『最近G1で見なくなったマイネル軍団はどうしたのか?』田中洋平

 

2019年の桜花賞は朝日杯FSから直行した、

グランアレグリアが制しました。

 

4コーナー先頭から、

後続を寄せ付けない強い競馬でしたね。

 

その桜花賞の出馬表を眺めていて気付いたのが、

馬主&牧場のパワーバランス。

今回は、ノーザン生産馬が9頭、

社台ファーム生産馬が3頭、社台白老ファームが1頭。

 

それ以外の牧場が4頭でした。

 

社台系牧場の生産馬が80%近いという、

社台の運動会はいつも通りなのですが、

私はあることに気づきました。

 

それはマイネル軍団の馬が、1頭もいないこと。

 

以前は勝てないまでも、

G1に顔を出していたような気もするな、

と思ったので調べてみました。

 

マイネル軍団とは、

岡田繁幸氏が率いるグループのことで、

馬主名義はサラブレッドクラブ・ラフィアン、

ビッグレッドファーム、岡田繁幸、ウインレーシングの4つ。

 

一時期は打倒!社台グループの急先鋒の存在でしたが、

最近はすっかりおとなしい印象です。

 

ちなみにウインレーシングは2011年頃に

マイネル軍団の傘下に入っていますが、

ここではすべてコミコミで考えています。

 

では2009年からのマイネル軍団の

G1出走馬数とその成績です。

 

 

2014年までは毎年15頭前後をG1に送り出して、

年間1~3頭くらいは馬券に絡む活躍をしていました。

 

ところが2015年からG1出走頭数自体が減少して、

2016年以降は馬券圏内ゼロ。

 

最後にG1を勝利したのは、

2013年のNHKマイル、マイネルホウオウ。

 

柴田大知騎手が平地G1を初めて制したレースでしたね。

 

そして最後にG1で連対したのは、

2015年の阪神JFのウインファビラスが最後。

 

どおりで最近、見ないはずですね。

 

続いてマイネル軍団のG2の成績。

 

 

こちらも出走頭数が2017年と2018年は20頭と減少傾向ですが、

昨年は馬券圏内に5頭と頑張った感じですね。

 

では最後にマイネル軍団のG3の成績です。

 

 

こちらは2010年代前半に比べて、2015年からの出走頭数が多くなっていますね。

 

G1、G2で通用する馬は少なくなったが、

G3級の馬は少し増えている感じでしょうかね。

 

ではマイネル軍団が重賞(G1,G2,G3)で稼いだ賞金を、

年別に見てみます。

 

2009年 4億3470万円

2010年 5億2880万円

2011年 7億5750万円

2012年 4億9690万円

2013年 5億5210万円

2014年 5億7305万円

2015年 2億9170万円

2016年 3億3250万円

2017年 3億2360万円

2018年 2億5930万円

 

やはり2015年から、ガクッと下がっていますね。

 

総帥の岡田繁幸氏名義の馬以外はクラブなので、

賞金を稼いで、お客さんに還元してナンボの世界。

 

獲得賞金が大幅に下がっているのは痛いですね。

 

そして大当たりしたメイン種牡馬、

ステイゴールドが2015年に亡くなったので、

ラストクロップ(最後の産駒)は、2016年生まれの馬たち。

 

現3歳世代が最後なので、この先の馬質の低下も心配です。

 

ただ6~7月の2歳戦に強いのは相変わらず。

 

1)6~7月

2)2歳の新馬戦か未勝利戦

3)芝のレースのみ

 

これだけで、

 

勝率11% 連対率20% 複勝率30%

単勝回収率143% 複勝回収率90%

 

という成績になります。

 

生き延びるために色んな工夫をしているでしょうから、

ここから復活して欲しいと思います。

 

何ごとも1強独占は面白くないので、もっと頑張って欲しいですね。

 

投稿者プロフィール

田中洋平
田中洋平
田中洋平(日刊スポーツ公認のコンピ指数研究家)
かつてはダイニングバーの経営者だったが、現在は競馬研究ひと筋。「競馬最強の法則」の馬券ブラックジャーナルコーナーにおいて、2009年に逃げ穴馬馬券術を紹介。2010年には同誌にて「コンピアナライズを追え」で巻頭でデビューを果たし、2012年にKKベストセラーズより「新コンピアナライズ・ゾーンレベル」を出版。現在は日刊スポーツ公認のコンピ指数研究家として日刊公式ウェブサイト「極ウマ・プレミアム」にてコラム、テクニカル6を連載中。また重賞特集号として日刊スポーツが発行しているタブロイド紙のコンピ予想も担当している。

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