『キーンランドカップ(GⅢ)2020エイティーンガール血統考察』YRA

血統調査員のYRAです。

「血統表は競走馬の設計図!」ということで

 

今週は8月30日に開催されたキーンランドカップ(G3)を勝ったエイティーンガールを取り上げます。

 


7枠14番エイティーンガールは五分のスタートから、控えて最後方待機。

3~4コーナー中間から進出を開始し、大外に持ち出して直線へ。

残り200mを切って加速すると、ゴール前でまとめてかわして優勝。

本馬はこれで5勝目。重賞は3度目の挑戦で初勝利となった。

 

 

エイティーンガールの父ヨハネスブルグはアイルランドの生産馬。現役時10戦7勝の戦績。

主な勝鞍は、BCジュヴェナイル(アメリカG1・ダ8.5F)、ミドルパークS(イギリスG1・芝6F)、モルニ賞(フランスG1・芝1200m)、フィーニクスS(アイルランドG1・芝6F)と芝・ダートのG1を4勝。

現役引退後に種牡馬となり、アメリカとオーストラリアでシャトル種牡馬(北半球と南半球で1年に2期種付けを行う種牡馬のこと)として供用された。

その後、2010年に日本に輸入され、2019年に引退。

2019年の種牡馬ランクは第26位。

 

母センターグランタスは現役時、1勝のみの戦績。

繁殖として、ここまでデビュー済み産駒は本馬を含み5頭。

中央での勝ち上がりは本馬のみ。

繁殖力として打率は低く「三振かホームランか」タイプと言える。

血統背景は父アグネスタキオン(サンデーサイレンス系)と母父ヘクタープロテクター(Woodman~Mr. Prospector~ネイティブダンサー系)の組み合わせ。

 

父ヨハネスブルグ×母父アグネスタキオンの組み合わせは本馬の他にも福島2歳オープン(OP)を勝ったジャカランダシティやジュニアC(OP)を勝ったテンクウを始め、多数の複数勝ち馬を出しており勝ち上がり率も高い好相性の配合。

また、Woodmanの血はホウライアキコ(デイリー杯2歳S(G2)、小倉2歳S(G3))やタガノブルグ(橘S(OP))も持っておりニックス。

このように本馬は父配合における効果的な血を持っている。

 

 


年々種付け頭数が減り、昨年種牡馬を引退した父にとって実に4年ぶりの重賞制覇となりました。

ヨハネスブルグ産駒は芝・ダート兼用で、そういった種牡馬は重馬場が得意な傾向にあります。

今回雨の重馬場で開催されたこと(しかも洋芝)が本馬にとって追い風となったことは間違いないでしょう。

ヨハネスブルグは日本ではまだG1馬を輩出していないので、ここで重賞を制した本馬にかかる期待は大きいです。

今後、父に大きなタイトルをプレゼントすることができるのか?という視点で注目してみるのもまた一興です。

投稿者プロフィール

YRA
YRA
血統の設計図から好走率を占う予想家
趣味の一口馬主が高じて牧場通いをするも「馬関係者でも走る馬はわからない」という結論に至る。そこから少しでも走る馬を見極めるために血統に没頭。血統から展開されるレース回顧は好評を得ている。

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