『神戸新聞杯(GⅡ)2019サートゥルナーリア血統考察』YRA

血統調査員のYRAです。

「血統表は競走馬の設計図!」ということで。

 

今週は9月22日に開催された菊花賞トライアル、神戸新聞杯(G2)を勝ったサートゥルナーリアを取り上げます。

 

3枠3番サートゥルナーリアは、五分のスタートを切ると道中は2番手の位置からレースを進める。

最終コーナーから直線に向くと自然な流れでスッと先頭へ。

直線に入るとノーステッキでそのまま後続を突き放し完勝。

本馬はこれで5勝目。

重賞はホープルフルステークス(G1)、皐月賞(G1)に続き3勝目となった。

サートゥルナーリアの父ロードカナロアは現役時代、国内外で19戦13勝(2着5回3着1回と馬券圏外は一度もなし)。

主な勝ち鞍は香港スプリント(2回)、スプリンターズステークス(2回)、高松宮記念、安田記念とG1を6勝。

2013年には年度代表馬に選出されている。

自身はスプリント~マイルで活躍したが、産駒は名牝アーモンドアイ(牝馬3冠、ジャパンカップ、ドバイターフ)やステルヴィオ(マイルチャンピオンシップ)、そして本馬(ホープフルステークス、皐月賞)と種牡馬としての距離の守備範囲は広い。

2017年デビュー(2015年産駒)がファーストクロップで、2018年種牡馬ランクは第7位。

2019年のさらなる飛躍は確実。

 

母シーザリオは現役時、日米オークスを制した。

繁殖として、エピファネイア(菊花賞、ジャパンカップ)、リオンディーズ(朝日杯フューチュリティ)、そして本馬(ホープフルステークス、皐月賞)とG1馬3頭を輩出。

競走馬としても繁殖牝馬としても名牝と呼ばれるにふさわしい存在。

血統背景は、父スペシャルウィーク(サンデーサイレンス系)×母父Sadler’s Wells(ノーザンダンサー系)の組み合わせ。

 

父ロードカナロアは非サンデー系なので母方にサンデーを持つ肌馬との交配が強みであり、成功の近道。

事実、先述したG1馬3頭はいずれも母方にサンデーを持っている。

 

 

本レースはMr.Prospectorを持つ馬が過去10年で6勝。

好走配合はサンデーサイレンス系×ネイティブダンサー系(またはその逆)の組み合わせで、過去10年で4勝(2着1回3着2回)。

この2点はいずれも本馬の血統表と合致している。

 

 

ロードカナロアの系統であるKingmambo系の種牡馬は、産駒に高い成長力を伝えることが特徴の1つ。

ステルヴィオもアーモンドアイも3歳夏を越して、もう1段階成長した。

本馬が本レースで見せた高いパフォーマンスもその成長力の表れだ。

 

この後、菊花賞に進まないことを陣営が明言しているので、この後は古馬との初対戦となる天皇賞(秋)かジャパンカップだろう。

いずれにしても、さらなる成長を遂げた本馬の今後には楽しみしかない。

投稿者プロフィール

YRA
YRA
血統の設計図から好走率を占う予想家
趣味の一口馬主が高じて牧場通いをするも「馬関係者でも走る馬はわからない」という結論に至る。そこから少しでも走る馬を見極めるために血統に没頭。血統から展開されるレース回顧は好評を得ている。

ファイブスター

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