『葵ステークス2020の穴馬探し予想PART1』シベリアン
「葵S」の
穴馬探しをお届けします。
葵Sは
5月30日(土)に
京都で行われる
3歳限定の短距離重賞。
一昨年から重賞に
格上げされました。
土曜施行ですので
さっそく、葵Sの
ポイントをお伝えします。
【ポイント1】
先週に傾向が変わった
京都の芝
→この春の京都の芝は、
Dコース施行に移行した
先々週に、一気に前が
残る馬場になりました。
しかし先週はまた変化。
差しが結構決まる馬場に
なりました。
Dコースに移行後、
ここ2週の京都の芝で
馬券圏に好走した72頭の
4角番手を見てください。
◆先々週 5月16・17日 Dコース
4番手以内 25頭
5~9番手 10頭
10番手以降 1頭
◆先週 5月23・24日 Dコース
4番手以内 19頭
5~9番手 14頭
10番手以降 03頭
一目瞭然でしょう。
5月16・17日は完全に
「前残り」主体の状況。
しかし先週23・24日は
差しが届いていました。
両週ともDコースとはいえ
何週も使い込まれた事で
馬場の内はさすがに荒れて
きており、先週は差しが
届きやすい状況になって
きたと診ます。その証に
先週23・24日の中でも
日曜後半のほうが、より
差しが届いていました。
次週は春の京都開催の
最終週です。整備されて
一気に前有利の状況が
また蘇る事はさすがに
考えづらく、引き続き
差しが届きやすい状況が
続くと診ています。
【ポイント2】
1200m出戻り馬で
「穴」を狙え!
→コレはオープン特別で
施行されていた当時の
データも含めたハナシに
なりますが、近年の
葵Sでは、芝1200mでの
好走実績を既に持つが、
前走でやや長めの距離を
使って凡走→葵Sで再び
1200mに距離が戻って
好走できた馬、いわゆる
「1200m出戻り馬」が
けっこう好走しています。
近5年の好走馬15頭の
「前々走→前走」履歴を
診てください。じつに
半数以上の8頭(★印)が
1200m出戻り馬です。
15年1着馬 1400m 5着 → 1600m 9着
15年2着馬 1400m 4着 → 1200m 1着
15年3着馬 1200m 1着 → 1400m17着 ★
16年1着馬 1600m 3着 → 1200m 1着
16年2着馬 1400m 5着 → 1400m 4着 ★
16年3着馬 1400m10着 → 1400m 5着 ★
17年1着馬 1400m 8着 → 1400m 5着 ★
17年2着馬 1400m 7着 → 1400m 3着
17年3着馬 1200m 1着 → 1400m 8着 ★
18年1着馬 1400m10着 → 1400m 3着
18年2着馬 1400m11着 → 1600m13着 ★
18年3着馬 1200m 2着 → 1200m 1着
19年1着馬 1200m 1着 → 1200m 1着
19年2着馬 1400m 4着 → 1400m13着 ★
19年3着馬 1400m 7着 → 1600m10着 ★
しかも上記★印8頭の
葵Sでの人気順は10・6・
10・2・6・6・14・2。
妙味じゅうぶんです。
昨年の2着(14番人気)・
アスターペガサスも
1200m出戻り馬でした。
1200mでデビュー2連勝。
函館2歳Sも勝ったほどの
馬でしたが、続く4走で
1400~1600mへ転戦し
4連続凡走。そして今回、
久々に得意の1200mに
戻ってきていましたが
近4走の凡走が効いて
大きく人気を落としていた
ワケです。しかし2着に
激走。
要は「番組の関係で
仕方なく近走で長めの
距離を使って凡走して
きたため、今回の人気を
下げている」馬が格好の
狙い目というコト。
穴狙いの方は特に、
1200m出戻り馬は
要チェックとなります。
【ポイント3】
7・8枠が極端に不振
→オープン特別時代も
含め当レースが1200mで
行われるようになった
近10年の枠別成績は下記の
とおり。7・8枠が極端に
不振です。
1・2枠 複勝率29% 5.3.1.22
3・4枠 複勝率22% 4.1.3.28
5・6枠 複勝率23% 1.4.4.31
7・8枠 複勝率10% 0.3.1.36
重賞に格上げされて
出走頭数が増え、道中の
スピードもますます
上がりますから今後は
外枠からの追走はさらに
苦しくなる可能性が高い、
と言えるでしょう。
何せ狭い京都Dコースの
内回り1200mを多頭数で
競うレースです。
【ポイント4】
牝馬優勢
→オープン特別時代も
含めた近10年の性別の
成績は下記のとおり。
牝馬が通用しやすい
スプリントレースらしく
牝馬がかなり好調です。
牡・セン 複勝率16% 3.4.6.68
牝 複勝率26% 7.7.3.49
重賞格上げ後も
この傾向は変わりません。
近2年の好走馬6頭のうち
4頭を牝馬が占めています。
【ポイント5】
関東馬劣勢
→オープン特別時代も
含めた近10年の
東西所属別の
成績は下記のとおり。
関東馬と関西馬で
ほぼダブルスコアの
状態です。
関東馬 複勝率13% 1.1.3.34
関西馬 複勝率23% 9.10.6.82
重賞格上げ後、この
傾向はますます顕著に。
昨年は4頭出走の
一昨年は5頭出走の関東馬が
ともに全滅しています。
以上5点を鑑みたうえで
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。
PART2・穴馬結論編に続きます。
投稿者プロフィール
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高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。
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