『エルムステークス2020の穴馬探し予想PART1』シベリアン

「エルムS」の
穴馬探しをお届けします。

エルムSは
8月9日(日)に
札幌ダート1700mで
行われるダート重賞です。

さっそく当レースの
要注目点を記します。

なお、昨年は
10番人気2着だった
ハイランドピークを
単独推奨馬として
会員様にお伝えしました。

つまり昨年の予想法が
間違っていなかったと
言えると思いますので、
昨年に用いた予想法を
今年も引き続き使いつつ
話を進めます。

【ポイント1】
とにかく逃げた馬が
よく残るレース

→新潟・函館で行われた
年を除く2008年以降の
近10年(以降の各項目も
同基準)のエルムSでは、
とにかく「逃げた馬」が
馬券圏に残っています。
下記を診てください。
なんと(0.1.5.4)です。

08年 マコトス 5着 4番人気
10年 エーシン 3着 1番人気
11年 エーシン 3着 3番人気
12年 エーシン 4着 4番人気
14年 エーシン 11着 6番人気
15年 エーシン 3着 1番人気
16年 モンドク 3着 1番人気
17年 ドリーム 3着 8番人気
18年 ドリーム 2着 3番人気
19年 ドリーム 11着 8番人気

「エーシン」や
「ドリーム」ばかりで
誤植ではないのか?と
言われそうですが(笑)
間違いではありません。

エーシンモアオバー。
ドリームキラリ。
毎年エルムSに出走し、
毎年逃げて、毎年のように
馬券に絡みました。

とはいえこの2頭が特に
強かったというワケでは
ありません。この2頭=
「捕まるとほぼ終了」の
純・逃げ馬。そんな馬が
逃げ残れるレースなのです。

札幌ダート1700m=
直線が短く、しかも
平均的に流れたうえで
早めに動くラップ構成に
なりやすい舞台。

よって、後続追走勢は
「道中の追走にソコソコ
脚を使わされるうえに、
早めに前が動く展開に
対応せねばならない」
キツい走りを強いられ、
早めにスタミナが切れがち。
直線で意外に伸びきれず、
結局前の馬が惰性で残れる
シーンが多いのです。

ただ、札幌のダートは
コーナー角度が大きいため
外からマクリ上がる事は
できます?回りで直線も
短いため「相当早めから
仕掛けるマクリ」でないと
ゴールに間に合いませんが
「早めからマクれそうな
機動力に優れた馬」が
出走していれば逃げ馬に
次いで要注意となります。

ともあれ、まずは
「逃げそうな馬」を
要マークのレースです。

【ポイント2】
前走「地方競馬」の
レース出走馬に要注目?

→近10年の当レースで
前走「地方競馬」出走馬が
(2.3.4.16)複勝率36%と
かなり堅調。

そのうち(大回り場の)
大井の帝王賞を使ってきた
馬の成績を引くと(2.2.4.12)、
複勝率40%とさらに成績が
良化します

大井以外の「小回り」の
地方のコースを走ってきた
直近履歴が、地方並みの
小回りトラックで行われる
当レースで活きやすいのかも
しれません。

【ポイント3】
ベテラン馬が不振

→近10年の馬齢別成績は
下記のとおり。若い馬ほど
よく走っているレースは
多いですが、当レースは
ちょっと極端な感じです。

4歳  複勝率37% 4.1.2.12
5歳  複勝率35% 5.3.4.22
6歳  複勝率19% 1.3.3.30
7歳上 複勝率10% 0.3.1.35

【ポイント4】
前走マリーンS組で
穴狙いは厳しい?

→近10年のエルムSで
前走マリーンS出走馬は
(4.1.0.25)複勝率17%と
今ひとつ。

ちなみに、その好走した
5頭の前走マリーンSでの
着順は1・3・1・2・2。

そして、その5頭の
エルムSでの人気順は
1・2・1・2・2。

つまり、エルムSでの
「前走マリーンS組」=
エルムSで上位人気に
推された人気馬しか、
好走していないのです。

マリーンS組は
アベレージ的にあまり
信用できないうえに、
マリーンSで好走して
今回も人気になっている
馬しか信用できず、あえて
マリーンSで凡走した馬を
買って穴狙い、という策は
通じない事になるワケです。

穴狙いの方は
マリーンS組に注目すると
厳しいのかもしれません。

以上4点を鑑みたうえで
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。

PART2・穴馬結論編に続きます。

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。