『長距離はペースを読む能力や駆け引きを制する力が必要か?』田中洋平

 

「長距離は騎手で買え」という格言があるように、

長距離はペースを読む能力や駆け引きを制する力が必要と言われます。

 

そこで、改めて「長距離はベテラン騎手」が買いなのか?

検証してみました。

 

検証期間は近3年分で、対象は芝2100m以上のレース。

 

◆デビュー1~3年

勝率8% 連対率15% 複勝率22%

単勝回収率69% 複勝回収率66%

 

◆デビュー4~10年

勝率7% 連対率15% 複勝率21%

単勝回収率69% 複勝回収率70%

 

◆デビュー11~20年

勝率7% 連対率14% 複勝率22%

単勝回収率62% 複勝回収率71%

 

◆デビュー21年~

勝率9% 連対率16% 複勝率24%

単勝回収率82% 複勝回収率71%

 

と、やはりデビュー21年目以上のベテラン騎手の成績が優秀。

 

そして意外と1~3年目の騎手の成績が良いのですが、

これには理由があります。

 

外国からJRA所属になったルメール、デムーロ騎手、

そして地方からJRA所属になった、

戸崎、岩田、内田、柴山、小牧、岡田騎手が混じっているからですね。

 

上記8名を抜いた状態で、もう一度成績を見てみましょう。

 

◆デビュー1~3年

勝率3% 連対率8% 複勝率13%

単勝回収率66% 複勝回収率58%

 

◆デビュー4~10年

勝率6% 連対率12% 複勝率18%

単勝回収率65% 複勝回収率65%

 

◆デビュー11~20年

勝率7% 連対率14% 複勝率21%

単勝回収率61% 複勝回収率72%

 

◆デビュー21年~

勝率9% 連対率16% 複勝率24%

単勝回収率82% 複勝回収率71%

 

1~3年と4~10年の成績が落ちましたね。

 

これで芝の長距離レースは、

デビューからの年数が経っている方が成績が良い

という正しいデータになったと思います。

 

格言の通り、長距離は騎手で買いましょう。

 

ちなみに海外組みのルメール、デムーロ騎手と、

地方組みの戸崎、岩田、内田、柴山、小牧、岡田騎手の

8名の成績がこちらです。

 

◆海外、地方移籍組

勝率14% 連対率26% 複勝率36%

単勝回収率79% 複勝回収率81%

 

とくにルメール騎手と戸崎騎手はバツグンの成績です。

 

この方向でもっと深く掘り下げて行くと、

芝の長距離戦を騎手で取捨選択する馬券術が作れそうですね。

 

ぜひ独自に研究されてみてください。

 

 

投稿者プロフィール

田中洋平
田中洋平
田中洋平(日刊スポーツ公認のコンピ指数研究家)
かつてはダイニングバーの経営者だったが、現在は競馬研究ひと筋。「競馬最強の法則」の馬券ブラックジャーナルコーナーにおいて、2009年に逃げ穴馬馬券術を紹介。2010年には同誌にて「コンピアナライズを追え」で巻頭でデビューを果たし、2012年にKKベストセラーズより「新コンピアナライズ・ゾーンレベル」を出版。現在は日刊スポーツ公認のコンピ指数研究家として日刊公式ウェブサイト「極ウマ・プレミアム」にてコラム、テクニカル6を連載中。また重賞特集号として日刊スポーツが発行しているタブロイド紙のコンピ予想も担当している。

ファイブスター

最後は、新聞のシルシや人気を参考にしてませんか?それだと競馬で勝てませんよね。なぜなら、その他大勢と同じ意見を選択すると、負け組みに転落するのが競馬のルールだからです。他の人に差をつけるためには、どうすればいいのか?そこでオススメするのが、新聞のシルシや人気に関係なく、競走馬の能力を数値化したオリジナルの裏評価です。