『ローズステークス(GⅡ)2019ダノンファンタジー血統考察』YRA

『ローズステークス(GⅡ)2019ダノンファンタジー血統考察』

血統調査員のYRAです。
「血統表は競走馬の設計図!」ということで。

今週は9月15日に開催された秋華賞トライアル、ローズステークス(G2)を勝ったダノンファンタジーを取り上げます。

4枠4番ダノンファンタジーは絶好のスタートを切るも、押さえて中団に控える形。
道中も中団のポジションで前を窺いながらレースを進めた。
直線追い出しを開始すると、じわじわと脚を伸ばして前を捉えにかかり、ゴール前できっちりとクビ差差し切って優勝。
コースレコードをマークして着差以上に地力の違いを見せつける内容となった。
これで重賞は、KBCファンタジーS(G3)、阪神ジュベナイルフィリーズ(G1)、チューリップ賞(G3)に続く4勝目。

 

 

ダノンファンタジーの父ディープインパクトは現役時代、7つのG1を制した「日本近代競馬の結晶」と言われる歴史的名馬。
種牡馬としても2012年から2018年現在まで7年連続で種牡馬ランク首位。
競走馬としても種牡馬としても日本競馬の代表的存在。
(2019年7月30日逝去)

母ライフフォーセールは現役時、アルゼンチンのG1を2勝。
主な勝ち鞍はセレクシオンデポトラカンス大賞(ダ2000m)とブエノスアイレス州大賞(ダート2200m)。
繁殖として、デビュー済み産駒は本馬を含み3頭。
交配は、ハーツクライ(中央未勝利)→キングカメハメハ(1勝)→ディープインパクト(本馬)。
上2頭は特筆すべき成績を残せていないが、3頭目の本馬で待望のG1馬を輩出した。

母父Not For Saleはブエノアイレス市大賞(ダート1000m)を制したアルゼンチンのG1ホース。
血統ラインはフォルティノ~Grey Sovereignのナスルーラ系。
ディープインパクト産駒の早期活躍仕様の条件の1つに母父短距離馬との配合があり、この点が合致している。

ディープインパクトと母父の配合例は本馬の他になし。
母父ナスルーラ系との組み合わせでは、ディープブリランテ(日本ダービー(G1))、アルアイン(皐月賞(G1)、大阪杯(G1))がいる。

ローズステークスは過去10年のうち8勝をサンデーサイレンス系種牡馬が制している。
その中でもディープインパクトが5勝と他を圧倒。
(他のサンデーサイレンス系種牡馬の優勝回数は、ハーツクライ1回、ゼンノロブロイ1回、アグネスタキオン1回)
本馬もその例に漏れず、父ディープインパクトの相性の良さを本レースで示す結果となった。

投稿者プロフィール

YRA
YRA
血統の設計図から好走率を占う予想家
趣味の一口馬主が高じて牧場通いをするも「馬関係者でも走る馬はわからない」という結論に至る。そこから少しでも走る馬を見極めるために血統に没頭。血統から展開されるレース回顧は好評を得ている。

ファイブスター

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