『関屋記念(GⅢ)2019ミッキーグローリー血統考察』YRA

血統調査員のYRAです。

「血統表は競走馬の設計図!」ということで。

 

今週は8月11日に開催された関屋記念(G3)を勝ったミッキーグローリーを取り上げます。

 

新潟競馬場にて開催されたサマーマイルシリーズ第2戦、関屋記念。

7枠13番ミッキーグローリーはスタートやや出負けで道中は後方から。

直線に入っても後方4番手のポジション。

長い直線でジワジワと脚を伸ばし、残り200mでエンジン点火すると、鋭く伸びて抜け出して優勝。

本馬はこれで7勝目。

重賞は2018年9月9日の京成杯オータムハンデ(G3)以来、2勝目。

ミッキーグローリーの父ディープインパクトは現役時代、7つのG1を制した「日本近代競馬の結晶」と言われる歴史的名馬。

種牡馬としても2012年から2018年現在まで7年連続で種牡馬ランク首位。

競走馬としても種牡馬としても日本競馬の代表的存在。

(2019年7月30日逝去)

 

母メリッサは現役時6勝。主な勝ち鞍は北九州記念(G3)

繁殖としてはこれまでデビュー済み産駒3頭を送り出しており、半姉(父マンハッタンカフェ)は未勝利。

全弟カツジはニュージーランドトロフィー(G2)の勝ち馬。

本馬を含めディープインパクトとの配合では2頭とも勝ち上がっておりこの組み合わせの良好さが窺える。

 

父ディープインパクトと母父ホワイトマズル(ノーザンダンサー系)の組み合わせは、京都大賞典(G2)など重賞4勝を上げ秋華賞(G1)にも2着に入った実績馬スマートレイアーがいる。

 

また、本馬が持つLyphardのクロスは顕彰馬ジェンティルドンナや、父の産駒として初めてダービーを制したディープブリランテなどがおり、ディープインパクトの成功配合パターンの1つである。

関屋記念は新潟1600mの外回りということで日本最長の最後の直線で差し切る瞬発力が求められるレース。

血統配合としては父サンデーサイレンス系×母父ノーザンダンサー系の組み合わせの好走率が最も高く、過去10年で1着5回 2着2回 3着1回といった成績。

勝ち馬の5頭全てがDanzigまたはLyphardを持っていたことが血統的特徴である。

この2頭はノーザンダンサー系短距離馬として、スピード・瞬発力を伝えやすい為、本コースの長い直線の決め手勝負にうってつけというわけである。

 

また、本レース勝ちパターン配合のうち過去2頭は父ディープインパクトであった。

この勝ち馬2頭はともにDanzig、Lyphardの両方を持っていた。

ディープインパクトに入るLyphard一本よりも母系にもう一本瞬発力を重ねることでより効果が高まるというわけである。

本馬はDanzigの代わりにもう一本Lyphardを入れておりクロスが成立している。

このクロスは先述した通り父の成功配合パターンであり、これにより「スピード・瞬発力」が本馬に継承された。

その結果、本レースに求められる能力と完全に合致し、最後のあのキレ味を生み出すことに繫がったのである。

投稿者プロフィール

YRA
YRA
血統の設計図から好走率を占う予想家
趣味の一口馬主が高じて牧場通いをするも「馬関係者でも走る馬はわからない」という結論に至る。そこから少しでも走る馬を見極めるために血統に没頭。血統から展開されるレース回顧は好評を得ている。

ファイブスター

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