『チャンピオンズカップ(GⅠ)2019クリソベリル血統考察』YRA

血統調査員のYRAです。

「血統表は競走馬の設計図!」ということで。

 

今週は12月1日に開催されたダート王者決定戦 チャンピオンズカップ(G1)を制したクリソベリルを取り上げます。

 

3枠5番クリソベリルは五分のスタートから道中はスッと3番手の位置を確保。

3~4コーナーで後続が殺到するも、慌てず騒がず。

直線に入ると追い出しを開始するが、すぐに加速せず少しもたつく。

残り200mを切って2着馬に並ばれたところでようやくエンジン点火。

逃げた3着馬とのあいだを、勢い良く突き抜けていき優勝。

本馬はこれで6戦6勝。無敗で中央G1初制覇となった(地方GⅠ含め2勝目)。

クリソベリルの父ゴールドアリュールは現役時、中央・地方で16戦8勝。

芝・ダートで戦ったがダートでは9戦7勝とダート適性に特化していた。

主な勝ち鞍はジャパンダートタービー、ダービーグランプリ、東京大賞典、フェブラリーステークス。

サンデーサイレンス産駒初のダートG1馬である。

2018年種牡馬ランク第10位。

2017年逝去。

 

母クリソプレーズは現役時、23戦3勝(条件馬)。

血統背景は父エルコンドルパサー(~Mr.Prospector~ネイティブダンサー系)と母父Riverman(~ナスルーラ系)の組み合わせ。

繁殖としてデビュー済み産駒はこれまで本馬を含め7頭。

クリソライト(父ゴールドアリュール、ジャパンダートダービー(G1)・コリアカップ(G1))

マリアライト(父ディープインパクト、エリザベス女王杯(G1)・宝塚記念(G1))

リアファル(父ゼンノロブロイ、神戸新聞杯(G2))

と本馬を合わせ、G1馬3頭を含む重賞馬4頭を輩出している。

未勝利は1頭のみ。名牝と呼ぶに相応しい繫殖力である。

 

父ゴールドアリュールがサンデーサイレンス産駒でありながら、ここまでダート適性に突出したのは母父Nureyevの影響によるところが大きい。

産駒においてもこのダート色を意識した配合を施すことでダートの大物が出現する。

その為、素直にNureyevの血を増強することはもちろん有効。

全兄クリソライト(ジャパンダートダービー)やゴールドドリーム(GⅠ4勝)がこれに当てはまる。(ゴールドドリームはNureyevのニアリークロス(母Specialのクロス)を持つ)

 

本レースの馬券傾向は現行開催となった2014年以降、Vice Regentの血が毎年馬券圏内に入っている。

過去5年で3勝・2着2回・3着3回と抜群の成績。

今年2着に入ったゴールドドリーム(2017年には優勝)も該当しており、来年以降も覚えておいて損はないポイントである。

投稿者プロフィール

YRA
YRA
血統の設計図から好走率を占う予想家
趣味の一口馬主が高じて牧場通いをするも「馬関係者でも走る馬はわからない」という結論に至る。そこから少しでも走る馬を見極めるために血統に没頭。血統から展開されるレース回顧は好評を得ている。

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