『ホープフルステークス(GⅠ)2019コントレイル血統考察』YRA

血統調査員のYRAです。

「血統表は競走馬の設計図!」ということで。

 

ついに2019年の競馬が終わりました。

今週は、そんな今年最後のG1、12月28日に開催されたホープフルステークス(G1)を勝ったコントレイルを取り上げます。

 

 

2枠2番コントレイルは五分のスタートから道中は4番手の位置を選択。

3コーナーから少しだけ促すと進出を開始。

4コーナーから直線に向くと早くも2番手の位置でそのまま持ったままで先頭へ。

ここで追い出しを開始すると他馬を寄せ付けずあっさりとゴール板を駆け抜けた。

本馬はこれで3連勝。無傷でのG1初制覇。

来年のクラシック戦線は主役で王道を歩むことになる。

 

 


コントレイルの父ディープインパクトは現役時代、7つのG1を制した「日本近代競馬の結晶」と言われる歴史的名馬。

種牡馬としても2012年から2018年現在まで7年連続で種牡馬ランク首位。

競走馬としても種牡馬としても日本競馬の代表的存在。

(2019年7月30日逝去)

 

母ロードクロサイトは現役時、未勝利。

繁殖としてこれまで2頭がデビュー済み。

交配はゴールドアリュール→ダイワメジャーでいずれも勝ち上がっている。

本馬は3頭目で、初めてディープインパクトとの交配による産駒となる。

 

母父Uubridled’s Song は父Unbridled ~Mr.Prospectorのラインでネイティヴダンサー系。

ディープインパクトと母父Unbridled系との組み合わせはニックス。

ダノンバラード(AJCC(G2))、ダコール(新潟大賞典(G3))らがいる。

また、本馬と全く同じとなる父ディープインパクト×母父Uubridled’s Songの組み合わせは、朝日杯フューチャリティーステークス(G1)を制したダノンプラチナがいる。

 

先述したように母自身は競走馬として結果を残すことはできなかった。

しかし、その母Folkloreはアメリカでブライダーズカップジュベナイルフィリーズとメイトロンステークスという短距離ダートのG1を制している。

母系がマイラーorスプリンターであることはディープインパクト配合において早期始動するためのセオリー。

 

このように本馬はディープインパクト配合における早期始動条件+活躍条件を満たしている。

クラシック戦線を歩む資格は十分に持っているといえる。

 


と、このように本馬のデビュー前に自身のNETKEIBAのコラムで考察しました。

このニックス配合はとてもわかりやすいので覚えておくとPOGでも役に立ちます。

 

ちなみに、母父アンブライドルドはディープインパクトの他にハーツクライともニックスです。

ディープインパクトとハーツクライはサンデー系種牡馬のワンツーですが、両馬ともに母方にリファールを持つという共通点があり、この血がこの2頭の配合を考える際のポイントとなるわけです。

このような「血の共通点」が、両馬とも同じ馬とニックスになる理由で、他にもディープインパクトのニックスであるストームキャットはハーツクライとのニックスでもあるのです。

その為、「父ディープインパクトで成功した牝馬だからハーツクライとの配合でもいけるかも(逆も然り)」という見立ては成り立つのです。

このこともPOG等で覚えておきたいおススメ理論です。

 

それにしても血統的にこの舞台は絶好とは言えないと思っていたので、ここまでの力の差を見せつけられたことには驚きました。

朝日杯を快勝したサリオスとの戦いが今から楽しみです。

 

3着となった推奨馬◎ワーケアは勝ち馬との力の差を見せつけられる形にはなりましたが、後方できっちり折り合い、最後の直線の外からの伸びは良かったのでこれからの成長に期待が持てる内容でした。

投稿者プロフィール

YRA
YRA
血統の設計図から好走率を占う予想家
趣味の一口馬主が高じて牧場通いをするも「馬関係者でも走る馬はわからない」という結論に至る。そこから少しでも走る馬を見極めるために血統に没頭。血統から展開されるレース回顧は好評を得ている。

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