『阪神ジュベナイルフィリーズ(GⅠ)2019レシステンシア血統考察』YRA

血統調査員のYRAです。

「血統表は競走馬の設計図!」ということで。

 

今週は12月8日に開催された2歳女王決定戦 阪神ジュベナイルフィリーズ(G1)を制したレシステンシアを取り上げます。

 

2枠4番レシステンシアは絶好のスタートから迷わずハナを切る。

結果的にはこの最初のポジション争いで勝負あり。

本馬の戴冠は決まった。

道中は後続を大きく離すこともなく楽な様子での逃げ。

3~4コーナーでクビ差程度のリードまで詰め寄られるが、手応えは持ったまま。

直線に入り、追い出しを開始すると後続を突き放す。

残り200mを切る付近では完全にセーフティリードの域。

最後は5馬身の差をつけ、レコード圧逃劇が完結した。

本馬はこれで3戦3勝。無傷のまま2歳女王となった。

レシステンシアの父ダイワメジャーは現役時、28戦9勝。

主な勝鞍は皐月賞、天皇賞(秋)、マイルチャンピオンシップ(2回)、安田記念。

ダートで初勝利を挙げ、G1の舞台・皐月賞で芝の初勝利を飾るという異色の経歴を持つ。

その後、喘鳴症を患うも復活し、天皇賞(秋)を制した姿は多くのファンに感動を与えた。

妹には名牝ダイワスカーレットがいる。

2018年種牡馬ランク第6位

 

母マラコスタムブラダは現役時、アルゼンチンで9戦6勝。

主な勝鞍はヒルベルトレレナ大賞(G1・芝2200m)

血統背景は父Lizard Island(~デインヒル~Danzig~ノーザンダンサー系)と母父Poliglote(~Sadler’s Wells~ノーザンダンサー系)の組み合わせ。

繁殖としてデビュー済み産駒はこれまで本馬を含め2頭。

半兄は父ブラックタイドでデビューから2連勝でオープン入りしている(現役)。

2頭目の本馬で今回のG1初制覇。

繁殖としての能力が非常に高いと言える。

 

父ダイワメジャーと母父デインヒル系の組み合わせはこれまで本馬の他には、JBCスプリント(ダートG1)を制したブルドッグボスが代表格。

このブルドッグボスとはNijinskyを持つ点でも合致しており本馬のデビュー前に私は、活躍の主戦場はダートになるのではないかと予想していた。

組み合わせよりも母の芝適性が素直に伝達されたと考えられる。

 

過去にダイワメジャー産駒で本レースを制したのは2015年のメジャーエンブレム。

このメジャーエンブレムとは母方にSadler’s Wellsを持つ点が同じ。

メジャーエンブレムはこの後クラシック戦線を歩み、NHKマイルカップを制した。

今回の結果から本馬も来年の牝馬クラシック戦線の主役の1頭になったことは間違いない。

どのような道を歩んでいくのか今から楽しみである。

投稿者プロフィール

YRA
YRA
血統の設計図から好走率を占う予想家
趣味の一口馬主が高じて牧場通いをするも「馬関係者でも走る馬はわからない」という結論に至る。そこから少しでも走る馬を見極めるために血統に没頭。血統から展開されるレース回顧は好評を得ている。

稼ぎに直結する日刊コンピの法則:無料メルマガ登録