『フェアリーステークス(GⅢ)2020スマイルカナ血統考察』YRA

血統調査員のYRAです。

「血統表は競走馬の設計図!」ということで。

 

今週は1月13日(月)に開催された、フェアリーステークス(G3)を勝利したスマイルカナを取り上げます。


1枠1番スマイルカナは好スタートを切るとハナを主張。

競りかけてくる馬もおらず、道中は2馬身程の差をつけて逃走。

3~4コーナーで1馬身程に差を詰められるも、鞍上・柴田大知の手綱は持ったまま。

直線に入り、追い出しを開始すると2馬身にリードを広げた。

追い込んでくる後続は無く、最後は流したままでゴールイン。

終わってみれば2着馬に2.1/2馬身差をつける1人旅で完勝だった。

本馬はこれで3勝目。連勝で重賞初制覇となった。

スマイルカナの父ディープインパクトは現役時代、7つのG1を制した「日本近代競馬の結晶」と言われる歴史的名馬。

種牡馬としても2012年から2019年現在まで8年連続で種牡馬ランク首位。

競走馬としても種牡馬としても日本競馬の代表的存在。

(2019年7月30日逝去)

 

母エーシンクールディは現役時、中央と地方で38戦15勝とタフに走った。

繁殖としてデビュー済み産駒は本馬を含め2頭。

半兄は父ディープブリランテとの交配で地方馬(勝ち上がり済、現役)。

母にとって中央での初勝利、そして今回の初重賞制覇のいずれも本馬がもたらすこととなった。

血統背景は父Distorted Humor(フォーティナイナー~Mr.Prospector~ネイティブダンサー系)×母父Storm Cat(~ノーザンダンサー系)の組み合わせ。

 

母母父にあるStorm Catの血は父ディープインパクトとニックス。

G1馬だけで、キズナ(日本ダービー)、エイシンヒカリ(イスパーン賞(仏G1)、香港C(香港G1))、リアルスティール(ドバイターフ(ドバイG1))、サトノアラジン(安田記念)、ラキシス(エリザベス女王杯)、アユサン(桜花賞)、Study of Man(ジョッキークラブ賞(仏G1))がいる。

 

また母父父にあるフォーティナイナーの血は、オーストラリアG1・マッキノンステークスを制したトーセンスターダムと同じ。

このように父と好相性の血を内包している好配合であると言える。


 

…..と、こうして分析してみると重賞を勝つ能力があることも全く不思議ではないですが、戦前の予想では大本命アヌラーダプラに◎を打ちました。

血統的にも今の中山にピッタリと思っていたので、正直ここでのコラムもアヌラーダプラを書くことで頭がいっぱいでした(笑)

結果は周知の通り見せ場すらなく惨敗…

ルメール騎手によると距離が長いとのことでしたが果たして・・・?

今後に活かせれるようにまだまだ勉強が必要です。

 

勝ったスマイルカナは春のクラシック戦線に向けて、ここで貴重な賞金加算ができました。

ここまで逃げたレースでは負けなしですし、本番に向けて有力な逃げ馬として順調に歩んでいって欲しいです。

明確な逃げ馬がいる方が本番のレースも盛り上がりますしね。

今後のさらなる成長を期待しながら見守っていきたいと思います。

 

投稿者プロフィール

YRA
YRA
血統の設計図から好走率を占う予想家
趣味の一口馬主が高じて牧場通いをするも「馬関係者でも走る馬はわからない」という結論に至る。そこから少しでも走る馬を見極めるために血統に没頭。血統から展開されるレース回顧は好評を得ている。

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