたNHKマイルカップでした。

 

 

 

 



私事ですが、最近禁煙を始めました(もう何十回目かわかりません笑)。

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投稿者プロフィール

YRA
YRA
血統の設計図から好走率を占う予想家
趣味の一口馬主が高じて牧場通いをするも「馬関係者でも走る馬はわからない」という結論に至る。そこから少しでも走る馬を見極めるために血統に没頭。血統から展開されるレース回顧は好評を得ている。

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