『目黒記念2020の穴馬探し予想PART1』シベリアン

「目黒記念」の
穴馬探しをお届けします。

目黒記念は
5月31日（日）の
ダービー終了後に
東京12Rとして
行われる、伝統の
G2レースです。
発走時刻は17時。

昨年はルックトゥワイスを
推奨馬として会員様に
お伝えしました。
（1着／3番人気）

さっそく、目黒記念の
ポイントをお伝えします。

【ポイント1】
長距離実績馬を
狙うべし

→東京の芝2500m戦＝
アルゼンチン共和国杯と
目黒記念の年2クラしか
行われない舞台。

ダービーの2400mとは
距離がわずか100mしか
違わないのですが、
坂を2度登るようになる
スタート位置の設定や
道中のペースなどから、
「100mの差」以上の
余分なスタミナを要する
舞台です。

極端に言えば
東京芝2400mでは
中距離向きの馬や
マイル向きの馬が平気で
好走しますが2500mでは
無理です。しっかりと
長距離向きのスタミナを
備えているステイヤーが
ハバを利かせるのです。

ですから後述のように
長距離血統の馬が数多く
好走しているワケですが、
「長距離実績」の観点で
診ても同じです。

近5年の目黒記念好走馬の、
それまでの芝2500m超での
成績を診てください。

15年1着　ヒットザターゲット　1.1.0.4
15年2着　レコンダイト
15年3着　ファタモルガーナ　　1.3.0.1
16年1着　クリプトグラム
16年2着　マリアライト　　　　1.0.1.1
16年3着　ヒットザターゲット　2.1.0.5
17年1着　フェイムゲーム　　　3.2.0.5
17年2着　ヴォルシェーブ　　　0.0.1.1
17年3着　ハッピーモーメント　0.0.0.1
18年1着　ウインテンダネス
18年2着　ノーブルマーズ　　　0.0.0.1
18年3着　パフォーマプロミス　1.0.0.0
19年1着　ルックトゥワイス　　1.0.0.2
19年2着　アイスバブル　
19年3着　ソールインパクト　　0.1.1.6

このように上記15頭の
うち9頭が、それまでに
芝2500m超の距離での
馬券圏好走実績がある、
いわゆる長距離志向の
強い長距離馬でした。

つまり、目黒記念とは
「馬券に絡む3頭の
うち2頭は長距離馬」と
いう、長距離色豊かな
レースなのです。

【ポイント2】
長距離血統を狙え

→目黒記念は
長距離血統馬の好走が
多いレースです。

近5年の馬券圏好走馬の
血統を診てください。
いわゆるスタミナ筋が
揃っています。

15年1着　ヒットザターゲット　母父グレイソヴリン系
15年2着　レコンダイト　　　　父母父グレイソヴリン系
15年3着　ファタモルガーナ　　母父エリシオ
16年1着　クリプトグラム
16年2着　マリアライト
16年3着　ヒットザターゲット　母父グレイソヴリン系
17年1着　フェイムゲーム　　　父母父グレイソヴリン系
17年2着　ヴォルシェーブ
17年3着　ハッピーモーメント　母父グレイソヴリン系
18年1着　ウインテンダネス　　父グレイソヴリン系
18年2着　ノーブルマーズ　　　父グレイソヴリン系
18年3着　パフォーマプロミス　父ステイゴールド
19年1着　ルックトゥワイス　　父ステイゴールド
19年2着　アイスバブル
19年3着　ソールインパクト

特に注目は父か母父が
「グレイソヴリン系」の
馬が非常に多い事です。
スタミナ＆パワー兼備で
距離は何mでもこなし、
レースの中身がタフなほど
台頭が増える筋ですが、
近5年好走馬のうち
上記のように7頭が該当。

上記以前の2013年も
「対象馬」ルルーシュが
2着に好走しています。
今年もグレイソヴリンの
快走には要注意です。

そして長距離における
サンデーのエース級である
ステイゴールド産駒の
台頭も近年は増えています。

【ポイント1】で触れた
ように、2500m戦でも
スタミナが潤沢に必要な
レースですからこのような
長距離血統の馬がハバを
利かせているのでしょう。

【ポイント3】
逃げた馬が不振

→当レースの近10年の
「逃げた馬」は
（0.1.0.9）と大不振。
2010年に2着に粘った
イケドラゴン以降、
逃げた馬の馬券絡みは
ありません。

【ポイント4】
53キロ以下の
軽ハンデ馬が不振

→当レースの近10年の
ハンデ別・成績は
下記のとおりです。
このように53キロ以下の
軽ハンデ馬が最も低調。

53キロ以下　複勝率11％　1.1.1.24
54キロ　　　複勝率21％　4.1.3.30
55キロ　　　複勝率21％　1.3.2.23
56キロ台　　複勝率23％　1.4.3.27
57キロ台　　複勝率12％　2.1.0.22
58キロ以上　複勝率20％　1.0.1.8

どちらかといえば
ハンデが重い馬のほうが
好走できている傾向が
読み取れます。

レース条件が全く同じ
アルゼンチン共和国杯でも
同じ傾向が出ていますが、
両レースとも特に近年は
実力馬の参戦が多いこと、
そんな実力馬に凄く重い
ハンデがつかなくなって
いることから「やや重い
ハンデで済んだ実力馬」が
順当に走る結果が増えて
いるのでしょう。

【ポイント5】
「ダービーに乗らない
関西所属ジョッキー」が
騎乗する馬は狙い目？