『単勝1倍台の狙えるポイントとバッサリ切るポイント!』田中洋平

 

単勝1倍台の馬が馬券圏外に飛ぶ。

 

または、せめて2着以下に負けてくれれば、

馬券で儲けることができるのにな。

 

こんな風に思ったことはありませんか?

 

単勝1倍台の馬は圧倒的1番人気に推されるだけあって、

なかなか死角が少ない。

 

この馬は飛ぶな!とバッサリ切れるデータが少ないですよね。

 

例えば、私が得意とする普遍の法則でフィルターに掛けてみましょう。

 

馬体重 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回値 複回値
~399kg 0- 0- 1- 0/ 1 0.0% 0.0% 100.0% 0 110
400~419kg 12- 3- 5- 4/ 24 50.0% 62.5% 83.3% 78 92
420~439kg 80- 32- 22- 39/ 173 46.2% 64.7% 77.5% 76 83
440~459kg 221- 97- 56- 112/ 486 45.5% 65.4% 77.0% 74 84
460~479kg 404- 157- 72- 125/ 758 53.3% 74.0% 83.5% 85 92
480~499kg 345- 150- 81- 141/ 717 48.1% 69.0% 80.3% 77 88
500~519kg 229- 102- 64- 88/ 483 47.4% 68.5% 81.8% 76 89
520~539kg 103- 45- 24- 47/ 219 47.0% 67.6% 78.5% 76 87
540~ 34- 8- 4- 19/ 65 52.3% 64.6% 70.8% 88 78

 

 

馬体重が460kg以上あれば、競走馬として合格!としています。

 

実際、G1などの重賞で活躍している馬の大半が、

馬体重460kg以上であるということ。

 

基本的に重い馬は強くて、軽い馬は弱い。

 

これが世の常識です。

 

ですが、単勝1倍台に推されるような馬は、

馬体重による成績の差は、あまり見られないですね。

 

この理由は以下のことが考えられます。

 

牝馬限定戦で馬体重が450kg以下の軽い馬ばかりだと、

馬格によるアドバンテージが発生しないので、軽い馬でも堅実に走れる。

 

ということ。

 

競馬はレースに出走しているメンバー単位での比較なので、

周りが軽い馬ばかりなら、軽い馬でも活躍できるということですね。

 

このように単勝1倍台の馬を、馬体重で甲乙を付けるのは厳しそうです。

 

そして次に馬齢を見てみましょう。

 

年齢 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回値 複回値
2歳 426- 161- 91- 126/ 804 53.0% 73.0% 84.3% 82 91
3歳 692- 283- 160- 298/1433 48.3% 68.0% 79.2% 78 87
4歳 237- 112- 60- 105/ 514 46.1% 67.9% 79.6% 76 88
5歳 66- 36- 16- 41/ 159 41.5% 64.2% 74.2% 71 81
6歳 7- 2- 2- 5/ 16 43.8% 56.3% 68.8% 70 76

 

 

競走馬は4歳の秋ごろを成長のピークに、

その後は徐々に下降曲線を描いて衰えていきます。

 

近年は育成技術の発達により、

高齢でも激走する馬が目立ちますが、それは目立っているだけ。

 

3~5年単位の大きなデータで分析すると、

高齢馬の好走率が落ちるのは確実です。

 

私は2~5歳をアスリートとして現役レベルと考え、

6歳以上は一段評価を落とすイメージです。

 

まれに高齢でも高いパフォーマンスを発揮する馬もいますが、

これは完全に異端な存在なので気にする必要なありません。

 

そのことを踏まえて単勝1倍台の年齢別データをご覧ください。

 

6歳になってもそこまで大きく成績が落ちているように見えないですね。

 

6歳になっても単勝1倍台に推される馬は、

イチロー選手のような異端な存在なのでしょう。

 

普遍の法則の馬齢でも、甲乙を付けるのは難しそうです。

 

どうすれば単勝1倍台の馬が飛ぶタイミングが分かるのか?

 

ズバリ!お答えしましょう。

 

それは前走との斤量さです。

 

斤量とは騎手の体重とも言えますが、

牡馬に比べて牝馬は2kg軽い設定がされていたり、

ハンデ戦になると斤量差が5kg以上ある場合もあります。

 

要はレースを面白くするため、

競走馬の能力を一定の範囲に揃えるための「重り」でも言えるでしょう。

 

この斤量は出走するレースによって違って、

前走は53kgだったけど、今回は55kgを背負うなど、

色々なパターンがあります。

 

またザックリですが、

斤量1kgで0.2秒の差があると言われています。

 

斤量6kgの差があれば、

1秒の実力差がひっくり返せる計算になりますね。

 

このように斤量がレースの勝敗に及ぼす影響は、

かなり大きいということが分かって貰えたと思います。

 

では単勝1倍台の馬の斤量の増減について見てみましょう。

 

前走斤量 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回値 複回値
増減無し 900- 385- 233- 370/1888 47.7% 68.1% 80.4% 76 88
今回増 233- 109- 47- 95/ 484 48.1% 70.7% 80.4% 77 88
今回減 114- 42- 17- 40/ 213 53.5% 73.2% 81.2% 87 89

 

 

「増減なし」と「今回増」については成績差が少ないですが、

「今回減」は明らかに成績が良いですね。

 

単勝1倍台とただでさえ強い馬が、

前走より斤量が軽くなることにより、高いパフォーマンスを発揮できる。

 

楽に走れるという印象でしょう。

 

前走斤量 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回値 複回値
今回減 114- 42- 17- 40/ 213 53.5% 73.2% 81.2% 87 89
今回1~1.5kg減 37- 16- 9- 18/ 80 46.3% 66.3% 77.5% 74 85
今回2~2.5kg減 53- 19- 5- 19/ 96 55.2% 75.0% 80.2% 91 88
今回3kg以上減 20- 5- 3- 3/ 31 64.5% 80.6% 90.3% 104 100

 

 

さらに今回2kg以上軽くなった馬は、好走率がググっと上がります。

 

それと同時に回収率もいい感じにググっと上がりますね。

 

では反対に斤量が増えた場合を見てみしょう。

 

前走斤量 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回値 複回値
今回増 233- 109- 47- 95/ 484 48.1% 70.7% 80.4% 77 88
今回1~1.5kg増 185- 83- 32- 74/ 374 49.5% 71.7% 80.2% 79 88
今回2~2.5kg増 31- 15- 9- 15/ 70 44.3% 65.7% 78.6% 71 85
今回3kg以上増 12- 9- 5- 6/ 32 37.5% 65.6% 81.3% 65 90

 

 

前走より斤量が2kg以上増えた馬は、成績がガクッと落ちますね。

 

斤量が増えたことにより、

思っていたほどパフォーマンスを発揮できない。

 

こんなことが起こっているのかもしれません。

 

単勝1倍台に推されるような強い馬でも、

この斤量の増減は、成績に差が出るポイントです。

 

上手く活用して、あなたのオリジナル馬券術に繋げてください。

 

投稿者プロフィール

田中洋平
田中洋平
田中洋平(日刊スポーツ公認のコンピ指数研究家)
かつてはダイニングバーの経営者だったが、現在は競馬研究ひと筋。「競馬最強の法則」の馬券ブラックジャーナルコーナーにおいて、2009年に逃げ穴馬馬券術を紹介。2010年には同誌にて「コンピアナライズを追え」で巻頭でデビューを果たし、2012年にKKベストセラーズより「新コンピアナライズ・ゾーンレベル」を出版。現在は日刊スポーツ公認のコンピ指数研究家として日刊公式ウェブサイト「極ウマ・プレミアム」にてコラム、テクニカル6を連載中。また重賞特集号として日刊スポーツが発行しているタブロイド紙のコンピ予想も担当している。

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