『新潟記念(GⅢ)2019ユーキャンスマイル血統考察』YRA

血統調査員のYRAです。

「血統表は競走馬の設計図!」ということで。

 

今週は9月1日に開催された「サマー2000シリーズ」最終戦、新潟記念(G3)を勝ったユーキャンスマイルを取り上げます。

 

4枠7番ユーキャンスマイルは、道中は中団の最内で待機。

最終コーナーから直線にかけて徐々に進出を開始する。

直線に入り馬場の真ん中に持ち出して追い出すと、一気に前をとらえて残り200mの地点で先頭に抜け出す。

最後は2着馬との叩き合いとなったが、クビ差制して優勝した。

本馬はこれで5勝目。

重賞はダイヤモンドステークス(G3)以来2勝目となった。

ユーキャンスマイルの父キングカメハメハは現役時代、日本で8戦7勝。

2004年のダービーを制して、同年の秋初戦・神戸新聞杯(G2)を制した後、屈腱炎を発症しそのまま現役を引退した。

主な勝ち鞍はNHKマイルカップと日本ダービー。

2018年の種牡馬ランクは第2位。

2011・12年には種牡馬ランク1位に輝いたこともある。

 

母ムードインディゴの現役時の主な勝ち鞍は、府中牝馬ステークス(G3)。

G1でも2着に入った実績を持つ(秋華賞)。

血統背景は、父ダンスインザダーク(サンデーサイレンス系)×母父Sharpo(ネイティヴダンサー系)の組み合わせ。

サンデーサイレンス系なので交配相手は非サンデーサイレンス系となる。

本馬に至るまで、キングカメハメハ→キングカメハメハ→クロフネ→キングカメハメハと交配しており、デビュー済み産駒4頭に対して3頭が勝ち上がっている。

この3頭の中から重賞を勝った本馬を輩出しているので繁殖力は高い。

 

父キングカメハメハは、非サンデーサイレンス系としてサンデーサイレンス系肌馬との交配でここまでの種牡馬としての地位を築いた。

成功配合パターンのほとんどが母父サンデーサイレンス系との組み合わせである。

本馬の「父キングカメハメハ×母父ダンスインザダーク」という組み合わせは、

天皇賞(秋)と宝塚記念を制したラブリーデイが同じ。

また、朝日チャレンジカップ(G3)等、重賞3勝を上げたショウリュウムーンも同じ組み合わせである。

 

新潟記念の舞台である新潟2000m(外回り)は、最後の長い直線の決め手+持久力も求められる。

その為、スタミナ型の血脈を持つ馬の好走率が高いレース。

本馬が持つスタミナ型ノーザンダンサー系のNureyevとNijinskyの血は有効で、過去10年の勝ち馬のうち7頭がこの血を内包する馬であった。

このように良い脚を長く使える血統パターンが好走するレースということは、今後も覚えておいた方が良いポイントだ。

投稿者プロフィール

YRA
YRA
血統の設計図から好走率を占う予想家
趣味の一口馬主が高じて牧場通いをするも「馬関係者でも走る馬はわからない」という結論に至る。そこから少しでも走る馬を見極めるために血統に没頭。血統から展開されるレース回顧は好評を得ている。

ファイブスター

最後は、新聞のシルシや人気を参考にしてませんか?それだと競馬で勝てませんよね。なぜなら、その他大勢と同じ意見を選択すると、負け組みに転落するのが競馬のルールだからです。他の人に差をつけるためには、どうすればいいのか?そこでオススメするのが、新聞のシルシや人気に関係なく、競走馬の能力を数値化したオリジナルの裏評価です。