『安田記念(GⅠ)2020グランアレグリア血統考察』YRA

血統調査員のYRAです。

「血統表は競走馬の設計図!」ということで。

 

今週は6月7日に開催された春のマイル王決定戦、安田記念(G1)を勝ったグランアレグリアを取り上げます。

 


7枠11番グランアレグリアは五分のスタートを切ると中団8番手の位置を追走。

4コーナーから直線で外へ持ち出すと、残り400mの付近で追い出しながら鞍上・池添謙一はムチを入れた。

残り200m地点で完全に抜け出すと、最後は流しながら追い込んでくるアーモンドアイを2馬身以上離してゴールイン。

昨年の桜花賞以来、GⅠ2勝目を手にした。

グランアレグリアの父ディープインパクトは現役時代、7つのG1を制した「日本近代競馬の結晶」と言われる歴史的名馬。

種牡馬としても2012年から2019年現在まで8年連続で種牡馬ランク首位。

競走馬としても種牡馬としても日本競馬の代表的存在。

(2019年7月30日逝去)

 

母タピッツフライはアメリカ産馬。現役時24戦7勝。

主な勝ち鞍はジャストアゲームS(アメリカG1・芝1600m)とファーストレディーS(アメリカG1・芝1600m)

繁殖としてこれまで本馬を含み2頭がデビュー済み。

2頭ともディープインパクトとの交配でいずれも勝ち上がっている。

全弟のブルトガングを産んだ後、2018年に死去。

また、そのブルトガングも昨年の新馬戦を勝った後に亡くなっている。

血統背景は父Tapit(~A.P. Indy~Seattle Slew~ナスルーラ系)×母父Marlin(~Nijinsky~ノーザンダンサー系)の組み合わせ。

ダートが主戦場の父産駒にしては珍しく芝での活躍馬だった。

これは母父Marlinが芝・ダート兼用のG1ホースだった為、このあたりの適性を引き継いだと思われる。

 

父ディープインパクト×母父Tapitの組み合わせは、デビュー済み10頭と少ないながらも、そのうち6頭が勝ち上がり。

先述した亡くなった全弟を除く、5頭が複数勝ちとかなり好相性の配合と言える。

これはTapitが持つUnbridledの血の影響が大きい。

ディープインパクトとUnbridledの血はニックスで、朝日杯フューチャリティーステークス(G1)を制したダノンプラチナや、先日無敗でクラシック2冠を達成したコントレイルら活躍馬多数を輩出。

この組み合わせから今週もG1を制覇ということでその勢いはとどまるところを知らない。

 

 


今最も勢いのある血統背景を武器に1歳上の最強牝馬アーモンドアイを撃破しました。

ここへ来てまた1頭、主役を張れる強い牝馬が出てきたことは喜ばしいことですね。

秋は再びマイルの頂点を目指すのか、それとも別路線か。

いずれにせよ楽しみです!

 

投稿者プロフィール

YRA
YRA
血統の設計図から好走率を占う予想家
趣味の一口馬主が高じて牧場通いをするも「馬関係者でも走る馬はわからない」という結論に至る。そこから少しでも走る馬を見極めるために血統に没頭。血統から展開されるレース回顧は好評を得ている。

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