『日本ダービー(GⅠ)2020コントレイル血統考察』YRA

 

血統調査員のYRAです。

「血統表は競走馬の設計図!」ということで。

 

今週は5月31日に開催された競馬の祭典、牡馬クラシック二冠目の日本ダービー(G1)を勝ったコントレイルを取り上げます。

 


3枠5番コントレイルは五分のスタートを切ると前目につけてインの3番手の位置を確保。

道中、捲っていく他馬がおり5~6番手に後退するも鞍上は慌てず騒がず。

持ったままで3~4コーナーから直線を迎えた。

直線外に持ち出しながら進路を確保すると、残り300m付近で追い出しを開始。

鞍上の促す程度のゴーサインに反応し一瞬で突き抜けると、後続を寄せつけず圧勝。

デビュー5連勝で無敗のダービー馬が誕生した。

G1は2歳時のホープフルステークス、前走の皐月賞に続く3勝目。

 

 

コントレイルの父ディープインパクトは現役時代、7つのG1を制した「日本近代競馬の結晶」と言われる歴史的名馬。

種牡馬としても2012年から2019年現在まで8年連続で種牡馬ランク首位。

競走馬としても種牡馬としても日本競馬の代表的存在。

(2019年7月30日逝去)

 

母ロードクロサイトは現役時、未勝利。

繁殖としてこれまで2頭がデビュー済み。

交配はゴールドアリュール→ダイワメジャーでいずれも勝ち上がっている。

本馬は3頭目で、初めてディープインパクトとの交配による産駒となる。

 

母父Uubridled’s Song は父Unbridled ~Mr.Prospectorのラインでネイティヴダンサー系。

ディープインパクトと母父Unbridled系との組み合わせはニックス。

ダノンバラード(AJCC(G2))、ダコール(新潟大賞典(G3))らがいる。

また、本馬と全く同じとなる父ディープインパクト×母父Uubridled’s Songの組み合わせは、朝日杯フューチャリティーステークス(G1)を制したダノンプラチナがいる。

 

先述したように母自身は競走馬として結果を残すことはできなかった。

しかし、その母Folkloreはアメリカでブライダーズカップジュベナイルフィリーズとメイトロンステークスという短距離ダートのG1を制している。

母系がマイラーorスプリンターであることはディープインパクト配合において早期始動するためのセオリー。

 

このように本馬はディープインパクト配合における早期始動条件+活躍条件を満たしており、クラシック戦線を歩む資格は十分に持っているといえる。

 

 


本馬が活躍する度に上記のデビュー前の考察に光が当たるわけですが、このニックス配合はとてもわかりやすいので覚えておくとPOGでも役に立ちます。

 

他にもStorm Catとの血はキズナなどG1馬がズラリ並ぶ超好相性。

先述したUnbridledと併せてディープ系(後継種牡馬含む)のニックス配合となります。

これを私は「アンディープキャット」と称していますが、ついにこの配合で最高峰の日本ダービーまで制することに。

来週から次世代のダービーに向けた戦いが始まりますが、引き続きこの「アンディープキャット」については追いかけていこうと思っています。

 

コントレイルについては今後菊花賞に進むことが表明されました。

ダービーで見せたパフォーマンスからは三冠に向けて一点の曇りもありません。

本馬にはさらにその先の、歴代の名馬達が歩んだ道をも凌駕する道を歩んでいくことを期待します。

 

 

投稿者プロフィール

YRA
YRA
血統の設計図から好走率を占う予想家
趣味の一口馬主が高じて牧場通いをするも「馬関係者でも走る馬はわからない」という結論に至る。そこから少しでも走る馬を見極めるために血統に没頭。血統から展開されるレース回顧は好評を得ている。

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