『吉澤WESTのトリセツと、外厩と調教師の因果関係』高橋広治

こんにちは、高橋広治です。

よろしくお願いいたします。

今回は、非社台系の外厩、吉澤WESTについて書いていこうと思います。

 

でも、その前に、吉澤グループの総本山、吉澤ステーブルについて触れておかなくてはなりません。

 

吉澤ステーブルは、北海道浦河にあり、JRAが建設したBTC(軽種馬調教育成センター)の真向かいにあります。

このBTCは、馬の生産は行っておりませんが、日本でもトップクラスの育成・調教設備を完備して、入厩前の仔馬の鍛錬・馴教・基礎体力を付けていく場所のこと。

屋外・屋内坂路施設、芝・ダート・ウッドチップ馬場を全て完備し、日本有数の育成施設なのです。

日高・浦河の生産馬たちは、ノーザン系・社台系の馬と違い、生産馬の預託先が見つからない馬も大勢います。

そんな馬たちを預託するために、JRAが作った施設と考えることができるでしょう。

 

競争馬としての寿命を決めると言われているのが、入厩前の育成です。

吉澤ステーブルに預託された馬たちは、このBTCでしっかり仔馬のときから馴教・鍛錬を重ねることができるのですから、ノーザン系全盛の今となっても、際立つ存在感を示すことができるのでしょう。

 

そんな吉澤ステーブルの西の分場が、吉澤WESTです。

吉澤ステーブルは他に、東の分場である吉澤EASTも構えておりますが、今回は、吉澤WESTに絞ってお伝えしたいと思います。

 

吉澤WESTは、2012年に滋賀県甲賀市に設立されました。

馬房数200以上、屋根付き坂路を完備するなど豊富な設備で、しっかりトレーニングできる、非社台の馬にとっては願ってもない施設です。

主な活躍馬にはゴールドシップ、ジャスタウェイなどを輩出しており、その調教技術にも定評があると言われております。

 

そんな吉澤WEST上がりの馬の成績はコチラです。

 

外厩 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回値 複回値
232- 212- 241-2223/2908 8.0% 15.3% 23.6% 93 82

 

勝率8%、複勝率23%と、成績の方は際立って良い成績ではありませんが、

驚くべきはその回収値の高さです。

何と単勝ベタ買いで93%の回収率です。

先ほど申しましたその育成・調教技術もさる事ながら、吉澤WESTは日高・浦河生産馬中心ですので、千歳・安平生産のノーザン・社台系に比べて人気になりにくく、配当のうまみが非常に期待できると言えます。

 

これだけ取ってみても、吉澤WESTは、非常に優秀な外厩先と言えるのではないでしょうか?

 

吉澤WESTは、栗東の名立たる名調教師にも、ご贔屓にされていると聞きます。

しがらきや天栄に預託された馬には、NF直系のスタッフが、ローテーションから調教度合いに至るまで、多岐に渡り調教師に進言してくることでしょう。

かたや、G1馬を何頭も手がけた、JRA屈指の名調教師たち。

そうした進言?を快く思わない調教師も、少なからずいると思います。

その分、吉澤グループは生産を手がけていないので、WESTへ預託した馬の育成・調教を全うするだけ。

調教師の立場からしたら、ローテーションや調教を決めるのは自分の仕事だから、預託した馬の調教だけお願いしますよと、割り切って仕事できる存在が、吉澤WESTなのではないでしょうか?

 

少し脱線しましたが、次に、先ほどの表から、芝とダート別に抜き出してみました。

 

馬場状態 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回値 複回値
109- 119- 129-1050/1407 7.7% 16.2% 25.4% 53 72
ダート 123- 93- 112-1171/1499 8.2% 14.4% 21.9% 132 91

 

はっきり明暗が分かれました。

芝の方が好走率が高いですが、回収値を見ると、あんまり買いたくない感じ。

ゴールドシップや、ジャスタウェイと芝の活躍馬が多いイメージですが、最近は芝を席巻する猛者(ノーザン系)がおりますからね。

芝では苦戦を強いられていると言わざるを得ません。

 

逆に、ダートは鬼のような回収値となっております。

吉澤WEST上がりのダートという、これだけで、十分に儲けを出す事ができる数字。

さすが、仔馬の時からノーザン系に勝るとも劣らない施設でしっかり稽古してきた賜物でしょうか?

 

最後に、ダートのみ2017年からの年度別成績を見てみましょう。

 

年・年月 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回値 複回値
2019年 43- 20- 39-297/399 10.8% 15.8% 25.6% 155 101
2018年 38- 37- 41-410/526 7.2% 14.3% 22.1% 162 102
2017年 42- 36- 32-464/574 7.3% 13.6% 19.2% 88 73

 

年々成績が右肩上がりになっているので、これからも期待できそうです。

少々の外れには目をつむってでも、吉澤上がりの馬を愚直に買い続けてみるのも手かも知れません。

傾向が非常に分かり易いので、使い勝手も良さそうですし、私は個人的に、1番使えると思っている外厩が吉澤WESTだと思います。

 

あなたも、吉澤WESTのダート、試してみては?

 

今回は以上です。

ありがとうございました。

 

投稿者プロフィール

高橋 広治
高橋 広治
データを駆使した戦略競馬の賢才
人と違う視点や切り口で競馬を分析することに長けている頭脳派。データ分析ソフト『TARGET』を使いこなして、周りがアッと驚く馬券術を生み出す。そのレベルは折り紙付きだ。

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