『オールカマー2020の穴馬探し予想PART1』シベリアン
「オールカマー」の
穴馬探しをお届けします。
オールカマーは
9月27日(日)に
中山芝2200mで
行われるG2重賞です。
今年はフィエールマン、
カレンブーケドール、
ミッキースワローの
GI級がココから始動。
少数精鋭の好メンバーと
なりました。注目です。
さっそく、当レースの
ポイントを記します。
【ポイント1】
トニービン!
→あえて「一言」で
言わせて頂きます。
それほど、当レースは
毎年トニービン持ちの
馬が好走しています。
論より証拠。
下記を診てください。
10年 3着 トウショウシロッ
11年 1着 アーネストリー
12年 2着 ダイワファルコン
13年 1着 ヴェルデグリーン
13年 2着 メイショウナルト
15年 2着 ヌ-ヴォレコルト
16年 2着 サトノノブレス
18年 3着 ダンビュライト
19年 2着 ミッキースワロー
19年 3着 グレイル
これは、2010年以降の
オールカマ-で馬券圏に
好走した27頭のうち
組成内にトニービンの
血を持つ馬です。
(新潟で施行された
2014年を除く)
このように、
全27頭のうち10頭…
好走馬の3分の1超が
「トニービン持ち」。
かなりの高確率と
言っていいでしょう。
当レースはペースが
あまりユルまず、
しかも終盤で早めに
各馬が加速するため
けっこうシビアな
展開になりがち。
そして、いつも申して
いますようにそんな
タフな質のレースに
めっぽう強いのが、
スタミナとパワーを
十二分に備えている
トニービンの血です。
ゆえにオールカマ-で
トニービンを備える馬が
走っているのでしょう。
まずは、各出走馬の
血統組成をチェックして
おきたいところです。
【ポイント2】
春天出走馬の取捨は…
→今年は春天1・3着馬が
それ以来の休み明けで
出走してきます。
じつは、前走G1出走馬は
近10年の当レースで
(7.6.2.10)複勝率60%と
素晴らしい成績。
しかし…その「内訳」は
下記の通りです。
前走宝塚記念 複勝率67% 4.4.2.5
前走春天 複勝率33% 1.1.0.4
前走その他のGI 複勝率75% 2.1.0.1
このように、春天からの
出走組の成績は平凡。
他のG1から来た馬よりは
苦労している印象です。
春天=4月終わり~5月頭に
行われる長距離レース。
つまり、オールカマーに
「春天から間隔がかなり
空いたうえに、春天の
距離に適性が高い馬」が
出走してきても苦労する
面がある…という事では
ないでしょうか?
【ポイント3】
「夏フル稼動馬」が
近年は苦戦傾向
→近年の当レースでは
夏にフル稼動していた馬が
あまり好走していません。
2010年以降(新潟施行の
14年除く)の当レースに
夏フル稼動馬=6~9月に
3走以上走った馬は19頭が
出走していましたが馬券に
絡んだのは2頭だけ。
サマーシリーズ最終戦と
位置づけられている
京成杯SCやセントウルSと
違って、オールカマ-は
「夏競馬の続き」的な
位置づけではありません。
しかも
オールカマーじたいの
メンバーレベルも最近は
かなり上がっています。
秋を見据えた強い馬が
始動戦にココを選択する
ケースも増きました。
ゆえに、特に近年は
「夏競馬フル稼動馬」が
その勢いを持ち込んで
オールカマーに続戦しても
レベル的に通じづらく
なっているワケです。
【ポイント4】
「格」が効くレース
→近10年の前走の格別の
成績を診てください。
重賞 複勝率27% 10.10.8.76
重賞以外 複勝率 7% 0.0.2.25
このように前走で
「重賞以外」のレースを
使ってきた馬がサッパリ。
ここまで極端な差がつく
重賞もさすがに珍しい。
上記【ポイント3】でも
記しましたが、近年は
またメンバーレベルが
上がってきていますから、
前走で「重賞以外」を
使ってきた格下馬では
なかなか厳しいという
ことなのでしょう。
じつは、今年は全馬が
前走重賞出走なのですが
同じ重賞でも「格」や
各レースの「レベル」の
比較が肝要になるという
ことなのかもしれません。
以上4点を鑑みたうえで
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。
PART2・穴馬結論編に続きます。
投稿者プロフィール
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高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。
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