『ローテーションから2019年秋華賞を展望』田中洋平

 

2019年クラシック最終戦へのトライアルレースが、

すべて終わりました。

 

本番とトライアルレースの関係は以下の通り。

 

◆菊花賞

セントライト記念(1〜3着)

神戸新聞杯(1〜3着)

 

◆秋華賞

紫苑S(1〜2着)

ローズS(1〜3着)

 

今回は秋華賞を展望してみましょう。

 

秋華賞のメインのトライアルレースは、やはりローズS。

 

過去10年で前走ローズS組が、12連対しています。

 

09年 レッドディザイア

10年 アパパネ

11年 ホエールキャプチャ

12年 ジェンティルドンナ

13年 メイショウマンボ

14年 ヌーヴォレコルト

15年 ミッキークイーン

16年 不在

17年 リスグラシュー

18年 カンタービレ

 

ざっとですが、

ローズSから秋華賞というローテーションで、

3着以内に好走した馬たちです。

 

その後も活躍する有名な馬ばかりですね。

 

この前走ローズS組が、

本番の秋華賞で活躍するには、ある特徴があります。

 

それは前走1〜5番人気で、1〜5着に入った馬。

 

前評判が高くて、実際に上位に好走した安定馬ですね。

 

勝率22% 連対率48% 複勝率57%

単勝回収率65% 複勝回収率102%

 

過去10年で23頭が該当して、

このような成績になっています。

 

やはり注目は連対率48%でしょう。

 

このパターンの馬を押させておけば、

2回に1回は連対するというのは、心強いデータですね。

 

◆2019年ローズS

1着 ダノンファンタジー(1番人気)

2着 ビーチサンバ(6番人気)

3着 ウィクトーリア(2番人気)

4着 シゲルピンクダイヤ(4番人気)

5着 メイショウショウブ(8番人気)

 

こう考えると、

しっかり勝ち切ったダノンファンタジーは不動の中心ですかね。

 

あとウィクトーリアとシゲルピンクダイヤが2番手、3番手。

 

そして念のためビーチサンバは、

桜花賞5着の実績馬ですし、押さえておいた方が良さそうな感じ。

 

で良さそうな印象です。

 

続いてG3に昇格した紫苑S組が、

16年ヴィブロス、17年ディアドラと秋華賞を勝利。

 

これまでローズS組が優勢だったのに、

近年は紫苑S組が大活躍するようになりました。

 

グレード競走になったことで好メンバーが集まりやすく、

勢力図に変化が起きたか?という声もチラホラ。

 

◆2016年紫苑S

1着 ビッシュ(1番人気10着)

2着 ヴィブロス(3番人気1着)

3着 フロンテアクイーン(12番人気14着)

4着 パーシーズベスト(9番人気7着)

5着 パールコード(4番人気2着)

 

◆2017年紫苑S

1着 ディアドラ(3番人気1着)

2着 カリビアンゴールド(13番人気18着)

3着 ポールヴァンドル(11番人気9着)

4着 ブラックオニキス(15番人気6着)

5着 ライジングリーズン(秋華賞出走せず)

 

上記が紫苑S上位メンバーの秋華賞での成績です。

 

まず注目が2016年2着のヴィブロスですが、

この馬は後にドバイターフを制して、

香港マイルでも2着に入る強い馬。

 

そして2着にだったパールコードは、

紫苑Sで2番人気の推されるも、直線で前が壁になる不利。

 

切り替えして外に出すも、

馬群に囲まれて満足に追えないまま、ゴールして5着でした。

 

その不利を競馬ファンは分かっているので、

秋華賞で4番人気に推されて2着に好走。

 

秋華賞の次、エリザベス女王杯でも4着に入り、

この馬もかなり強いと言えます。

 

続いて2017年の秋華賞勝ち馬ディアドラですが、

2019年8月にイギリスのナッソーステークス(G1)を勝つ馬。

 

香港カップ2着の実績もあり、普通に強い馬ですよね。

 

このように見ていくと、

紫苑Sが好メンバーが揃うようになってタフになり、

秋華賞で活躍するようになったという意見は、微妙。

 

ただ単に、出走していた馬が規格外に強かっただけ。

とも言えます。

 

◆2018年紫苑S

1着 ノームコア(エリザベス女王杯2番人気5着)

2着 マウレア(紫苑Sで故障、引退)

3着 ランドネ(8番人気6着)

4着 パイオニアバイオ(9番人気12着)

5着 ハーレムライン(17番人気15着)

 

2018年の紫苑Sで上位に入った馬の、

秋華賞での成績がこの通り。

 

パッとしませんね。

 

では最後に、2019年の紫苑S上位の馬を見てみましょう。

 

◆2019年紫苑S

1着 パッシングスルー

2着 フェアリーポルカ

3着 カレンブーケドール

4着 レッドベルディエス

5着 フィリアプーラ

 

勝ち馬のパッシングスルーは、

フローラSでウィクトーリアと0.1秒差の4着。

展開ひとつで逆転もありそうな印象。

 

あとはやはりオークス2着のカレンブーケドールでしょう。

早め先頭から押し切るタイプですが、

紫苑Sは徹底マークで目標にされましたからね。

 

秋華賞で有力馬が集いマークが甘くなれば、チャンスはありそうです。

 

今年はオークス馬のラヴズオンリーユーが回避ですし、

昨年のアーモンドアイのような怪物は不在。

 

オークスから直行で強力なのは、クロノジェネシスくらいでしょう。

 

ローテーションから攻めると、

それほど対象馬が多くないので楽に絞れそうです。

 

・ダノンファンタジー

・ウィクトーリア

・シゲルピンクダイヤ

・ビーチサンバ

・パッシングスルー

・カレンブーケドール

・クロノジェネシス

 

ぜひ参考にしてください。

投稿者プロフィール

田中洋平
田中洋平
田中洋平(日刊スポーツ公認のコンピ指数研究家)
かつてはダイニングバーの経営者だったが、現在は競馬研究ひと筋。「競馬最強の法則」の馬券ブラックジャーナルコーナーにおいて、2009年に逃げ穴馬馬券術を紹介。2010年には同誌にて「コンピアナライズを追え」で巻頭でデビューを果たし、2012年にKKベストセラーズより「新コンピアナライズ・ゾーンレベル」を出版。現在は日刊スポーツ公認のコンピ指数研究家として日刊公式ウェブサイト「極ウマ・プレミアム」にてコラム、テクニカル6を連載中。また重賞特集号として日刊スポーツが発行しているタブロイド紙のコンピ予想も担当している。

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