『オークス(GⅠ)2020デアリングタクト血統考察』YRA

血統調査員のYRAです。

「血統表は競走馬の設計図!」ということで。

 

今週は5月24日に開催された、3歳牝馬の頂上決戦 オークス(G1)を制したデアリングタクトを取り上げます。

 

 


2枠4番デアリングタクトは五分のスタートを切ると、内側のポジションを選択。

道中は控えて後方まで下げ、脚を溜める。

3~4コーナーでも持ったままで、直線に入りようやく追い出しを開始。

一度外へ持ち出そうとするが、蓋をされて出られず。

再び内側に進路を切り替えると、馬場の真ん中を割ってようやく追い込みを開始。

そこからの脚色は他馬と全く違うもので、最後はゴール前できっちりと差し切って優勝。

着差以上の強さを見せつけて見事、無敗での二冠を達成した。

 

デアリングタクトの父エピファネイアは現役時、14戦6勝。

主な勝鞍はジャパンカップ(G1)と菊花賞(G1)。

名牝シーザリオの息子で兄弟にはサートゥルナーリア、リオンディーズがいる。

血統背景は父シンボリクリスエス(ターントゥ系)×母シーザリオ(サンデーサイレンス系)の組み合わせ。

父シンボリクリスエスの代表産駒にして後継種牡馬として期待されている。

2017年産駒が初年度産駒で2019年種牡馬ランクは第46位(初)。

 

母デアリングバードは現役時未勝利。

繁殖として本馬が初仔。1頭目からいきなりG1馬を輩出した。

血統背景は父キングカメハメハ(~Mr.Prospector~ネイティブダンサー系)と母父サンデーサイレンスの組み合わせ。

 

エピファネイアを父として配合を考える場合、サンデーサイレンスが4代前なのでサンデーを持っていながらサンデー系牝馬との配合が可能。

日本種牡馬2大巨頭であるディープインパクト系ともキングカメハメハ系とも交配が可能なことが最大のセールスポイントである。

今回は母母にサンデーを持っている母父キングカメハメハとの配合パターン。

本馬が初年度産駒の為、サンプル数はまだ少ないが他に京成杯(G3)2着のスカイグルーヴもこのパターン。相性〇の配合パターンと見てまず間違いないだろう。

ちなみにスカイグルーヴとはサンデーサイレンス4×3のクロスという点でも一致している。

 

戦前のnetkeibaのコラムでも書いた通り、本レースはNureyevが最も相性の良い血。

昨年のラヴズオンリーユー、2018年のアーモンドアイ、2015年のミッキークイーンという勝ち馬が共通しており、また過去5年全てで馬券圏内に顔を覗かせていた。

本馬はNureyev ≒Sadler’s Wellsの3/4同血クロス4×5を持っているので、その点が血統的強みだったと言える。

前走の桜花賞でも道悪となった為にこの血の威力がいかんなく発揮されたことは記憶に新しい。

今や本馬の血統を語る際に欠かせないポイントである。

 

 


直線に入り進路に迷う鞍上の姿を見て、これは勝てないと一瞬顔が青くなりました…

しかしそんなこちらの心配をよそに、進路が開くとその脚色は他馬とまるで違うものでした。

正直褒められた騎乗ではありませんでしたが、だからこそこの馬の強さが際立つレースとなりましたね。

仮に今日のレースを何度やり直したとしても、この馬が勝つことは変わらないでしょう。

そして本馬は、今後何度もこのコラムに登場することになるんだろうなと、そんな感想を抱いた今年のオークスでした。

 

 

 

 



私事ですが、最近禁煙を始めました(もう何十回目かわかりません笑)。

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投稿者プロフィール

YRA
YRA
血統の設計図から好走率を占う予想家
趣味の一口馬主が高じて牧場通いをするも「馬関係者でも走る馬はわからない」という結論に至る。そこから少しでも走る馬を見極めるために血統に没頭。血統から展開されるレース回顧は好評を得ている。

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