『競走馬の能力比較に使える予想テクを伝授』田中洋平

 

現時点で三冠濃厚と言われているアーモンドアイ。

 

秋華賞に直接向かうような話もありますが、

今からとても楽しみです。

 

さてそのアーモンドアイの

桜花賞の上がり3ハロンのタイムは33秒2でした。

 

上がり2位だったトーセンブレスが34秒2なので、

他の馬と1秒近く違う末脚を使っていることになります。

 

どうりで1頭だけ次元が違うように見えるわけ。

 

ご存じの方も多いかと思いますが、

上がり3ハロンのタイムは、競馬場によって違ってきます。

 

それは直線にある坂や、芝の重さ、

4コーナーのカーブのキツさなどコースによって様々だから。

 

ざっくりと特徴を書いてみると、

 

札幌(芝重い)

函館(芝重い、カーブ急)

福島(芝重い、カーブ急)

新潟(※カーブ急)

東京(坂あり)

中山(坂あり)

中京(カーブ急、坂あり)

京都

阪神(坂あり)

小倉(カーブ急)

 

という感じです。

 

上がり3ハロンのタイムが遅くなる要素を

2つ持っている競馬場が、函館、福島、中京。

 

反対に遅くなる要素を持っていないのが京都ですね。

 

そして新潟はカーブが急ですが、

外回りの直線が659mもあるので、

上がり3ハロン(600m)はすべて直線です。

 

当然、上がり3ハロンのタイムは速くなりますよね。

 

これを踏まえて、

感覚的に速いタイムだと分かる

上がり32秒9以下のタイムを出した馬の数を、

競馬場別(芝のみ)にカウントしてみましょう。

 

ちなみに新潟千直は除いています。

 

札幌 0

函館 0

福島 0

新潟 139

東京 64

中山 15

中京 8

京都 77

阪神 36

小倉 2

 

いかがでしょう?

 

タイムの出やすい新潟と京都が抜けています。

 

続いて東京も多いですが、

東京競馬場はだらだら坂があっても直線が長い。

 

直線は525mあるので、

上がり3ハロン(600m)はほぼ直線と言えます。

 

反対に函館、福島、中京は少ないですし、

重い洋芝の札幌、カーブが急な小倉も少なくなっています。

 

これは競馬場の特徴もあると思いますが、

G1で勝ち負けするような一線級の強い馬が走らないので、

タイムが出ないということも考えられますよね。

 

ではまとめましょう。

 

◆速い上がりを使った馬の価値

超価値がある → 札幌、函館、福島、中京、小倉

まあまあ → 中山、阪神

まあ普通かな → 新潟、東京、京都

 

予想をする際に、

前走の上がりが33秒3でこりゃスゴイ!と思っても、

それが新潟競馬場でマークしたものなら、鵜呑みは禁物。

 

というこですね。

 

競走馬の能力比較に使えると思うので、

ぜひ参考にしてください。

 

それとアーモンドアイ33秒2ですが、

阪神競馬場で33秒4以下をマークした馬の次走を調べると、

 

勝率17% 連対率28% 複勝率37%

単勝回収率117% 複勝回収率80%

 

このようになります。

 

また阪神競馬場で33秒4以下をマークした馬が、

次走でG1を勝利しているケースが3例あり、

 

スプリンターズS(2013年)

ロードカナロア

 

スプリンターズS(2015年)

ストレイトガール

 

桜花賞(2016念)

ジュエラー

 

アーモンドアイの父親であるロードカナロアがいました。

 

データ的にも、秋がますます楽しみですね。

 

投稿者プロフィール

田中洋平
田中洋平
田中洋平(日刊スポーツ公認のコンピ指数研究家)
かつてはダイニングバーの経営者だったが、現在は競馬研究ひと筋。「競馬最強の法則」の馬券ブラックジャーナルコーナーにおいて、2009年に逃げ穴馬馬券術を紹介。2010年には同誌にて「コンピアナライズを追え」で巻頭でデビューを果たし、2012年にKKベストセラーズより「新コンピアナライズ・ゾーンレベル」を出版。現在は日刊スポーツ公認のコンピ指数研究家として日刊公式ウェブサイト「極ウマ・プレミアム」にてコラム、テクニカル6を連載中。また重賞特集号として日刊スポーツが発行しているタブロイド紙のコンピ予想も担当している。

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