『新潟記念(GⅢ)2020ブラヴァス血統考察』YRA

血統調査員のYRAです。

「血統表は競走馬の設計図!」ということで

 

今週は9月6日に開催された新潟記念(G3・芝2000m)を勝ったブラヴァスを取り上げます。

 


8枠17番ブラヴァスは、好スタートを切るも手綱を抑えながら7~8番手の位置。

そこからさらに控えて3~4コーナーでは9~11番手あたりのポジション。

そのまま外をまわりながら直線を迎えることとなった。

残り400mを切って加速するとゴール前ギリギリで、先に抜け出したジナンボーをアタマ差かわして優勝。

本馬はこれで5勝目。3回目の重賞挑戦で嬉しい初制覇となった。

 

 

ブラヴァスの父キングカメハメハは現役時代、日本で8戦7勝。

2004年のダービーを制して、同年の秋初戦・神戸新聞杯(G2)を制した後、屈腱炎を発症しそのまま現役を引退した。

主な勝ち鞍はNHKマイルカップと日本ダービー。

2019年の種牡馬ランクは第6位。

(2019年死去)

2011・12年には種牡馬ランク1位に輝いたこともある。

 

母ヴィルシーナは現役時、21戦5勝。

主な勝鞍はヴィクトリアマイル(G1)2回。

繁殖としてデビュー済み産駒は本馬が初仔でまだ2頭。全弟は未勝利。

血統背景は、父ディープインパクト(サンデーサイレンス系)×母父Machiavellian(Mr. Prospector~ネイティヴダンサー系)の組み合わせ。

 

父キングカメハメハは、非サンデーサイレンス系としてサンデーサイレンス系肌馬との交配でここまでの種牡馬としての地位を築いた。

成功配合パターンのほとんどが母父サンデーサイレンス系との組み合わせである。

父キングカメハメハ×母父ディープインパクトの組み合わせは、堅実に走る馬が多いものの本馬の他には重賞勝ちは出ていない。

 

父キングカメハメハの産駒で「Nureyevのクロス+Mr. Prospectorのクロス」を持つ馬は、宝塚記念(G1)を勝ったミッキーロケットと同じ。

また、「Nureyevのクロス+サンデーサイレンス」は重賞5勝を挙げたトゥザグローリー、トゥザワールド(弥生賞(G2))兄弟と同じで芝の中距離適性に富んだ配合である。

 

父キングカメハメハは昨年亡くなったが、この夏、本馬でサマー2000シリーズチャンピオンを送り出すこととなった。

日本の2大種牡馬の片翼であるこの血の存在感はまだまだ健在だ。

 

 


このレースの新潟2000m(外回り)というコースは、最後の長い直線の決め手+持久力が求められる舞台です。

その為、スピードの持続力に長けたKingmambo系キングカメハメハにとっては相性が良い舞台と言えます。

昨年のユーキャンスマイルもキングカメハメハ産駒なので、これで2年連続の産駒による制覇となりました。

このことは今後も是非覚えておきましょう!

投稿者プロフィール

YRA
YRA
血統の設計図から好走率を占う予想家
趣味の一口馬主が高じて牧場通いをするも「馬関係者でも走る馬はわからない」という結論に至る。そこから少しでも走る馬を見極めるために血統に没頭。血統から展開されるレース回顧は好評を得ている。

稼ぎに直結する日刊コンピの法則:無料メルマガ登録