『函館記念(GⅢ)2020アドマイヤジャスタ血統考察』YRA

血統調査員のYRAです。

「血統表は競走馬の設計図!」ということで。

 

今週は7月19日に開催されたサマー2000シリーズ第2戦、函館記念(G3)を勝ったアドマイヤジャスタを取り上げます。

 


7枠14番アドマイヤジャスタは五分のスタートを切ると、道中は中団の8~9番手の位置を追走。

3~4コーナーから進出を開始すると、外を回りながら直線は4~5番手の位置で迎えた。

エンジン点火したまま脚を伸ばして抜け出すとそのまま後続を完封。

15番人気の低評価を覆し、嬉しい重賞初制覇を手にした。

 

アドマイヤジャスタの父ジャスタウェイは現役時、日本・UAE・フランスで22戦6勝。

主な勝鞍は、ドバイデューティフリー、天皇賞(秋)、安田記念とG1を3勝。

2014年JRA賞最優秀4歳以上牡馬に選出された。

ドバイデューティフリーでは従来のレコードを2秒以上も更新し、「ワールドベストレースホースランキング2014」で世界最高の130ポンドを与えられた。

引退後種牡馬入りし、2018年デビュー産駒の本馬がファーストクロップ。

2019年種牡馬ランクは第16位。

 

母アドマイヤテレサは現役時、19戦5勝(条件馬)。

繁殖としてこれまでデビュー済み産駒は本馬を含み11頭。

父フジキセキ(未勝利)→父ハーツクライ(7勝、G1馬アドマイヤラクティ)→父アグネスタキオン(4勝・オープン馬)→父アドマイヤムーン(未勝利)→父フジキセキ(未勝利)→父アドマイヤムーン(未勝利)→父マンハッタンカフェ(2勝)→父ハーツクライ(1勝)→父ハーツクライ(地方3勝)→父ジャスタウェイ(本馬)→父ハーツクライ(1勝、現役)

中央勝ち上がりは6頭。そのうちG1馬を1頭、オープン馬2頭を輩出している。

コンスタントに活躍馬を出すタイプとは言えないが、かなり仔出しは良い。

血統背景は父エリシオ(Fairy King~ノーザンダンサー系)と母父Caveat(~Bold Ruler~ナスルーラ系)の組み合わせ。

祖母ヒードはアメリカ馬で芝8.5Fの重賞勝ち馬である。

 

父ジャスタウェイ産駒の活躍馬である、ヴェロックス(皐月賞2着、ダービー3着、菊花賞3着)、ロードマイウェイ(チャレンジカップ(G3))、アウィルアウェイ(シルクロードS(G3))の3頭はいずれも母系にNijinskyを持っている。

今回重賞ウィナーの仲間入りを果たした本馬も母系にNijinskyを持っており、父の配合において相性の良い血である。

 

 


このように本馬は配合的には父の好配合馬であり、もともと早くから活躍。

2歳時のホープフルステークス(G1)で2着となり、クラシック戦線に参戦していました。

とはいえ、近走の走りっぷりからはなかなか評価できる状況ではなく血統配合を紐解いても本レースでの激走の要因を見つけることはなかなか難しいですね。

ただ本馬の好配合の要因であるNijinskyは本レース2着馬のドゥオーモ(13番人気)も持っていた血であり、このあたりは来年へのヒントとなりそうです。

また、産駒の世代数が少ない父ジャスタウェイはここまで見る限り、自身の重馬場適性を産駒に引き継いでおり洋芝適性も高そうです。

このようにジャスタウェイ産駒はまだ現段階で答えを出すことはできないので、今後も注目していこうと思っています。

 

最後に余談ですが、中京記念の方も18番人気のメイケイダイハードという人気薄馬が勝ったわけですが、これについて管理する調教師も「何で勝ったかわからない」とのコメント…

調教師の先生ですらわからないんだから気にするのはやめようって話です(笑)

 

ということで何回やっても取れそうにないレース結果でしたが、今週の本稿にて本コラムは無事2年目に突入しました!

これからも読んでやって下さい。

 

あ、Twitterでお祝いコメントくれたら嬉しいです、待ってます(笑)

 

 

 

投稿者プロフィール

YRA
YRA
血統の設計図から好走率を占う予想家
趣味の一口馬主が高じて牧場通いをするも「馬関係者でも走る馬はわからない」という結論に至る。そこから少しでも走る馬を見極めるために血統に没頭。血統から展開されるレース回顧は好評を得ている。

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