『北九州記念2020の穴馬探し予想PART1』シベリアン

「北九州記念」の
穴馬探しをお届けします。

北九州記念は
8月23日(日)に
小倉芝1200mで
行われるG3重賞です。

さっそく当レースの
要注目点を記します。

なお、昨年は
5番人気3着だった
アンヴァルを
単独推奨馬として
会員様にお伝えしました。

つまり、昨年の予想法が
一応間違っていなかったと
言えるかと思いますので
昨年時に用いた予想法を
今年も引き続き使いつつ
話を進めていきます。

 

 

【ポイント1】
激流の「新潟千直」で
目を覚ましてきた馬に
要注目

→近年の北九州記念の
最大のポイントは
実はコレでは?と
密かに思っています。

近10年の出走全馬の
「前走別成績」を診て
ください。

 

アイビスSD 複勝率21% 4.3.43.37
バーデンC  複勝率17% 2.0.2.20
CBC賞   複勝率12% 1.0.3.29
3勝クラス  複勝率29% 1.4.1.15
2勝クラス  複勝率40% 1.1.0.3 

 

アイビスSDを前走で
使ってきた、いわゆる
「前走で新潟千直の
激流の流れで走ってきて
目を覚ましてきた馬」の
成績が良好ですが、特に
近5年に限ると、下記の
ように毎年きっちり
1頭ずつ連対中!

 

14年1着 リトルゲルダ 前走アイビス4着
15年1着 ベルカント  前走アイビス1着
16年2着 ベルカント  前走アイビス1着
17年2着 ナリタスター 前走アイビス9着
18年2着 ダイメイプリ 前走アイビス1着
19年1着 ダイメイプリ 前走アイビス6着

 

昨年もアイビスSDを
直前で凡走して
ここでの人気を
大きく落としていた
ダイメイプリンセスが
2年つづけての大激走。

超激流のアイビスSDを
直前で使う=馬の気を
ピリッとさせる効果が
あるため、次走でまた
激流の北九州記念を
使っても、速い流れに
しっかり対応できて
好走している…という
ことではないでしょうか。

また、3勝クラスや
2勝クラスを前走で
走った「格下馬」が
かなりハバを利かせて
いるのもポイント。
夏競馬=格より調子を
如実に現す傾向とも
言えるのです。

 

 

【ポイント2】
「内枠」馬が苦戦中

→近10年の枠別成績は
下記の通り。包まれやすい
内枠のアベレージだけが
低調です。

どうしても小回り=
内有利と考えがちですが、
多頭数のスピード戦では
内々もごちゃつきがち。
その「典型」のような
当レースにおいては
ますます内有利ではない、
というコトなのです。

 

1・2枠 複勝率 8%  3.0.0.34
3・4枠 複勝率28%  2.6.3.28
5・6枠 複勝率18%  2.2.3.33
7・8枠 複勝率17%  3.2.4.4

 

 

【ポイント3】
「逃げた馬」も
大苦戦中

→近10年の逃げた馬は
下記の通り(0.0.0.10)。
タフな流れになるため、
逃げるとなかなか厳しく
なってしまいます。

 

10年 ケイティラヴ    13着 
11年 テイエムオオタカ  4着
12年 エーシンダックマン 15着
13年 アイラブリリ    8着
14年 アンバルブライベン 4着  
15年 ニザエモン     18着
16年 ラヴァーズポイント 11着
17年 アクティブミノル  7着
18年 ナインテイルズ   15着
19年 イエローマリンバ  10着

 

 

【ポイント4】
牝馬の激走に要注意

→昨年も牝馬の
ワンツースリーでしたが
近10年の牡牝別成績も
下記のように牝馬が
優勢です。

 

牝馬 複勝率24% 6.6.6.56
牡馬 複勝率13% 4.4.4.82

 

「夏に強い牝馬」
「短距離に強い牝馬」は
共に競馬の鉄則ですが
その2つが揃う一戦ゆえ
牝馬が好アベレージなのは
必然なのかもしれません。

 

 

【ポイント5】
ミスプロ強し

→近5年の当レースで
馬券圏に好走した15頭の
血統を診てください。

 

15年1着 ベルカント ◆
15年2着 ビッグアー ◆○
15年3着 ベルルミエ  ○
16年1着 バクシンテ ◆
16年2着 ベルカント ◆
16年3着 オウノミチ
17年1着 ダイアナへ
17年2着 ナリタスタ ◆
17年3着 ラインスピ  ○
18年1着 アレスバロ
18年2着 ダイメイプ
18年3着 ラブカンプ ◆○
19年1着 ダイメイプ
19年2着 ディアンド  ○ 
19年3着 アンヴァル  ○  

 

○=父か母父がミスプロ系の
馬です。

◆=父がバクシンオー系の
馬です。

上記15頭のうち
10頭に印が付きました。

北九州記念は、テンから
速めに流れてラップが
前掲になります。それは
ダートの短距離戦でよく
見られるラップと同じ。
ですからダート短距離に
滅法強いミスプロの血を
備えた馬が多く好走して
いるのでしょう。

しかしバクシンオー系の
馬も、そんな単調かつ
すごく速い短距離戦に
相当強い筋。という事で
ミスプロ保有馬および
父バクシンオー系の馬の
好走がかなり多いのだと
思います。

 

 

 

以上5点を鑑みたうえで
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。

PART2・穴馬結論編に続きます。

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。