『エプソムカップ(GⅢ)2020ダイワキャグニー血統考察』YRA

血統調査員のYRAです。

「血統表は競走馬の設計図!」ということで。

 

今週は6月14日に開催されたエプソムカップ(G3・芝1800m)を勝ったダイワキャグニーを取り上げます。

 


3枠6番ダイワキャグニーは、ポンッと好スタートを切ると積極的に前へ。

前から2馬身程離れた2番手の位置でレースを進める。

直線で、前を行く逃げ馬の外に持ち出すと追い出しを開始。

足元が悪い馬場状態もあり、なかなかとらえるまでに至らなかったが、残り200mを切ったところでようやく先頭へ。

そこからジワジワと脚を伸ばすと最後は鞍上の必死な励ましに応えて後続を振り切った。

本馬はこれで8勝目。嬉しい重賞初制覇となった。

 

ダイワキャグニーの父キングカメハメハは現役時代、日本で8戦7勝。

2004年のダービーを制して、同年の秋初戦・神戸新聞杯(G2)を制した後、屈腱炎を発症しそのまま現役を引退した。

主な勝ち鞍はNHKマイルカップと日本ダービー。

2019年の種牡馬ランクは第6位。

(2019年死去)

2011・12年には種牡馬ランク1位に輝いたこともある。

 

母トリプレックは現役時、30戦4勝(条件馬)。

繁殖としてデビュー済み産駒は本馬を含み9頭。

父タイキシャトル(1勝)→父クロフネ(5勝)→父ジャングルポケット(地方1勝)→父タニノギムレット(3勝、地方1勝)→父グラスワンダー(4勝)→父クロフネ(1勝)→父ハービンジャー(未勝利)→父キングカメハメハ(本馬)→父クロフネ(2勝、現役)

このように様々な種牡馬と交配されている中で中央勝ち上がりは7頭。

うち、複数勝ちを収めているのは5頭。

かなり仔出しが良いタイプであると言えるだろう。

血統背景は、父サンデーサイレンス×母父Coastal(~ネイティヴダンサー系)の組み合わせ。

 

父キングカメハメハは、非サンデーサイレンス系としてサンデーサイレンス系肌馬との交配でここまでの種牡馬としての地位を築いた。

成功配合パターンのほとんどが母父サンデーサイレンス系との組み合わせである。

本馬の「父キングカメハメハ×母父サンデーサイレンス」という組み合わせは、

ローズキングダム(ジャパンカップ、朝日杯FS)や、ドゥラメンテ(日本ダービー、皐月賞)、ベルシャザール(ジャパンカップダート)といったG1馬を始め、活躍馬多数を輩出している父の王道配合である。

 

父キングカメハメハは昨年亡くなったが、ここへ来て本馬が重賞初制覇達成。

この血の存在感はまだまだ健在であるところを見せつけた。

 


キングカメハメハ産駒は不良馬場での成績が、勝率12.5%、連対率22.9%、複勝率33.3%と優秀(データは2019年12月末時点)。

このことが今回の本馬の勝利の後押しの要因の1つと言えます。

ちなみに今回18番人気ながら3着に入り大穴をあけたトーラスジェミニの父はキングズベストでキングカメハメハと同じKingmambo系。

不良馬場では意識しておいた方が良い系統です。

 

投稿者プロフィール

YRA
YRA
血統の設計図から好走率を占う予想家
趣味の一口馬主が高じて牧場通いをするも「馬関係者でも走る馬はわからない」という結論に至る。そこから少しでも走る馬を見極めるために血統に没頭。血統から展開されるレース回顧は好評を得ている。

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