『エリザベス女王杯(GⅠ)2019ラッキーライラック血統考察』YRA

血統調査員のYRAです。

「血統表は競走馬の設計図!」ということで。

 

今週は11月10日に開催されたエリザベス女王杯(G1)を勝ったラッキーライラックを取り上げます。

 

1枠2番ラッキーライラックは好スタートを切ると、抑えて他馬に前を行かせる形を選択。道中は中団8番手の内側のポジションからレースを進める。

ゆったりとしたペースながらきっちりと折り合い、向正面でも8番手の位置は変わらず。

4コーナーから進出を開始すると直線はインを突いて4~5番手から追い出しを開始。

残り200m付近で2番手に浮上。

そのまま勢いは衰えず、最後は2着馬を1.1/4馬身差し切って優勝。

かつての2歳女王が名手スミヨンに導かれ、見事復権を果たした。

ラッキーライラックの父オルフェーヴルは現役時、21戦12勝。

主な勝ち鞍はクラシック3冠、有馬記念(2回)、宝塚記念。

2011年の年度代表馬。

2012年と13年には凱旋門賞で2着となった実績を持つ。

血統背景は父ステイゴールド×母父メジロマックイーンで、この組み合わせは本馬に代表されるように一世を風靡したニックス配合。

種牡馬としては2017年度デビュー組が初年度産駒で2017年はランク61位。

2018年は13位と競走成績を考えるとやや伸び悩んでいる。

 

母ライラックスアンドレースは現役時、アメリカで9戦3勝の戦績。

主な勝ち鞍はアシュランドステークス(G1)。

現役引退後、繁殖として種付けされた状態で日本に輸入された。

産駒は、未勝利(父Henrythe navigator)→3勝(父ディープインパクト)→5勝(父オルフェーヴル、本馬)→1勝(父ディープインパクト、現役)。

日本の種牡馬との交配ではこれまで全頭勝ち上がり。

そして本馬のような大物も出している。繫殖力は高いと言える。

血統背景は父Flower Alley(~フォーティナイナー~Mr.Prospector~ネイティブダンサー系)と母父Seattle Slew(~ナスルーラ系)の組み合わせ。

 

父の代表産駒は今のところ本馬とエポカドーロ(皐月賞)。

この2頭に共通するのは母父がフォーティナイナー系ということで、大物を輩出するには意識すべきポイントである。

また、オープンクラスの産駒であるサラス(マーメイドS(G3)、現役)とアルドーレ(現役)はフォーティナイナーの父Mr.Prospectorを持つ。

このことから、父とこの系統の組み合わせは成功配合パターンの1つであると言える。

 

本レースは、Sadler’s Wellsを持つ馬の相性が良い。

過去10年で4勝、2着3回、3着2回の好成績を残している。

本馬も母父系にSadler’s Wellsが入っており、この好走条件に合致していた。

尚、2着のクロコスミアもこの条件に合致しており、今年で3年連続2着となった点は覚えておきたい。

投稿者プロフィール

YRA
YRA
血統の設計図から好走率を占う予想家
趣味の一口馬主が高じて牧場通いをするも「馬関係者でも走る馬はわからない」という結論に至る。そこから少しでも走る馬を見極めるために血統に没頭。血統から展開されるレース回顧は好評を得ている。

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